表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/13

第7話 鬼ごっこ

俺の誕生日から数日が経った。

最近俺は立つこと、歩くことをマスターした、

そして、喋ることをマスターできた、

おかげで、

シャル姉や、エフィ姉が何回も名前を呼ばしたり、

父親や母親が、

父さんや母さんと呼びなさいとか、強要してきた、

その要望に全部答えてみると、

すごく嬉しそうな顔をしていた。

アーシェもその一人である。

そして、現在俺は、

アーシェと本気の鬼ごっこをしていた、

きっかけは先日のこと・・・・・















先日の夜、

毎日アーシェに本を読んでもらっていたが、

最近ではアーシェの経験談を聞かせてもらっている。

おかげでわかったことがあった。

この世界には数種類の種族がいること、

人種・獣人・エルフ・ドワーフ・妖精種・小人族・巨人族・竜人族・魔族

さらに、数種類いるらしいが

有名な種族はこの9種だ、

俺はもちろん人種、

アーシェは獣人だ、

獣人にはさらに種類があり、アーシェは猫族に入るらしい、

この国レヴァリアには、人種が多い、ほかにも、獣人やエルフ・ドワーフはいるが、

他の5種は、それぞれの地域、縄張りから出てくることのほうが珍しいらしい。

人種と獣人は意外と仲が良く、国同士でも、関係が良好である、

エルフ・ドワーフとは、協力関係程度だ。

だが、5種は仲が悪く、

お互いに何回も戦争を起こしたりしている。

戦争に巻き込まれたくはないな・・・

俺が死ぬまでは戦争はしないでほしいな、

アーシェの話で驚いたのは、

アーシェの前の職業である、

なんと冒険者だったらしい、

冒険者とは、未開の地や迷宮を捜索したり、魔物と戦ったりする、

他にも地域の依頼などをこなす

職業だ。

そんな危険と隣り合わせの職業が

ドジなアーシェの前の職業らしい

冒険者にはランクがあり、

G・F・E・D・C・B・A・S

という順番だ、

D・Cランクが一番多く、

Bランクの壁がすごく遠いらしい、

アーシェのランクはなんと、そのBランクらしい、

このアーシェが・・・

ということで

次の日にアーシェの強さを確かめてみようと思った。















翌日、俺は

メイド服を着ているアーシェの頭に着けている

カチューシャを強奪した、

どうやったかって、

「アーシェ」

「なんですか、コヨーテ様」

「アーシェのその耳を撫でてみたい」

「この耳をですか・・・」

「撫でたい、撫でたい」

ここで、子供の純粋な目光線

「うう、わかりましたよ」

顔を赤くなりながら

アーシェがしゃがんで頭を俺のほうに出した。

俺は猫耳を堪能した後、

カチューシャを強奪、

「アーシェ、鬼ごっこ開始だよ」

アーシェから逃走した。








「・・・・・・まってください!!コヨーテ様!!」

カチューシャを失ったメイド・アーシェが追いかけてきた。

さあ、Bランクの実力を見せてもらうぞ、

アーシェ!!


















結果。

アーシェドジすぎるだろ、

本当にBランクかよ、

1歳の俺を捕まえるのに

1時間かかるって

どうよ、


















〈アーシェ〉


コヨーテ様が歩くことを覚えてから、

数日

コヨーテ様はよく私と鬼ごっこをします、

1歳のくせにすごく逃げ足と隠れるのが

うまいです。

私の猫耳なら逃しはしませんが・・・

私はドジですが、

Bランク冒険者です。

コヨーテ様の前ではドジな私を常に演じていこうと思います。

だから、コヨーテ様が隠れたら、

少ししてから、見つけるようにしています。

これが最近の私の毎日です。


















〈コヨーテ・レヴァリア〉


昼までアーシェと鬼ごっこをして、

昼食、

最近は離乳食みたいなやつを食べている

赤ちゃんも大変だ、

早く、この国、異世界の料理を食べたいな~

昼食後、

俺は庭にでて

魔法の練習だ、

アーシェの目をかいくぐってだ、

最近わかったことだが、

俺の得意な魔法は、

雷属性と風属性だ、

他の属性、火、水、地

と違いこの2つの属性魔法を使うときの

威力と魔力の消費量が違う、

光属性と闇属性は

下級魔法の書には書いてないので

魔法は覚えられていないが、

俺の得意な魔法はこの2つだ、

ここ数日はこの2つ属性を重点的に

使っている、

「よし、今日は新しい下級魔法を覚えよう」

下級魔法の書の次の魔法を使ってみる、

この本に書いてあるのは

各属性3つずつだ

光属性と闇属性を抜いた、

ボール系魔法、

ウォール系魔法、

エンチャント系魔法、

の3つだ、

この3つ以外を覚えるためには、

それぞれの属性の下級魔法の書が必要らしい、

まあ、いずれその本が必要になるので、

ちかじか、図書館に行こうかな、

「今日はウォール系魔法だな」

まずは風属性、

【ウインドウォール】だ、

まずは詠唱付きで、

「風よ、我が前に集まり、壁を作れ」

イメージは風の防壁、

サイズは俺の体ぐらいで、

前方に設置、

時間は一瞬、

「【ウインドウォール】」

魔力がかなり持っていかれる、

今の俺の魔力容量はボール系魔法が10発分だ

たぶんだがウォール系魔法は、

一瞬だけだが、

ボール系魔法3発分だ

俺の前には、風でできた防壁ができた、

だがすぐに魔法が解けた、

俺の得意な属性で、

3発分だからな、

水属性だと、

どれぐらいかな、

試してみるか

下級魔法の書の

水属性の欄を見る

【ウォーターウォール】

今度は無詠唱で

風ではなく水の壁のイメージで

今度も、一瞬で

「【ウォーターウォール】」

水の防壁が

俺の前にできた

うう、

今度は5発分、

得意属性じゃないからな、



あ、やば、

俺の魔力が、

残り少ないな、


うん、

今日は

ここまでで、








    










夜、

夕食後

俺はアーシェに城の中にある

図書館に連れて行ってもらった、

手をつないでの移動である

今回の目的は、

下級属性魔法の書だ、

まずは、雷属性と風属性がほしいな、

借りるんだけど、




「コヨーテ様、つきましたよ」

そういい、アーシェは

図書館の扉を開けた

中には司書の人が一人だけ、

まあ、夜だしな、

「さあ、コヨーテ様絵本を探しましょうかな」

アーシェの手から逃げ

俺は魔法書のほうに向かう

「コヨーテさ~ま」

さあ、ほっておこう、








魔法書、魔法書、

おお、あった、

下級火属性魔法の書と下級雷属性魔法の書

2つだけ

あった、

風属性は誰かにかりられているのかな?

まあ、

今回はこの2つで充分だろ、

他のウォール系魔法とエンチャント系魔法も

覚える必要があるし、

「アーシェ、アーシェ」

アーシェを呼んだ

「ここにいましたか、コヨーテ様」

「これ、借りる~」

「これ、ですか」

俺は

下級火属性魔法の書と

下級雷属性魔法の書

をアーシェに渡した。

「コヨーテ様には早すぎますよ、読めないでしょう」

「これ借りる~これ~」

食らえ子供の純粋な目光線

「うう、可愛すぎですよ、コヨーテ様」

おお、アーシェに効果抜群だ、

「わかりましたよ」

よし、堕ちたな、











こうして

俺は

下級火属性魔法の書と下級雷属性魔法の書

を入手した。


















〈アーシェ〉


「やっぱり、コヨーテ様は魔法がもう、使えるのでしょうか」






アーシェがコヨーテのことに気づき始めた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