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平均以上の君とあった日

いつも平均以下の高木大介はいつもつまらなそうに生きていた。だがそんなつまらない日々も谷山璃々の存在で少しづつつまらない平均以下の生活から平均以上へと変わりつつあった。平均以下と平均以上一般的に陽キャと陰キャてきな存在だがそこまで相性の悪い陽キャ陰キャじゃないがそんな二人が二年生の始業式で隣の席になり...

岐阜県立青葉山高等学校。偏差値48。テスト順位240人中150位。身長167cm。


この世のほとんどが平均以下の僕はつまらない日々を過ごしていた。


16歳高校二年生になる高木大介たかぎだいすけ


僕は平均以下の男だ。今日から新しいクラスだ。


平均以下の僕でも新しいクラスは楽しみだ。新しい友達、新しい担任、、、


そんな気持ちでクラス発表を見た。


1組23番高木大介 と書かれてあったのを見た。仲いい友達は1.2人はいる。しかし


知っている名前が少ないのもあったことで少しネガティブな気分にはなったが


まあ切り替えて教室に行くことにした。


教室は2年1組。4階だったこともありさらにネガティブになったが教室のドアを開けた。殺風景だ。当たり前だ。まだ特にほとんど知り合いがいなそうな人たちだ。


???「よっ」振り返ると久しぶりに見るあいつの顔があった。


名前は川久保泰宏かわくぼやすひろ


俺と違い少し陽キャなこともありすぐにクラスになじめそうだった。


「同じクラスだな!」


「うん」


「今年もよろしくー!」


「うん」


「それじゃ座るか!」


「そうだね」


そして僕は座った。友達づくりの基本として隣の人に話しかけるというのが一般的だ


しかもうちの学校は学期ごとにしか席替えがない。だから少なくとも4か月ほどその隣の人と一緒に活動していくわけだ。できれば男がいい。そう思っていたけれど、女子だった。しかもまあまあかわいい。平均以下の俺が言うのもなんだけど平均以上の顔だった。そうめちゃくちゃかわいいわけではない。普通の女子にくらべて可愛く感じた。しかし、困ったものだ。僕はそこまで女子に免疫があるわけではない。


むしろないほうだ。それでも話しかけなければスタートダッシュができなくて積む可能性だってある。そのため勇気を出して話しかけることにした。


「よろしく!名前は?」


(なんか言い方キモイな)


「谷山璃々っていうの!りりって気軽に呼んで!」


「わかった。僕の名前は高木大介。だいすけってよんで」


「はーい!」


元気のいい子だと素直に感じた


・・・


しばらく沈黙が続いた


まあ現実時間にしてはたったの5秒かもしれない。10秒かもしれない。しかし男女の壁や初対面だったこともあり、次の言葉が出なかった、、、先に口を出したのは彼女の


方からだった。


「ねね!前はどのクラスだったの!先生は誰だろうね!楽しみだね!晴れてよかったね!」


彼女の方も焦りながら会話デッキをあさっているような気がするほど「クラス」「先生」「天気」と一気に使ってきた


「まえのクラスはね、1組だったよ!だからまた同じ1組だよ。先生はやっぱり新井先生がいいよね優しいし。」


新井先生は地学の先生でいつも笑顔でやさしく僕含めて生徒から絶大な人気があった。


「そうだよね、新井先生はうわさでしか聞いたことないけど優しくて人気なんだよね!あっちなみに私は4組だった!階違うしあったことないかもね笑。


あっねぇラインつなごうよ!」


「いいよ」


ラインをつないだ。別に女子のラインを持っていないことはないのだがやっぱりうれしい。っていうか女子のラインをもらってうれしくない男なんかいないとさえ思った。


スタンプを送ってきた。自分の持っているスタンプだ。だからそのスタンプで送り返した。そしたら目が合った。やっぱりかわいい。平均以上だが顔がとにかく整っている。そうしてたらりりが、


「あっそういえば部活は入っているの?」


「入ってないよ」


「え?入ってないの笑わたしは入っているよ!帰宅部」


とドヤ顔で言ってきた


「同じじゃん笑」


「え?笑った?今笑ったよね?なんかかわいいね笑う顔」


女子にそんなこと言われるとさすがに照れてしまう。少し手汗が増して顔がほんのり赤くなるのを感じた。


「そっそんなことないよ」


「え?なんか顔赤いよ!照れてんのか!笑」


「照れてねえよ!」


そんななか平均以下という生活がずっとだと思っていたこの人生のなかで最大の転機が僕に訪れるのであった。

ここまで読んでくれてありがとうございます!カクヨムのほうでも投稿しています!初心者なので指摘してくれると助かります!

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