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幾度の転生の果てに  作者: いぬかい
1/4

プロローグ

どうも初めまして!

何かアドバイス、意見、質問等あれば、

是非ともお願いします!



「はぁ、はぁ、ハァッ…!」


真っ暗な森の中、彼は脚が振りきれるほど

走り続けていた。


「アオゥーーンン」


森の狩人達は今晩のエサを求めて

追い詰めていく。


「ふざけ、るなよっ!なんで、こんな...!?」


真っ暗な森の中、照らすのはたった一つのお月様のみ

懸命に走るも、大地に脚を捕まれてしまった。


「死にたくない..」

「やめてくれ」


彼の懇願に応えるのは

狩人達の荒い息。


「アォーーーン」


狩人達はエサにありつく。

有坂 冬馬という一匹のエサに。


あとに残ったのは

ぐちゃぐちゃになった肉の塊と

爛々と輝くお月様だった。


ー ー ー ー ー ー ー ー




「あああぁぁぁッッ!!足はあるか!?手はっ!?」

「…夢か。なわけないよな。」


最悪の目覚めだ。そう、あれは夢ではない。

あれは実際にあった、体験した事実。

でも生きてるじゃないか。だって?

あれは「前回の最期」の話。


今までで一番嫌な死に方だった。


俺はこれまでに都合5回は

死んで生き返って死ぬ。を繰り返してる。


もっとも、生き返る度に全くの別人なんだがな。

よくある「死に戻り」ではない。

むしろ「死に戻り」だったらどれだけ良かったか。


毎回生まれも性別も全く違う。

でも共通点がある。

「実親が死んでいる。」「10才で記憶が戻る。」「15才の誕生日で死ぬ。」


そして「どうしようもない」ってことだ。


本当か?って?

俺だって死にたくないよ。

生きるために色々試したさ。


15の誕生日に死ぬんだから

そこを越えれば問題ないって、思ってさ


事故なんてあり得ない、中学校の運動場にいたり。

警察署の牢屋にいたり。

家の毛布の中にいたりさ。


誓って余計なことはしてない。


上から地震による倒壊の圧死。

暴動に巻き込まれ銃殺。

落雷による火災で焼死。


散々だったよ。

他にも色々あったけど、どれもこれもクソみたいだった。


はぁ、今回はどうだろうなー。


10才だからか異様に重い扉を開けて外に出る。


「良い~天気だ~。」


さて状況の確認と。


「青空よし!森よし!ドラゴンよし!」


「ドラゴン??」

「グルゥ?」







また見てくれたら最高です!

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