第2話 神様(幼女)登場!!
「はい、異世界に転生する権利です!」
転生?
俺、生き返れるの、
「いえ、正確にはやり直しですね・・・・・・そろそろ姿を見せましょう」
と神様が言った途端
真っ白な世界に一人の女性が現れた。
いや女性なんだけど・・・・・
女性というか女の子?幼女?
小さい女の子が俺の前にいた。
背は小さく、
髪の毛は真っ白な世界と同じ、
純白
白髪を長く伸ばし、後ろに一つにくくっている。
顔はものすごく可愛い、
将来美人になるんだろう、
胸は、
うん、まな板だ、
と思っていた、俺の弁慶に、
その幼女のローキックが炸裂!
「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ」
痛ったい
ものすごく痛いぞ、
「ふん!失礼なことを考えたからです」
まな板のことか
ヒュン!
また、ローキックが炸裂!
俺は後ろに避けた
「あっぶね」
心が読めんにかよ、この幼女
「まあ、いいでしょう・・・・あなたには異世界に転生する権利をあげます」
「転生?」
異世界ってことは剣と魔法の世界・・・・
「はい、そうです剣と魔法の世界です」
「おお!でもなんで俺なんだ・・・」
「第一に、あなたは善意によって死んだからです。」
人を助けて死んだからか・・・
「他にもあるのか」
「はい、第二に、あなたの魂が綺麗だったからです。」
「魂が綺麗・・・」
「はい、心が綺麗と申しますか・・・」
心が綺麗って嘘だろ、
俺の心は濁ってばっかだぞ、
「第三に、あなたの人を助ける姿に心が惹かれました、」
なにこれ?
告白?
でもなぁ
幼女はな?
ヒュン!
また、ローキック炸裂
「あっぶね」
かろうじてよけれた
「違います、蹴りますよ」
「蹴っているじゃねえか!」
「まあ、あなたが気に入りました、」
幼女に気に入られてもな・・・・
ギッ!
幼女の視線が痛い、
こいつ心が読めたな、たしか
うかつなことは考えないようにしよう。
「転生先は剣と魔法の世界にあなたを送りましょう。」
「剣と魔法の世界ってことは魔物とかいるのか?」
「はい、魔物は世界中にいます、もちろん危険なものばかりです」
「そんな世界で生きていけんのかよ、俺」
「大丈夫でしょ、あなたは転生、つまり赤ちゃんからやり直しますから、鍛える時間はたくさんありますから・・・」
「そうか・・・魔法・・・魔法は使えるのか俺は!!」
俺の必死そうな顔に、
少し怯えながら神様は答えた。
「えっと、使えるかどうかは私にもわかりません。」
えっ!
使えないかもしれないのか・・・・・
神は俺を見放したのか・・・・・
はあ、
「そ、そんなに落ち込まなくても・・・・」
「落ち込むよ!せっかく剣と魔法の世界に行くのに魔法が使えないのかもしれないんだぞ!」
「そんな時の為にここにあなたを呼んだんですよ」
えっ!
「どういうこと?」
「つまりこの世界にあなたを呼んだのは、なにも異世界に送るためだけではなく希望を聞こうと思いまして・・・」
希望?
「つまり?」
「あちらの世界でのあなたの体のスペックの希望を聞こうと・・・」
「じゃあ、魔法が使えるのか!」
「はい、」
「やったああああああ」
魔法、魔法、まほーう!
「つまり、チートみたいな感じか・・・・・」
「チート、まあ、そうなりますかね、昔、何もせずに転生させてみたところ、魔法が使えないとか、全然強くなれないとか苦情を多くて、転生させる時は、スペックの希望を聞くことになりまして・・・」
ナイス!
昔の人!
「まあ、チートといっても、成長が少し早くなったり、魔法の才能があったり、そんなものです」
「いや、十分だろ、魔法の才能がなかったら使えないんだろ」
「はいそうです」
「なら、魔法の才能があるだけで十分だ、鍛える時間はたくさんあるし」
「そうですか、では、あなたに選んでもらいましょう」
「ん?」
選ぶ、
何を、
と思っていると
幼女神様が指をパッチン
鳴らしたら、
目の前には大きなタブレット?
「なにこれ?」
「これは、あなたの才能や生まれてからの運とか選ぶことができます・・・・・」
なるほど、つまりこのタブレット?で決めればいいのか。
「ポイント制で・・・・・」
ん?
ポイント制って
まさか・・・・
「ちなみに俺のポイントは?」
「あなたのポイントは700ポイントです」
700か、
「それって多いのか」
「普通の人は個人差はありますが100ポイントぐらいです、何か偉業を残した人はポイントが高くなっています。」
つまり一般人の7倍か、
偉人とかは高いのか・・・
「なんで俺は多いんだ?」
「あなたは死ぬときに人を助けましたから、自分の命も顧みず・・・だから私が少し増やしときました。」
「ありがとうございます」
俺は土下座して感謝した。
「ポイントはこれ以上増やせないのか?」
「増やせません」
「そうか・・・まあ、見てみるかなとりあいず」
俺はタブレットを起動させた。
現在のあなたのPは700Pです。
種族
人種 0P
エルフ 30P
獣人 30P
魔族 40P
身分
王族 300P
貴族(上級) 200P
貴族(中級) 100P
貴族(下級) 50P
商人 20P
平民 0P
貧民 -20P
奴隷 -50P
まずは種族と身分か、
エルフとか獣人とかいるのか、
獣耳!
