成長しました。
また投稿しました。
あれから、7年の時が経ちました。前世の記憶から武術を使う為の鍛練を行ってきた。もっとも得意なのは古武術、合気道など日本人のように身体の小さいものでも大きい者に対抗できるように作られている武術で俺は2歳のころより鍛練してきた。
毎朝の日課の王宮のランニング(衛兵に見つからないように気配を消して)を終え、裏庭に在る湖の水面に自分の顔が写った。
「どう考えても女の子みたいな顔だよな。」
そう水面に写った顔は、とても綺麗な顔立ちだった。髪は漆黒のつやの在る綺麗なストレート、目は髪の色と同じ見ていると吸い込まれそうな目だった。
「自分で見てこれだもんな。」
そう、自分で見ても綺麗で見惚れてしまう。王宮内でも自分を見る目が解ってしまうのだ。
「女の子からモテるのは良いけど、男から見られるのは気持ち悪いよな。」
実は、そこまで人を引き付けるのはスキルのせいでもある。通常、8歳で稀に目覚める事が在る魔眼「鑑定」である。俺は3歳で目覚めていた。
ちなみに、俺のスキルはこうなっていた。
トウヤ・クリスタ
HP1500/1500
MPーーー/ーーー(測定不能)
ATT800
DFP500
SPD600
スキル
体術LV9 魔術適正LV10 環境適応LV8 熱血LV5 騎馬術LV6 剣術LV7
忍足LV8 指揮LV4 超回復LV5
Sスキル
魅力 限界突破 森羅万象 知識融合 心眼 鑑定 神心
だった。
あくまでも簡単に見ただけでも多いのが解った。そのなかでも「魅力」はヤバかった魅力がでたのは6歳に成ったときに発動した。魅力は初対面の人物でも不審感を持たれず接する時間が長いほど相手を魅了していく能力だった。ただ大切な人には効かないようにエリサや家族には効かなかった。魅力は相手によっては恐ろしい能力だった。なにせ疑われる心配がないので相手の懐に入り暗殺をしようとすれば止められるものなど居ないのであった。
裏庭でストレッチをしていると王宮から誰かが近付いてきた。まあ、ここに俺がいるのを知っているのは数名しかいないからだ。
「お兄様~!」
そう言って俺にダイビングヘッドを喰らわせて来たのは2歳年下の妹のシェリーだった。
シェリーは俺の前では可愛いしぐさで甘えてくるし言うことをよく聞くがその他の者には言うことを聞かなかった。
「お兄様にあいたかったから来ちゃった♥」
多分、こいつは習い事をサボっていたのだろう。上目遣いでこっちを見てくる妹を見ると。母親に良く似た栗色の髪の毛、天使のように微笑めばその辺の男ならいちころだろう。
「お兄様どうしたの?」
黙っていた俺に訝しげな視線を送ってきた。
「いや、今の時間は習い事じゃなかったけ?」
「私とお兄様の時間を邪魔する者なんかこの世に存在しません。」
そう断言してきた。
(この妹は、早くどうにかしないと。)
シェリーはことある度、寝室に侵入してくるは当たり前、入浴をしているとなにかと入ってこようとするのである。
いまだって、俺の上半身裸を目を爛々にして目に焼き付けているのである。
(こいつは本当に6歳か?)
本気で身の危険をかんじるのであった。
「お兄様は今日も一人でトレーニングですか?」
「ああ、この国の騎士や魔導師には世話になりたくないんだ。」
全員があのきしや魔導師のような奴ではないとわかっていたが相手もそんな態度を感じ取ってか話かけてはこなかった。
知識についてはエリサと王宮図書館で賄っていた。王宮図書館の本はすべて読み尽くしていた。礼儀作法もエリサのお陰でバッチリだったりする。
「お兄様、シェリーにも勉強や武術を教えてください。」
何でも俺の真似をしたいらしい。
「ああ、また今度な。」
「また今度っていつです?今日ですか明日ですか?」
といって俺の腕に無い胸をおしつけてきた。そんな妹の相手をしていると王宮でシェリーを探してる女官に見つかり一緒に習い事をするハメになった。
ステータスかいてみました。
ちなみに前話に出てきたバックのステータスです。
バック
HP400/400
MP300/300
ATT300
DFP200
SPD200
スキル
剣術LV4 体術LV4
これが一般騎士の平均値になります