青空が嫌いだ
いつか、来るって知ってます。
あたしは青空が嫌いだ
水平線のむこうまで ひろがって
とびつづけていくのなら みえてくるのは
きっと あたしの知らない国
あたしは青空が嫌いだ
地平線のあっちまで のびてるし
はばたいていくのなら たどりつくのは
きっと あたしの知らない世界
わくわく するだろう?
あなたは いつも 目を輝かせていうわ
きらきらして すごく綺麗
あたしの嫌いな 青空をうつして もっと綺麗
うれしそうに みあげたのはあなた
かなしそうに うつむいたのはあたし
ねえ 知ってる?
あなたが とびたっていく青空は
あなたが とびさってしまう青空なんだよ
あなたが とびこんでいく青空は
あなたを うばっていく青空なんだよ
だから
あたしは青空が嫌いだ
返せ
返してよ
あたしの あなたではないんだろうけど
あたしと あなたの時間は
あたしと あなたのものだったんだから
返せ
返せ
返せ!
返してってば
おねがい
あたしは やっぱり 青空が嫌いだ
雲におおわれてしまえ
雨でふやけてしまえ
星空のまま あけないでいればいい
おまえの 罪は消えなんかしない
あなたといっしょに
とんでいけもしないあたしを
あなたのとなりで
はばたけもしない無力を
じぶんで ぜんぜん 責めないわけじゃあないけど
大嫌いな 青空をみあげるたび
くやしくて にらんでるのはあたし
かなしくて うつむいてくのもあたし
でも、やなんだもん。
やだって、言うしかできないけど。