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おまけ 遺伝について

 おまけのコーナー。


 近年特有の遺伝方式についての研究結果。 及び、推定される事実からの理論。


 ーー進化論ーー


 DNA(遺伝子情報)には、身体の構造機能の設計図のみならず、その人の能力に起因する何かが情報として入力されていることが分かった。


 具体例を上げれば、筋力の高い親から生まれた子は、筋力が高くなりやすい。


 これは、通常の人同士でもあり得る話ではある。


 しかし、最近では、それがより顕著に現れてきている。


 原因としては、魔王の出現、および魔族の活性化が考えられる。


 強力な外敵の出現により、本能がより強い力を求めた結果、遺伝に優秀な力を残そうとする働きが追加されたのである。


 身体能力が強いものは、獣の性質に近い。


 魔法適性の高いものは、魔族の性質に近い。


 これらのことから、先祖からの方向性により、適性が変わってくるのだと考えられる。


 さらにこの研究結果より、ある事実が推定される。


 人、魔、獣の三種類の生物が、現在この世界に住んでいる。


 しかし、これらは元は一つの生命体であったのではないか。 ということである。



 環境に合わせ、あるいは文化に合わせて三種類に方向を別ったのではないか。


 この考え、理論のことを進化論と名付け、今後も研究を続けていきたいと思う。


 しかし、この突拍子もない理論の研究に資金援助を行うものは少ない。


 一つだけ、多額の援助を行ってくれる組織がある。


 その組織からは、研究方法を指定されてしまうが、背に腹は変えられない。


 人獣魔の合成獣(キメラ)……たしかに、私も興味がある。


 psもし、そのキメラが完成すれば、私の理論が正しければ、それは神とも始祖とも呼べる存在であり、それが敵対すれば太刀打ちできるものはいないだろう。

 だから、願うならば、理論が間違っていてほしい。


 Dr.クレモール

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