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第5話 魔法のすゝめ

俺はアーシェに運ばれて自室に向かい、

ベビーベッドに下された。

ベビーベッドは、俺にとっての、

部屋同然だ、

俺の本当の部屋はまだ、でかすぎるからな、

アーシェの手には先ほど借りた。

下級魔法の書と中級魔法の書がある。

俺はその2冊を受け取り、

下級魔法の書から読み始めた。

「その本はまだコヨーテ様には難しいでしょう」

アーシェは俺から本を取ろうとしたが、

「ダメ!!」

俺はアーシェを威嚇して、止めた。

「まあ、本を持っていることが、いいのでしょうか?」

アーシェは俺から、本を取ることをあきらめたのか、

「コヨーテ様、おやつにしましょうか」

と、言い、

おやつを取るために俺の部屋から出ていった、

おいおい、子供を一人にしてんじゃねえよ、

まあ、本を読む時間ができたからな、

さあ、読もう、

俺は下級魔法の書を開いた。






下級魔法の書には目次があり、

魔法とは、

下級魔法について、

応用編

の、3つのことが書かれていた。

まず、魔法とはを、軽く読み流す、

魔法とは、

体に宿る、魔力と呼ばれるものを、操り発動させるものであり、

魔力は生命なら、誰にでも、存在するものである、

魔力の量は人それぞれで増えることはまずない、

魔法には、人それぞれ相性があり、自分に合うかどうかによって、使える魔法が限られる。

火属性・水属性・風属性・土属性・雷属性の5つがあり、

他にも光属性・闇属性の2つある、

この、7つの属性魔法が基本である、

光と闇は、最初の5つとは違い、使える者の少ない、

俺には、全属性魔法があるはず、

あの、幼女がヘマしてなければ・・・

使う魔力の量によって

上級・中級・下級

に分けられる・・・・だが、上級の上には超級魔法、そして固有魔法と禁術がある、

この魔法は、一般的には、公開されてないらしく、

俺自身が手に入れる必要がある、

上級も、国の上層部なら、公開が許されるらしい、

まあ、俺、王子だし、

上級は大丈夫だろう、

さあ、さあ、

魔法の練習に入ろう、

魔法については、もう、読まなくても大丈夫だろう・・・・

さて、魔法だ、魔法、

まずは、下級魔法、

火属性は部屋では危ないだろう、

水属性かな・・・

じゃあ、やりますか

魔法を使おうとした瞬間。

「コヨーテ様、おやつの時間ですよ~~」

アーシェののんきな声が聞こえた。

メイドのせいで、魔法の練習は皆が寝静まった夜にするか・・・

俺は、アーシェが持ってきたおやつを美味しく召し上がりました。


うん、この世界のお菓子も美味しい!!
















夜、部屋には俺だけだ・・・

アーシェは隣の部屋でぐーすか寝ている。

のんきに・・・

あいつ、本当に大丈夫か、

メイドとして・・・

まあ、いい

俺の魔法の練習する時間ができたから、

あと、魔力の量の確認も必要だ。

さあ、やってみよう、

言葉はうまく発せないが

なんとかなろう、

下級魔法の書には、魔法とは

魔力とイメージが大事らしい、

イメージ、想像力、空想力に関しては、

俺はかなりのものだと思う、

まあ、魔法だ、

まずは水属性魔法だ、

イメージは水と集めて、

球状にし、放つ、

【ウォーターボール】だ

イメージ、イメージ

水を野球ボールぐらいの形にする。

そして、放つ、

俺は左手を前にだし、

「水よ、我が前に集まり、敵を討て【ウォーターボール】」

と、唱えた。

なにも、でない、

イメージだ、イメージ

もっと、深くイメージしろ

すーはー

深呼吸して

俺は2回目の魔法を唱えた

「水よ、我が前に集まり、敵を討て【ウォーターボール】」

水、水、水、

水球、水球、水球

放て、

俺の手から、水球が出た。

「おおおお、」

うまく、喋れんが、

無茶苦茶うれしい、

だが、水球は前に進まず、

俺の前に止まっている、

うーん、飛ばすイメージが重要なのかな・・・

そうだな、野球の球を投げるぐらいのイメージで、

飛べ!!

水球は前方に進み、俺の部屋の本棚に直撃、

絵本を水浸しにするという、惨劇を生んだ。

魔法を放った俺は体から、力が抜け、倒れるように眠った。

これが、魔力か・・・・・










俺が倒れた、次の日の朝、

「コ、コヨーテ様!!なんで!水浸しなんですか!!」

うん、アーシェがうるさかった。

「敵襲、敵襲ですか!!答えてくださいよ、コヨーテ様!!」

うん、俺はまだ喋れないし・・・

水浸しなのは本棚だけだよ・・・・

この日から俺の魔法の訓練が始まった。









まずは、無属性魔法、

この魔法は、神様(幼女)の希望の中には、なかった魔法だが・・・

無属性といわれるだけあり、

魔力さえあればだれでも使えるらしい、

簡単に言えば、無属性は魔力に、属性をつけずに操る魔法だ。

まずは無属性魔法の、身体強化魔法の魔法だ、

魔力を体に纏わせるのが、最終段階だが、

俺の魔力はウォーターボール2発が限界だ、

なので、強化は体の一部、

そして、少しだ

腕だ、右腕に

少し魔力を纏わせる。

うん、右腕が軽い気がする・・・

強化、少しだができているな・・・

これなら、気絶するまでじゃないな。

確認していると、

「お昼ですよーコヨーテ様!!」

猫耳アーシェが昼ご飯を持ってきた。

アーシェ、家族いや、人の前では

魔法は使えんからな、

赤ん坊が魔法を使ったら怖いだろ、

「さあ、ご飯ですよー」

昼ご飯は美味しくいただきました。











夜、

俺の魔力は少ないことが、昨日わかった、

【ウォーターボール】2発ってのは少なすぎだろ・・・

魔力が増えることも、あるらしいが・・・

やり方はわかってない、

いや、この下級魔法の書には書いてなかった。

ふう、仕方ないな、

魔法が使えるだけいいか、

今日は水はやめておこう、

また、アーシェがかたづけなきゃいけないからな

火も論外で、

風かな・・・

えっと、風属性の下級魔法はっと、

【ウインドボール】だ、

詠唱はっと

「風よ、我が前に集まり、敵を討て【ウインドボール】」

風だ、

風の球、サイズは野球ボールぐらいで前方に発射!

風でできた球が本棚に直撃

「あっ」

本棚が倒れ、

絵本がばら撒かれた、

うん、ごめんアーシェ、

まあ、いいか、

詠唱を覚えるのが大変だなと思っていると

そうだ!

閃いた!!

魔法といえば無詠唱ってできるのかな

疑問を解決するために試してみた。

使う魔法は【ウインドボール】だ、

さっきのイメージで、

「【ウインドボール】」

詠唱を飛ばし、魔法名だけを唱えた。




結果




見事成功





だが、俺の絵本が風によって切り裂かれた、




ごめんアーシェ




今回は【ウインドボール】を2発放っても疲れが来ない・・・

これは魔力の量が増えてんじゃねえか?

俺は試しにもう一発

【ウインドボール】を唱えた、

うん、本棚に向かって

今度は気だるさが来た、

【ウインドボール】と【ウォーターボール】の使用魔力の量は同じはず・・・

やっぱり、魔力の量は増えていた・・・


ニヤリ、


俺、コヨーテ・レヴァリアの顔が

悪い顔になっていた。








俺は毎日、魔法の練習をすることに決めた。

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