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女神と魔神のギフトより勘違い特性が最強のスキルだった件~神魔覆滅させるもの~  作者: まん丸


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第百八十四話 崩落の階段と隠された道


鋼鉄の番人オートマタを打ち破り

一行は荒廃した螺旋階段をさらに上へと進んだ

ユウマのいる鳳凰の間はおそらく塔の最上階に近い場所にあるはずだ

しかし彼らの行く手を阻む新たな障害が現れた

階段が途中で完全に崩落していたのだ

瓦礫と大量の土砂が山のように積み重なり

その先の道筋を完全に塞いでいる

「ちっ! 道がねえじゃねえか!」

ガガルが忌々しげに舌打ちする

彼は巨大な土砂の山に手をかけ力任せにどかそうとした

「待ちなさいガガル!」

リリスが鋭く制止した

「下手に動かせば塔全体が崩れかねないわよこの構造は脆すぎる」

リリスの言う通りガガルが触れただけで土砂の一部がパラパラと崩れ落ちた

「ではわたくしが…!」

アリアが一歩前に出る

「聖なる力で土砂を固め安全な道を作りましょう!」

彼女が光を集めようとした瞬間

塔の壁に残っていた古い魔術紋様が不気味な光を放ちアリアの聖力を弾き返した!

「くっ…! 古代の防御術式…!?」

アリアは驚愕するここはただの忘れられた塔ではないらしい

「どうすんだよこれ…」

アイが途方に暮れた顔で土砂の山を見上げる

「やっぱガガルっちがぶっ壊すしかなくない?」

「だからダメだって言ってるでしょ!」

リリスがアイの頭を軽く叩く

一行は完全に手詰まりだった

力押しも魔法も通用しない

ユウマを助けたいという焦りだけが募る

その時だった

アイがふと土砂の山の一点を見つめた

「…あれ?」

彼女は何か気になるものを見つけたかのように土砂の山に近づき

瓦礫の隙間に手を差し入れた

「おい危ないぞアイ殿!」

ガガルが止めようとするがアイは構わず何かを掴んで引き抜いた

それは古びたレバーのようなものだった

「なんだこれ?」

アイが不思議そうにそのレバーをぐいっと引いた瞬間

ゴゴゴゴゴゴ……。

土砂の山の一部が音を立てて横にスライドした!

その奥には人一人がやっと通れるほどの狭く暗い通路が現れたのだ

「隠し通路…!」

アリアが息を呑む

「へえ…やるじゃないギャル」

リリスも少し感心したように言った

「ただの偶然かあんたのエルフの勘か知らないけどね」

「えへへまあね!」

アイは得意げに胸を張った

どうやらこの星見の塔は王城本体と繋がる秘密の通路も兼ねていたらしい

その入り口が崩落によって隠されていたのだ

「よし! ここから行けるかもしれん!」

ガガルが先頭に立ち狭い通路へと身を滑り込ませる

リリスアリアアイも続く

暗く狭い通路

しかし確実に城の中心部へと続いている気配がする

ユウマの元へと続く道がようやく見えた

一行は希望を胸にその闇の中へと進んでいった

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