楽しみが増えたな
身分の方は、
王族高いな、
もうポイントが半分以下になってしまう
「なあ、このマイナスってなんだ」
神様にわからなかったことを聞いてきた。
「このマイナスを選ぶと、その分ポイントが入ります。」
「なるほど」
でも奴隷になってまでポイントはいらないよな、
他にも見てみるか、
タブレットを進める
顔
美形・(イケメン) 100P
美形 50P
普通 0P
ブサイク -50P
うん、美形はいるよね、
これは取るべきだろ
まあ、全部見てからだな、
タブレットを進める
次は技能系だ
技能
剣術 30P
槍術 30P
斧術 30P
双剣術 30P
鞭術 30P
杖術 30P
棒術 30P
格闘術 30P
投擲術 30P
射撃術 30P
弓術 30P
盾術 30P
剣術とか憧れるな、
「才能ですから取ったからといってすぐには強くなりませんので・・・そこのところよろしくお願いします。」
「でも、鍛えれば強くなれんだろ」
「はい、そうです」
なら、まずは剣術・双剣術は欲しいな、
「でも、鍛えれば、この手の才能は向こうでも開花しますよ」
「それも、可能性があればだろ」
「まあ、そうですが・・・」
剣術・双剣術は決まりだな、
次は魔法系
魔法
火属性魔法 30P
水属性魔法 30P
風属性魔法 30P
地属性魔法 30P
雷属性魔法 30P
光属性魔法 70P
闇属性魔法 70P
家庭魔法 0P
全属性魔法 200P
召喚魔法 70P
精霊魔法 70P
「全属性魔法には精霊魔法と召喚魔法は入っておりません」
「なるほどな、回復魔法みたいなのはどれなんだ」
「光魔法が多いですね、他の属性でも一応ありますが・・・」
「うん、ここは全属性魔法だな」
「本当に魔法が使いたいんですね・・・・・」
「当たり前だろ!」
次に進む
魔力上昇 50P
筋力上昇 50P
敏捷性上昇 50P
魔物会話 70P
運勢上昇(小) 50P
運勢上昇(中) 100P
運勢上昇(大) 150P
運勢最悪 -150P
成長促進(小) 50P
成長促進(中) 100P
成長促進(大) 150P
好感度上昇(女性) 100P
好感度上昇(男性) 100P
好感度上昇(魔物) 100P
魔眼
全魔眼 350P
予知眼 100P
鑑定眼 100P
千里眼 100P
魔力眼 100P
波乱万丈 -100P
一攫千金 200P
勇者 400P
魔王 -400P
英雄 350P
王様 350P
転生前の記憶保持 0P
転生前の記憶消去 -100P
うん、勇者とか魔王とかいらないだろ
「なあ、波乱万丈ってなんなんだ」
「物凄い人生になると思ってください」
そうか、
タブレットはここで終わった。
うーん、
700Pだろ、
まず、種族は人種でいいから0P
身分は貴族(下級)にしようまず50Pで
あと650P
顔は美形で50P
あと600P
技能は
剣術と双剣術は決まりで、
あと格闘術も欲しいから、
90P
あと510P
魔法はもちろん
全属性魔法で200P
ここは惜しまん
あと310P
で成長促進(大)で150P
あと、一番といっていいほど欲しい、
好感度上昇(女性)だ、
男性のほうも、魔物のほうも、
いらん、女性が欲しい、
これは100P
二つで250P
転生前の記憶保持と家庭魔法も取っておこう
0Pだから、
で残り60P
うーん、
投擲術と射撃術ぐらいかな、
これでぴったり、
700Pだ、
「決まったかしら」
「わかっているんだろ心が読めるなら・・・」
「あなたの言葉を聞きたいの」
「じゃあ、人種と貴族(下級)と美形と剣術、双剣術、格闘術、投擲術、射撃術と
全属性魔法と家庭魔法、成長促進(大)好感度(女性)と転生前の記憶保持で頼む」
「700Pぴったりね」
「ああ、」
「じゃあ、あなたの希望道理の体にするわ、」
「で、これから、すぐに異世界に行くのか俺は」
と俺が言うと、
幼女神様が指を鳴らす、
パッチン!
「えっ!!!」
俺の立っているところ、つまり地面が
消えた。
つまり、俺は
落ちる。
「ぎゃああああああああああああ!!!!!!!」
俺は真っ白な空間にできた穴に落ちていった。
「いってらっしゃい」
と幼女神様は希望の体、
赤ん坊の体を作り始めた、
「よし!ちゃんと内容道理ですね」
しかし、赤ん坊の体は要望とは少し違うものになっていた、
技能系、魔法系、種族はそのとおり
しかし、身分は王族になっていた、
そして、波乱万丈と運勢最悪が追加されていた、
このミスに幼女神様は気づかなかった。
2話目です、お読みくださり、ありがとうございます、