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第9話 2歳児の本気

昨日、

レヴァリア王国に、一人の魔法使いと、

一匹の変態が、現れた、

その変態はなんと、

レヴァリア王国の宮廷魔法使いだった・・・


宮廷魔法使い、

いや、変態が来て、

俺とシャル姉に修行をつけてくれることになった、

変態だが実力はかなり、高いようで、

本当に不本意だが修行、

魔法の修行を見てもらうことになった。




一夜経ち、

今日、

俺はメイドのアーシェと一緒に、

昨日変態と会った、

謁見の間にいる

「コヨーテちゃ~ん」

そして、実の姉

シャル姉に抱き付かれている、

変態がまだ来てないせいでだ、

あの野郎、

何時間待たせる気だ、

かれこれこの謁見の間に来てから、2時間だ

2時間前は父さんと母さんがいたが

父さんと母さんは1時間ほど待って、

「あいつ、あとでぶん殴る」

という言葉を残し、

仕事に向かった、

うん、その役割、

俺が引き受けるよ、

父さん


シャル姉も痺れを切らしたのか・・・・

「コヨーテちゃん成分が足りないの!!」

と、ぎゅーーーと抱き付いてきた、

離してというと、

変態が来るまでいいでしょ、

シャル姉の上目づかい光線、

その攻撃が俺に効くか、

・・・・・・・・・・・いや・・・・美少女の上目づかい・・・効果抜群です・・・・




ということで、

変態が来るまで、

俺は見動くが取れなくなった、

朝から待っていて、

格好は昨日と同じ変態と金髪エルフは、昼過ぎに謁見の間に現れた、

時間にして3時間ぐらい・・・・












「遅すぎだろ!!変態!」




「だ~れ~が~、筋肉ムキムキの暑苦しい化け物ですってええええぇぇぇぇぇぇぇ」



「そこまで言ってねえよ」




やべ、素が出ちまった、

俺まだ2歳児なのに・・・・









「さあ、修行を始めましょうか、」

俺とシャル姉を連れて、

変態、

宮廷魔法使い、キャサリーナ・カマーと金髪エルフ、エリーゼ・シャルローゼは

城の中にある、

訓練所に行った。

今、この訓練所には俺たち4人しかいない、

アーシェは、

キャサリーナ・カマーと同じ空間にいるのが嫌なのか、

逃げやがった、

俺も、この変態が強くなければ、

逃げるのにな・・・

「まずは、エリーがシャルロットちゃんのことを見てくれるわ」

変態の後ろにいた、

金髪エルフがシャル姉の修行を見るらしい、

俺は?

俺もあの美人エルフがいい

「私がシャルロット様に魔法を教えることになりました、エリーゼ・シャルローゼです。」

シャル姉はエリーゼの前に出て、

「私がシャルロット・レヴァリアです、よろしくお願いいたします」

礼儀正しく挨拶した、

俺もあっちに行きたい、

「じゃあ、シャルロットちゃんの訓練はまず、簡単なことからだから、今日は城の中で行うことになっているのよ」

「コヨーテちゃんは?」

これはまずい状況だ、

このままいくと俺は変態と二人きり、

何としても回避せねば、

「コヨーテ様は先生が見ますので別メニューです」

エリーゼさん、

俺もエリーゼさんがいい!!

