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魔物使いで奴隷使い  作者: しおだれはみさーもん
第二章
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第六話【繋がり】

お久しぶりの投稿です。

「え?本当ですか!?あ、ありがとうございます!」


ビッグフラワーを無事倒したアレン達は、依頼達成の報告をしに依頼者であるセリアがいる孤児院まで戻って来ていた。


「はい。これがビッグフラワーを倒した証拠になる花びらになります」


「わぁ~大きいですね。こんなに大きなサイズのは初めて見ました!」


「そうなんですね」


「はい。この大きさだと売ったら相当な額になると思います」


「なるほど……ならお譲りしますよ!」


「えっ!!ぇぇえええ!?!?」


セリアが驚きの声を上げる。


「どうしました?」


「どうしましたって…これをくれるって言うのですか?」


「はい。そうですけど?」


「でも、これはアレンさん達が頑張って倒したモンスターのドロップ品じゃないですか!それを……」


「まぁそうですけど、俺達が使うよりもセリアさんや子供たちに使ってあげた方がいいと思います」


「で、でも私ここら辺で商人の知り合いなんていませんし」


「あ、それなら俺達をここまで連れてきてくれた商人を紹介しますよ?ちょっと待っていて下さい」


「え?」


そう言ってアレンは一旦その場を離れ、外で待っていた商人にあらかた説明をして、セリアの元へ連れてきた。


「どうも、アレンの旦那のご紹介によりやってまいりました商人のアルフ=アルテリアと申します」


「こ、こんにちは……セリアと言います」


「セリアさんですね?なるほど」


そう言ってアルフは、孤児院の中を見渡しながら何かを考えている様だ。


「あの、何かありましたでしょうか?」


「いえ、なんでもありません。旦那が言っていたビッグフラワーの花びらは、これですかい?」


「え、えっとはい。これです」


「ほぉ、確かにビッグフラワーの物で間違いないですな。花びらの大きさも良くツヤもいい。状態は完璧と言っていいでしょうな」


「そ、そんなに凄いんですか?」


「はい。これほど大きな花びらは中々無いと思います。正直私が見た中でも、トップクラスの品質ですよ!旦那達冒険者の言葉で言うならレアドロップというやつですな」


「へ、へぇ~。そうなんですか」


セリアは、若干引き気味に答える。


「はい。なのでこれだけの高品質ならば、そうですね……これくらいでどうでしょう?」


そう言いながら指を二本立てる。


「に、ににに二万コルですか!?!?」


「はい。その通りでございます。いかがなさいますか?」


この世界では、食料が大体三コル~六コル程で武器や防具なども買うとなると最低でも十コルはかかる。


つまり、この花びらはそれだけの価値があると言うことだ。


「そ、それはいくら何でも高すぎませんか!?ほ、本当にいいんですか!?」


「ええ。その代わり条件があります」


「じょ、条件ですか?なんですか?」


「恐らくセリアさんの今の状況を考えると食料の調達や子供たちの衣類等を入手しにくいと思います。それに、このボロボロの孤児院。いつ崩れてもおかしくないと思います」


「え、ええ。確かにそうですね。追い払われる事がほとんどですね……」


「そこで提案なのですが、私の商会にこのビッグフラワーの花びらを売って頂く代わりに、衣食住を保証しましょう。もちろん他の商品や物資等も用意致します」


「えっと。そ、それってどういうことですか?」


「簡単に言えば、私の商会が経営している宿や食堂などを自由に使って貰って構いません。その代わりに働き手が不足しているので、セリアさんに手伝って欲しいのです」


「な、なるほど……。ですが、どうして私達のためにそんな…元とはいえこの子達は奴隷でした。世間の人達はみんな毛嫌いしているのにどうして……」


「私は、元々奴隷が大嫌いでした。そんな私を変えてくれたのがアレンの旦那とメダリア嬢でしてね。この方達がいなければ私の相棒であり、家族のランホースの暴走を止められず、職と家族を失う所でした。だから、私もアレンの旦那みたいに奴隷やあなたみたいな方の力になりたいと思ったのですよ」


「そうだったんですね……ありがとうございます。こんなに親切にしてもらって。是非お願いしたいです!」


「はい。こちらこそよろしくお願いいたします」


「よかったわね。あの子達もこれからマシな生活が送れるわね」


「ああ、そうだな。今まで辛い思いをしてきただろうしな」


「はい。あの時の私達の行いが商人さんを変えて、セリアさん達を救ってくれたなんて何か嬉しいですね!」


「だな。こんな俺達でも人の役に立てるんだな……」


「ふふっ。さて、私達は外に出ようかしら?色々契約の話があるでしょうし?」


「だな。邪魔しても悪いしな」


「そうですね!」


「あ、あの!」


アレン達が外へ出ようとすると、セリアが呼び止める。


「ん?どうしました?」


「えっと、あ、ありがとうございました!!」


そう言って深々と頭を下げるセリア。


「いえいえ、お礼を言われるような事は何もしていないですよ。俺達はあくまで手助けをしただけですので」


「それでもです!本当に、本当にありがとうございました!!」


「ははっ。どういたしまして。俺達は外の空気を吸いに出てますので、ゆっくりこれからの事を話し合ってください」


「はい!分かりました!本当にありがとうございました!!!」


セリアは再度感謝の気持ちを伝えると、アルフと共に今後の事を相談し始めたのであった。


最後まで読んでいただきありがとうございます!

ようやく体調が戻ったのでまた少しづつ書いていきますのでよろしくお願いいたします。

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