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女神と魔神のギフトより勘違い特性が最強のスキルだった件~神魔覆滅させるもの~  作者: まん丸


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第百八十六話 監視網の突破口と魔神の知恵


「サモナクバ実力ヲモッテ排除スル」

無機質な警告音声が地下空洞に響く

十数体の監視用オートマタが赤い単眼で一行を捉えている

巨大スクリーンには苦しげに眠るユウマの姿

「ふざけるな!」

ガガルが戦斧を握りしめる

「モルモット扱いしおって! 今すぐこの鉄クズどもを!」

「待ちなさいガガル」

リリスが冷静に制止した

「あの警告無視できないわよ下手に暴れればユウマに何があるか分からない」

スクリーンに映るユウマのバイタルサインらしきものが不安定に揺れている

「ではどうすれば…!」

アリアが焦りの色を見せる

「このままでは…」

「…抜け道は必ずあるはずよ」

リリスは周囲を鋭く観察した

張り巡らされたケーブル配管そしてオートマタの規則的な動き

「完璧すぎるシステムには必ず歪みが生まれるものよ特にこんな旧時代の遺物ならね」

彼女の目は空洞の一角ある太い配管が壁に繋がる部分に向けられていた

「アイ」

リリスが呼びかける

「あんたのそのエルフの目で見てみなさいあの配管の接続部分何かおかしなところない?」

「え? あそこ?」

アイは言われた通り目を凝らす

エルフ特有の優れた視力が微細な違和感を捉えた

「…あ! なんかそこだけ魔力の流れが変かも! 古い補修跡みたいな感じ?」

「ビンゴね」

リリスは不敵に笑った

「あれはおそらく廃棄された古いダストシュートか何かよ最新の監視網からは外れているはずだわ」

「しかしどうやってあそこまで…」

ガガルが訝しむオートマタの包囲網は厳重だ

「だから力押しはダメだって言ってるでしょ」

リリスはため息をついた

「アリアあんたの出番よ」

「わたくしですか?」

「ええあんたの聖なる力で幻影を作り出しなさいユウマの姿をした幻影をねそしてそれを囮にしてオートマタの注意を引きつけるのよ」

「なっ…! 賢者様のお姿をそのような!」

アリアは躊躇する

「いいからやりなさい!」

リリスの強い口調にアリアは仕方なく頷いた

彼女は祈りを捧げユウマそっくりの光の幻影を作り出したそれはあまりにもリアルで眠っているユウマそのものに見えた

「よしその幻影をゆっくりとこっちの通路へ誘導して!」

リリスが指示を出す

アリアが幻影を動かすとオートマタたちの赤い単眼が一斉にそちらへ向いた!

「監視対象ノ移動ヲ確認追跡スル」

オートマタたちが幻影を追い通路の奥へと消えていく

「今よ!」

リリスの合図で一行は素早く配管の接続部分へと駆け寄った

ガガルが力を込めると古びた接続部の蓋が音を立てて外れた

その奥には人が一人やっと通れるほどの狭く暗いダクトが続いていた

「ここから鳳凰の間へ繋がっているはずよ急いで!」

リリスを先頭に一行は次々とダクトの中へと滑り込む

ガガルが最後に入り蓋を元に戻した

狭く埃っぽいダクトの中

しかし彼らの心には希望の光が灯っていた

ユウマはもうすぐそこだ

リリスの知恵と仲間たちの協力

そしてユウマ自身の存在が引き起こす奇妙な幸運

それらが複雑に絡み合い一行はついに王の監視網を突破した

だがその先に待ち受けるものが何かまだ誰も知らない

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