第3話 新たな世界
おぎゃーおぎゃー
ん?
ここ、どこだ?
真っ暗だ、
瞼が開かない・・・・
確か俺は、神様とあって、
希望を言って
そして・・・・・・・
穴に落ちたんだよな・・・・・・
で、意識を失ったんだよな・・・・・・俺。
で、ここどこだ、
さっきから
赤ん坊の泣き声が聞こえる。
泣き声からして、
とても近くで泣いているな・・・・・・
ん?
赤ん坊?
確か俺は転生だったよな、
召喚じゃなくて・・・・
つまり、赤ちゃんからのやり直し・・・・・
この泣き声は・・・・
と俺は頑張って瞼を開けてみた。
目の前には美女、
腰ぐらいまで長い金髪、
透き通るような蒼い瞳、
日本人じゃねえよな・・・・
美女は俺を抱き上げた。
「この子が私の赤ちゃん・・・・・」
赤ちゃん?
俺のほうを見ながら言っている、
やっぱり俺のことだよな、
つまり、この泣き声の犯人は俺
言葉は日本と同じなのかな、
俺にもわかるし
「そうですよ、王妃さま」
若いメイド?さんが言った、
ん?
いま、なんていった、
メイドさんのことも気になるが、
このメイドさんの言った言葉が気になる・・・・
「私の赤ちゃん・・・・ウフフ」
金髪美人さんが俺をみて微笑んでいる、
この人、母親なんだよな、
母親じゃなければ惚れていたかもしれない・・・・
でだ、メイド、
さっきなんて言った、
と思った瞬間。
ばん!!!
この部屋の扉が開いた、
そこには一人の男が立っていた、
金色の髪の毛、
緑色の瞳、
背も高く、顔はイケメンである、
ふん、イケメンが爆死しろ・・・
「よくやった、シャーリー」
イケメンは金髪美人・シャーリー?を抱き寄せた、
俺はメイドに預けられた、
うん、このメイド美人だな~
「あなた、この子です。」
シャーリーは俺をメイドから受け取り、
イケメンに見せた。
「この子が俺の子か」
「はい、」
「男の子か」
「元気な男の子ですよ」
メイドが答えると、
「よし!!」
イケメン、喜んでいるな
「で、名前は何にしますか」
「もう、俺が決めてある」
俺の名前だよな・・・
「名前は、コヨーテ」
「コヨーテ、コヨーテ、あなたの名前はコヨーテよ」
コヨーテか、
「レヴァリア王国、第一後継者、コヨーテ・レヴァリアだ」
ん?
また、変な単語が出てきたな・・・
俺は貴族(下級)に生まれたはずだよな・・・・
「この子なら、あなたを継いでいい王になりそうね」
ん?
またか、まさかと思うが、
これって、
「さあ、これから、コヨーテのことを皆に知らせるとするか・・・」
やっぱり、
「シャーリーは休んでいろよ」
「わかってますよ、あなた」
イケメンは扉から勢いよく、出ていった。
「コヨーテあなたはこの国の王になる子なんですよ、これから辛いこともあるかもしれませんが、私はあなたの味方ですよ・・・・」
やっぱり、俺、王族なんだよな、
貴族じゃないよな・・・・これ・・・
あの幼女ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!
間違えやがったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!
