「自己紹介」
何も考えずにただただ歩く。
暗闇の中を亡霊のようにただただ歩く。
どうして?何故?そんなことを聞く人など存在しない。
僕は1人。1人。
夢に溺れ理想を語る。
嗚呼、嗚呼素晴らしき理想。
誰1人僕の理想を受け入れない。其れでも良い。
―
夢を見た。又僕1人が暗闇の中を歩く夢。
鬱病を疑うような事を言っているが本当のことだ。
「僕」の話をするか。誰ともなく話す独白を。
僕の名前は佐藤太郎…ではなく藍沢尚輝。覚えなくて結構。
性別は男。血液型はAB。誕生日は一月十日。年は17で高校2年生。
友達…は数人。恋人はいない。想い人…は居る。
性格は所謂偏屈。理論が好きだ。そして理想主義者である。
其れ以外は何れ解るだろう。
ま、暇な人は僕の日常でも聞いていってくれ。
僕の周りは奇人変人が多い。不思議な彼らと僕の話だ。
先に友人を紹介しよう。
…とはいえ2人呑みだ、…少ないなどと鼻で笑わないで欲しい。
男子の方が栗宮誠。ちなみにまこととは読まずせいと読む。間違えると地味に怒る。
転校生の彼は何故か初日からぶっ飛んだトークスキルを披露し、クラスの人にドン引かれていた。
僕は彼のことを気に入って話しかけるようになっていった。彼はマシンガントークなので僕が話さずとも勝手に話してくれるので僕自身が話している気分になる。
女子の方は森川夏実。
昔ながらの三つ編み読書少女…の外見をしておきながら中身はギャルチックで一人称はウチと来た。
ギャップがキツすぎるのである。
スクバを開ければ出てくるのは化粧品の嵐。
ちなみに僕はこんな奴のことが好きである。何処に惹かれたかはそのうち語る。
とまあこんなものだろう。
本日はここまで。
日記を書くのも案外面白いな。腕は疲れるが。