「そうですか・・・・お互いに頑張りましょう、コヨーテちゃん」

シャル姉とエリーゼさんは俺を見捨てて、

城の中に戻った、


















この状況、

場所は訓練所、

人はいない、

いるのは俺の目の前にいる、

一匹の化け物、

変態だ




「さあ、始めましょうかコヨーテちゃん」

変質者はマントを脱ぎ、

その筋肉ムキムキの体を俺に見せた、

・・・・・・

「これから、何をするんだ」

あーら、と変態は言った

「やっぱり、あなた猫を被っていたのね、」

「この口調のことか」

今、この場には敵しかいない、

猫を被る必要がないからな、

「変わった2歳児だこと・・・まずはあなたの実力を知りたいわ」

体をくねらしながら変態は言った。

気持ち悪っ

「ああ、あなた、人前では実力を隠していたいのね・・・」

変態は訓練所のちょうど真ん中に行き、

呪文を唱えた

「風よ、周囲を纏い、我を、我が地を敵から守れ、【風塵防壁】」

呪文を唱えた瞬間。

風でできた防壁が周囲を、

訓練所を包む、

まるで風でできた結界、

すごい魔法だ、これほどとはな、

「さってと、これで周りからこの場所を見ることはできないわ」

なるほど、

ここでなら、

「ここなら、あなたの力を見れるわ、」







「コヨーテちゃん、私と勝負しましょう」





「俺の実力がわかったら、俺に魔法の修行をつけてくれるのか?」

「ええ、わかったわ」

「じゃあ、」





「「始めよう」」






俺と変態キャサリーナは距離をお互いにとった。

「いくぞ」

俺は魔法を唱える準備をした、

この世界での、

いや、人生初めての戦闘だ

「さあ、来なさい、コヨーテちゃん」

じゃあ、早速

「雷よ、我が前に集まり、敵を討て」

呪文は無詠唱より詠唱したほうが強力だ。

俺は左手をキャサリーナに向け

「【サンダーボール】」

雷球を放った、

放った瞬間今度は、

無詠唱の

「【ウインドボール】」

風球をキャサリーナに放った

連続攻撃だ

この二つの属性は俺と相性がよく、

使用魔力が少ない、

まずは、様子見だ







「2属性、連続でか、本当に2歳児?」

あいつ、無傷なのは当たり前としても、

魔法を使ったか?

「なあ、今魔法を使ったか?」

聞いてみた

「なるほど魔法の感知はまだまだねえ・・・・今のはただ一瞬体を強化しただけよ魔法でね」

強化魔法か、

それも、全体の強化、

なるほど宮廷魔法使いともなれば、

このくらい当たり前なのかよ、

「次は本気で行く」

様子見はやめだ、

「ええ、来なさい」

次に俺が唱えるのは、

「風よ、集まり、我が足に風の加護を」

エンチャント魔法

「【ウインドエンチャント】指定、両足」

魔法の指定を俺の両足に、

さらに重ねて、

「部分強化、両足」

強化魔法だ、

この2つだけで魔力、

ボール系魔法の5発分だ、

今の俺の魔力の総量から考えたら、

まだ余裕だ

「行く、火よ、我が前に集まり、敵を討て」

数を増やし、

弾幕を作る

「【ファイヤーボール】×5」

5つの火の球がキャサリーナを強襲

狙いは目つぶし、

「地よ我が前に集まり、壁を作れ」

イメージは地・砂の防壁、

サイズは盾だ

「【グランウォール】」

時間は数分、

盾を発動させたまま、

俺はキャサリーナに突っ込む、

「うおおおおぉぉぉぉ!!」

火の弾幕、地の盾による突撃

この二段構えだ、


















〈キャサリーナ・カマー〉

早速、2属性か、

この歳で魔法が使えるだけでも、

化け物ねえ

「【ファイヤーボール】×5」

おおっと、

火の弾幕ねえ

じゃあ、

右手を火の弾幕のほうにだし、

指を鳴らす

「【クラッカー】」

火属性魔法の一つ、

威力はないが、

強力な爆音がでる、

音による攻撃、

下級魔法だが、

使用者によって下級魔法だろうと、威力は変わる、

バン!!

音の爆弾によって【ファイヤーボール】を消す、

次は、地の盾での突撃ね、

「【ウインドウォール】」

風の盾を詠唱して、

出現させる、

風の盾と地の盾の激突、

地の盾のせいでコヨーテの姿は見えないが、

「【クラッカー】」

下級火属性魔法の爆音攻撃、

威力はないが動くぐらいは止めれる。

地の盾が崩れ、

そこにコヨーテの姿はなかった、

「えっ」

天空から降る、白き雷がキャサリーナを襲う。















〈コヨーテ・レヴァリア〉


突撃、

この突撃中での、弾幕が消える一瞬、

空高くに飛び上る、

飛び上り中での詠唱


「闇夜を切り裂く、一条の光」


ここで詠唱するのは、

中級雷属性魔法


「我が敵を討て」


いっけえぇぇぇ

全魔力の


「【白き雷】」


白い雷がキャサリーナを襲う、

この魔法は雷属性だけじゃなく、

わずかだが光属性も含まれた魔法だ、

光属性の退魔の力で、

あの、変態を滅してやる、




「いっけええええええぇぇぇぇぇ」



これが今の俺の全力だ


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