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俺はコロナになった

3月31日

俺が高校生でいられる最後の日であり、そして俺のこれから通う予定だった大学の登校日だ。


その日俺はベットで苦しみに悶えながら寝ていた。


4月1日

大学の入学式である。


皆が高揚してこれから始まる新しい大学生活に胸躍らせながら、新しい友人を作って仲良くなったりラインを交換したりする最高のイベントの一つだ。


俺はそれをYouTube上に上がってた生配信で一人寂しく咳をしながら見ていた。


4月2日

俺は今この文章を書き綴っている。


4月1日

保健所から連絡がかかってきて、今週の金曜日まで外に出るなと言われた。


ようは俺の大学生活は4月の8日、いや、土日を挟んで11日からということになったわけだ。


まあ、もちろんまだ予定は貰っていないし、もしここから俺の体調が悪化すれば長引く可能性は十分にある。

でも。まあとにかく4月8日までは俺は隔離処分確定だ。


何故こうなったのか。遡ると3月の26日まで遡る。


3月の26日


その日は珍しく普段は元気いっぱいの妹が体調を崩した。


喉の痛みを訴えだした。

また咳も少し出始めた。


その日は病院も予約がいっぱいだったし、時間的にも遅い時間だったので市販の薬を飲ませてからゆっくり休ませた。


3月の27日


妹の病状が悪化して激しく咳をし、激しい喉の痛みや頭痛は起き。体温を測れば38度前後であった。


母親はすぐさま妹を病院に連れて行った。


そして医者から咽頭炎と言われた。


因みにコロナの検査は受けていない。


ただ、お医者様がそういうんだと納得し、薬を貰い妹は完治するかと思った。


3月の28日


母親が咳をしだし、喉の痛みを訴えた。

咽頭炎だと思い、薬を飲んで寝た。


3月の29日


母親の症状は激しい咳に激しい喉の痛み、頭痛で体温も38度を超えた。

そして俺も喉の痛みを感じ、また咳が出て、微熱があった。


流石にヤバいと病院に行った。


咽頭炎が頭にちらつきつつも。今のご時世だ。


コロナの確率が80%以上あるだろ、そう思った。というか妹も咽頭炎じゃなくてコロナだろう、そう思った。


いや、あの医者絶対間違えただろそう思った。


そして俺と母は検査をした。


3月の30日


コロナだった。


昨日貰った薬を飲み少し症状は安定する、それでも辛い。


熱は38度を余裕で超えて、汗でシャツはぐっしゃりだった。


家を漁るがろくに食料がなかったので、母親と妹が初めてのイオンネットスーパーを使って。非接触で買い物を済ませる。


それと同時に大学生活がこけたな。明日登校日だよ、明後日入学式だよ。


ふざけるなよ。俺が何をしたっていうんだよ。


別に県外にも言ってないし、家にこもってオタクライフを満喫してただけだよ。


何でだよ。なんでなんだよ。


その思いに駆られた。


まあ、ほぼ100%コロナの感染源は妹だろう。


医者からは咽頭炎とか言われたらしいがpcr検査してないらしいし。一番家から外に出てマスク外しての部活動に学校等があり。友人とも遊んでるのだから。


俺はまあ、その間家にこもってゲームをするかラノベを読むかして有意義な時間を過ごしていた。

もちろん全く家に出ないという訳ではないが、行く場所なんてのは週に一度近くのコンビニとゲームセンターでの一番くじの在庫確認&値段確認と本屋さんへ行くくらいだ。


自慢ではないが一度もマスクを外してない。

というか外す必要がない。


まあ、妹が具合を崩す数日程前はずっと俺は家にこもりんしていたので、コロナ菌を持ち込みようがないが。


さて、自己正当はこれくらいにして、まあ、何だ。


とにかく何ともいえないやるせなさと、虚しさと辛さに襲われている。


だって。そうだろう。


コロナにかからないように気を付けて、家からも出ずにこもりんして、大学生活を楽しみにしていたら、妹がコロナ持ってきて、家庭内感染して大学生活初手盛大にこける。


まあ、うん辛い。


で、まあ更に療養しなきゃだし。


大学生活は後れを取る。


そんでもって具合も悪い、凄く悪い。

熱はあるわ、咳は酷いわ喉は痛いわ。


辛い。泣きたい。


ハア。本当にもう最低最悪の気分だ。


本当にね。


ハア。


今日も咳が辛い。

因みに父親は単身赴任中です。

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― 新着の感想 ―
[一言]  ほんとーにスミマセン。  ちょっと不謹慎かもと思ったのです。ですけど……勢いで(それがないと書けないんですけど)書いてしまったんです。  お体に障るので、ホントに安静に養生してください。…
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