生まれてから、2週間が経過、
俺はやっぱり王族らしい、
家族は、
父親(王様)
母親(王妃)
長女(第一王女)
次女(第二王女)
俺=長男だ
女性は基本後継者に選ばれにくいため、
男の子が欲しかったところ、
俺が産まれたわけだ・・・
俺が一番有力な後継者ってわけだ、
でも、一つ問題が生じた、
それは髪の色である。
父母は金髪
長女も金髪
次女は青髪
この青髪は祖母譲りらしい、
問題は俺、
黒である、
黒髪はこの世界では珍しく、
まだ、俺以外見ていない、
まあ、人を見る機会が少ないわけだが、
王族の家系には黒髪は存在しなかったらしく、
俺の黒髪が問題らしい、
この情報は俺の専属メイドが喋っているところを聞いたわけだ、
あと、父親の名前もついさっき知ったところだ、
だってみんな王様だ、あなただ、お父様だ、
みんな名前をよばないんだもの、
しょーがない
名前はレオ、
レオ・レヴァリア
らしい
父親が獅子
子は草狼か
母親は
シャーリーは・レヴァリアだ。
俺の髪は髪は黒いが瞳は蒼い
この世界での俺は黒髪の蒼眼だ
まだ赤ちゃんなので、寝たきりだ、
はいはいは、まだできないので、
メイドたちの話を聞いたりして、
情報収集、
食事、
睡眠、
これが、今の俺の毎日だ、
ハイハイができるようになった瞬間、
俺を家、
いや城を駆け回った。
「コヨーテさ~ま」
「坊ちゃん!!」
「どこですか」
「あなた方はあっちを探してください」
「「はい!!」」
俺の専属メイドたちの声が聞こえる、
うるさいぞ、メイドならもっとちゃんとしなさい。
まあ、俺を探しているんだけどな・・・・・
俺が頻繁に行くのは、
俺の専属メイドの一人の部屋である
メイドが俺を探しているときに、
忍び込むのだ
窓から兵士たちが訓練している様子が見える場所だ、
窓から見える訓練の様子を俺はじっとみる、
声は聞こえないが、何をしているかはわかる。
剣での訓練、集団での訓練、
興味は尽きなかった、
でも、一番は魔法の訓練の様子だ、
すごい、
俺は本当に別の世界に来たと実感させられた。
〈レオ・レヴァリア〉
「あなた、最近コヨーテの様子がおかしいの」
妻、シャーリーが最近に産まれた、
長男のことを言った。
「おかしい、なにがあったんだ」
俺は王の責務で忙しかったので、
息子のことをあまり知れてない、
「ハイハイを覚えてからというもの、城中を駆け回っていますよ」
息子は運動が好きらしいな、
「特に、メイドの部屋に頻繁に行っているらしいわ」
「そのメイドに懐いているのか・・・・」
「いえ、メイドがいないときに忍び込んで、兵士たちの訓練の様子を見ているらしいわ」
「兵士の訓練をか・・・・・・もう、戦いに興味があるのかもな」
さすが、俺の子だ、
これは将来、いい戦士なれるに違いない・・・・
「もう少ししたら、剣を教えるのも悪くないな・・・」
「そうね」
息子の事が心配な両親だった。
その、噂の息子はというと、
「コヨーテ様、やっと見つけましたよ、」
ようやく俺を見つけたメイドが言った。
遅かったな、
俺は腹が減ったぞよ
「はあ、はあ、なんで、私の部屋にいるんですか!!」
専属メイドは息を切らして言った。
俺の専属メイドはこの女性一人である、
名前はアーシェ
なんと、なんと、
獣人である、
もちろん俺が選んだ、
メイドを選ぶとき、
父親が国中から、メイド、従者志望の女性を探してきて、
俺との面接により、決まる、
俺はある野望を成し遂げるため、アーシェを選んだ、
その野望とは・・・・・
いつかあの、
猫耳と尻尾を撫で回してやる、
うん、とても、不純な野望であった、
面接についても、
来たのは、おばさんぐらいの歳ばっかだったので、
若くて美人なのはアーシェだけだった、
何より、猫耳、
アーシェは猫の獣人だった、
俺の中のポイントが高い、
俺はお腹が減ったので、泣き始めた、
おぎゃー、おぎゃー
これが食事の合図だ、
「おお、コヨーテ様、お腹が減ったんですか、そうですか」
メイド・アーシェに抱きかかえられ7、アーシェの部屋を出て、
母、シャーリーの元に連れていかれた、
母乳をもらうために・・・・