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裏では

 シェリーはトウヤの死角で最大級のガッツポーズをしていた。


(よっしゃ~!これでお兄様と離れなくて良いどころかお兄様と二人っきりになれる!)


そうシェリーは心の中でもその喜びを噛み締めていた。


本来、王子であるトウヤに女装させ女学院に入学させるに考えれば無理な話だったのだ。

しかし、なぜこのような結果になったかは実はさまざまな理由があった。


それは、トウヤが来る少し前だった。シェリーは兄と離れたくない一心で王室のアイザックとステラの前にいた。

シェリーは兄と離れたくはないとアイザックにそう言った事から始まった。


「ならん!なにを言っているのだシェリーよ!」

「私は、お兄様と離れるのは考えられません!!お兄様と離れるくらいなら女学院には行きません!」

「シェリーよクリスタ女学院に入学するというのは各国にどういう意味を持っているか解っているのか。」

「ええ、解っています!各国の私と同じ姫同士の親睦を深めて対魔族対策の一貫なんでしょう?」

「それだけだと思っているのか?」

「えっ?」

「確かに各国の姫同士の親睦は大切だ。しかし、各国の親睦と言う意味なら王子であるトウヤや各国の王子同士の方が良いと思わなかったか?

だがそれだけではない、確かに1番目の目的は親睦ではあるがその他にも技術の共有や各国の力の底上げの意味がある。

王子なら各国の王となるがそれだけだ。学園に姫を入学させるのは各国のさまざまな力をお互いにに共有し将来、嫁いだ先で各国の力を底上げをし魔族から国民を守るという意味をもっているのだ」


 トウヤ以外に嫁ぐなんて考えられないシェリーは

「それでも、お兄様と離れるのは嫌っ!!」


 シェリーは引くつもりは無かった。

アイザックとシェリーはお互い引くつもりが無かった。

そんな中傍観を決め込んでいたステラが

「は~い、ここまで。」

パンパンと手を叩いた。


「シェリーちゃんもアイザックもお互いこのままだと収集がつかなくなるわ。

それじゃ、お互いのおとしどころを探しましょう。」

「しかし、、。」

「だって、、、。」

アイザックとシェリーは困惑していた


「はいはい、お互いにおとしどころが解らないなら私がつけてあげます。 

まずはシェリー、貴女は女学院には必ず行きなさい。」

「だから、、、!」

「黙りなさい。」

「っ!!」

有無を言わさずステラは続けた。

「次にアイザック、シェリーの護衛をある人物に依頼しなさい。」

「ある人物?」

「トウカ・イザナによ。」

「「!!!!!」」

アイザックとシェリーは目を見開いていた


「なにを言っているんだ!?トウヤは学院に入学は出来ないぞ。」

「なにを言っているのです?トウヤではなくトウカ様ですよ。彼女に失礼じゃないですか?」


ステラはニヤニヤしながらこう言ったのである。

二人はステラの言おうとしているいみをりかいしたのである。

「「、、、、、。」」


そんな二人を見ながらステラは

(全くシェリーちゃんはバレバレなんだから~。あれはお兄ちゃん大好きと言うより異性として見ているわね。うふふふ。

アイザックも本当はシェリーを怒らせたく無いでしょうに。)

ステラの咄嗟の機転で唯一被害を喰らっている息子を思い浮かべた。

(まあ、バレたらトウヤちゃんはチョッキンされちゃうけど。バレないでしょう♪だってあんなに可愛く育ちやってるし。今まで、トウカ・イザナとして色々な舞踏会に連れていってもバレなかったしそれにトウヤにとっても良いことだと思うし~。)


ステラの考えはこうだった。

シェリーはこのままだと兄離れが出来ないだろう、ならシェリーの側にいさせ各国の姫と出会い恋に落ちそれを側で見させることで兄離れをさせるつもりだった。

「はいはい貴方達そろそろそれでいいですか?」

シェリーはすっかりご機嫌になりアイザックはステラに勝てないのが解っているのか反論は無かった。


こうして、裏でトウカ・イザナの入学がすでに決定していたのだ。

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