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トウカ・イザナミ

メッセージをくれた方ありがとうございます!

仕事の日は書けないので休みの日にかいています。読みづらいと思いますが読んでいただければ幸いです。

~トウヤ10歳~ 


 トウヤは自分の国を知りたかった。国王であるアイザックや騎士バック、魔導師ヤルニなどを始めとする駄目な大人達が王宮に居るこの国の国民は大丈夫なのか心配だったのだ。


「ねえエリサ、俺はこの国の国民の暮らしを見てみたいんだ。なんとかならない?」

「えっ?」

エリサは驚いていた。

「エリサには言っとくけど父上があれじゃ、この国の国民は大丈夫なのかって心配でね。」

と俺は冗談っぽく言った。

「ああ~、なるほどです。」


エリサは納得したようだった。

「でも、トウヤ様その格好では直ぐにバレますよ?」

エリサは既にトウヤに協力するのが決定していた。

「そうだ!トウヤ様~~、うふふっ~。」


「エリサ、その手はなに!?」

エリサは手をワキワキと効果音が聞こえそうな動きをしていた。

トウヤはエリサに捕まり王宮のある部屋に連れていかれた。


「「いや~~~~!!」」

その日、ある部屋の中ではトウヤの悲鳴が響き渡ったのでした。




 暫くして豪華な姿鏡には一人の美女が立っていた。漆黒の髪は光を反射し艶やかに流れていた、その整った顔は見るものを虜にする魔性を体現してるかのようだった。

彼女をさらに目立たせているのはその服装であった。彼女の服は大陸の外の島国の民族衣装だった。彼女の容姿と相まって彼女はその妖艶さを更に増していたのである。




美女の可憐な唇がゆっくりと開かれた。

「これが俺?」

そう彼女はトウヤだったのだ。


エリサは満足そうに顔を高揚させ

「私の密かな夢が叶いました。トウヤ様これならバレずに城下に行けますよ。」

「密かな夢って、、。」

「さあ、トウヤ様名前も変えないといけませんね。私の事は`お姉ちゃん、と読んでくださいね。

 トウヤ様はどうしますか?」

「さらっと流したよね!?まあ、良いけど。自分じゃセンスないからお姉ちゃんがつけてよ。」

「お姉ちゃんっ!?おほん、それじゃあトウカってどうですか?」

「トウカかトウヤと似ていて違和感が無くて良いね。よし、それじゃあ私は今からトウカだよお姉ちゃん。」

「妹が出来たみたい~♥それじゃ、行きましょうか?」

こうしてトウカが完成したのであった。



 王宮から外に出るとそこは想像とは違い活気のある町があった。

「驚きましたか、トウカ。ここはクリスタ王国の王都オラトリアです。今回は私の知るクリスタの状況をトウカに教えます。

トウカその後、貴女がどうするかは自分で考え行動してください。」

エリサは先程までの柔らかな雰囲気を一変させ真剣にこちらを見つめてきたのだった。

「それではトウカ行きますよ。」

エリサはそう言うと歩きだしたのだった。


最初に歩いてきたのはオラトリアの商店街だった。

そこは、様々な店が並んでいた。どの店も白を基調にした作りになっていたそれを見ていた俺にエリサは

「トウカは建物がなんで白いのか疑問に思ってませんか?」

まるで俺の心を読んだようにエリサはこうつづけてきた。

「建物が白いのはどの壁も魔族が力を半減させる魔鉱石を練り込んでいるからです。魔鉱石はその属性によって色が違います。

大きく分けて、赤、青、緑、黄、白、黒、透明の7色があります。壁に練り込まれている魔鉱石は聖を司る白い魔鉱石を使っています。

魔族は冥界の祝福を受けた人間が取り込まれたなれの果てと言われています。

当然、冥界からの力を得ているので聖の力が弱点になります。たとえば魔族がこの町に来ると白の魔鉱石のせいで力が出しにくくなります。まあ、力が出しにくくなっていても庶民では太刀打ちが出来ないでしょうね、、。

トウカついて来なさい。」


そう言うとエリサは歩き出した。

歩き出してからしばらくたつとエリサと俺は町の外れに来ていた、そこは王都の中心部と比べるとすごくみすぼらしい町並みになっていた。建物も魔鉱石の力を失ってかくすんだ壁が目立つ建物が並んでいた。

そしてなにより驚いたのがそこに住む住人が痩せ細り、咳が止まらない者までいる始末だった。

「驚きましたか?ここは王都であり王都では無いところですよ。

ちなみに私の故郷になります。まあ、幸い私は魔力がなぜか貴族の方達より強かったおかげで王宮に引き取ってもらえましたけど。

ここは、いわゆるスラムと言われるところです。トウカ、良く聞きなさい。この国は魔族との戦争の為国力が落ちています。国力が落ちることで貴族達の腐敗が続き力の弱い者が虐げられているのです。重い税による貧困、食糧難、病気の蔓延、生活のため昼夜を問わず働いて教育自体受けられない子供が多いのです。いまのアイザック様が補助金をだしてくださってようやくここまで持ち直した訳なんですが、、、、、。

ここはまだ良い方ですよ。」


「、、、、、、!」

俺は言葉を失った。


エリサはこう続けた


「トウカ、貴女はこれを知ってどうしますか?」

エリサはトウカにまるで試すように問いかけてきた。


「エリサ、王宮に戻るぞ!」

演技を忘れ王宮に引き返すのだった。



王宮に戻った俺は王妃ステラとエリサを連れ(アイザックに会っていた。最初は10歳の子供が話す内容を本気でとらえようとはしなかった。

しかしステラとエリサに予めトウヤの案を話しておいたのだ。ステラはトウヤの考えを聞くと驚いた顔の後満面の笑みで私に任せなさいと言ってきたのだった。

ステラに逆らえないアイザックはトウヤの案を聞くしかないのだた。


トウヤはその後すぐに行動を起こした。

まず、悪政を強いていた貴族をすべて廃爵にしたのである。当然、廃爵に抵抗してくる貴族もいたがすべてたった一人で潰したのであった。


次にスラム街の近くに農地を作ったトウヤは痩せた土地に火山石や植物の灰、動物の骨などで作った人工肥料を使って作物を作った。人工肥料の効果は抜群で、通常の3倍収穫を得ることに成功した。


そして、衛生管理として水路の設備や医療費の3割負担など治療を受けやすくしていったのであった。


6歳から10歳まで義務教育も開始をした。教育は国の力になると言うことで国が教育費を負担する事になった。


そして、町から町への関税を無くすことにより物資を無駄なく円滑に行き渡らせたのであった。


アイザック、ステラはこの案を取り入れた心優しき王として支持率が上がっていったのであった。


そして、トウヤはと言うと国王が子供の良いなりになっているのを防ぐためトウカ・イザナミとして表舞台にたつのだった。

貴族を一人で潰しその美知略を兼ね備えたトウカ・イザナミはこの大陸中でクリスタ最強の美姫と呼ばれるようになるのであった。

トウカ・イザナミと言う女学院に入るメインが登場です。

次はようやく女学院に入る流れになります。チョッキンの恐怖でますよ~~WW

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