第10話 変態との修行
とうとう、10話目です、
応援よろしくお願いいたします。
今現在の俺の最高魔法
【白き雷】によって、
俺の視界が真っ白だ、
変態、キャサリーナの奴はどうなった?
「ぬっふ~~~~~ん!!」
!!!
やっぱり、無事かよ、
キャサリーナの筋肉ムキムキ体に傷はなく、
無傷だった、
「無茶苦茶だろ、」
「やるわねぇ、今までの攻撃は中級魔法のための囮だったのね」
「・・・・・・」
考えろ!
今、俺の魔力の残量は少ない、
この少量の魔力で勝つ方法を、
「そろそろ、終わりにしましょうかね」
キャサリーナの魔力が膨れ上がったのが分かった、
これはやばい、
俺は残り少ない魔力をフル総員させて、
「部分強化、指定、両足」
魔力を両足に込める、
「ぬっふん、魔力に気づいたみたいね、上出来よ、でもこれでお・わ・り・よ」
キャサリーナの魔力が体中に集まっているのがわかる、
「必・殺【キャサリーナ・ハグ!!】」
ハグ!?
キャサリーナの巨体が突っ込んでくる、
筋肉ムキムキの変態の突撃、
女なら、うれしいが、変態は結構だ
俺じゃなくても、
避けるぞ、これは、
「コヨーーーーーーーテちゃーーーん」
速い、
俺は足の魔力を瞬時、
高め、キャサリーナの突撃を右に避ける
避けた瞬間、
俺がさっきまでいた場所にキャサリーナはもういた、
ここだ!!
無詠唱の
「【サンダーボール】!!」
俺はキャサリーナに初級魔法を放つ、
いっけえぇぇぇ
ギラッ
キャサリーナの瞳が怪しく光るのが分かった、
「コヨーテちゃーーーん」
キャサリーナはすぐに方向転換し、俺のほうに突撃する、
だが、その前には雷球、
その雷球を、
「邪魔よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉう」
パチン、
ウインクで魔力を飛ばした。
瞬きで飛ばした大量の魔力により、
雷球は消滅した。
瞬きで魔力を飛ばすだと、
そんなことができんのかよ、
「つ・か・ま・え・た♡」
変態の突撃からの抱擁、
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
訓練所に俺、コヨーテ・レヴァリアの悲鳴が鳴り響いた。
悲鳴が鳴りやみ、
風の防壁が消えた、
「なかなか、やるわねえ」
「・・・・そりゃあ、どーも」
俺はキャサリーナから、距離をとり話をしながら
さっき抱き付かれてからの記憶を消去している、
「中級魔法も、使えるなんてね、想像以上よ、」
体をくねらしながら言う
キャサリーナ、
きもい、
「これで、俺の実力が分かっただろ、」
「ええ、やっぱりあなたは天才、いや化け物よ、魔法に関してはね」
「・・・・」
化け物か、
やっぱり、前世の記憶があるからと、
あの、幼女(神様)のおかげだな、
「一つ確認したいわ、あなたは強くなりたいのかしら、」
キャサリーナからの問いに、
俺は、
「強くなりたい」
前世の分も、生きてやる、
もう一度貰った命だ、
どうせなら、最強を目指す、
「いいわ、本当にいいわ、ぞくぞくするわ」
また、体をくねらしている、
今度は、
今まで以上に気持ち悪い、
心配だが、
「これから、よろしく頼む」
「ええ、あなたを強くして見せるわ」
この時、俺に初めての師匠と呼べる人ができた、
のだが、
この人は本当にマズイ、
いろんな意味でだ、
俺が変態もとい、キャサリーナとの、力比べから、
一夜して、
今、俺は城の中にある、庭園にいる、
ここは俺の修行場の一つだ、
庭園にいるのは
俺ともう一人、
いつもならアーシェなんだが、
今俺の目の前にいるのは、
筋肉ムキムキの大男、頭はハゲで
裸にマントを羽織っているだけの変態だ、
・・・・・・・・
アーシェがいいな、
もしくは、エリーゼさん
これは、
ないだろ、
この変態は、
でも、この変態は俺の魔法の師匠になったんだよな、
「さってと、まずは決めておくことがあるわ」
「決めておくこと?」
なんだ、修行の事か?
「私の呼び方よ!!」
・・・・・・・・・
「どうでもいいわ!!」
「どうでもよくないわよ!!」
本当にどうでもいいことだった、
「重要なことよ、一番の希望はハニーかしら」
「絶対に呼ぶか!!」
俺2歳児だぞ、
2歳児にハニーと呼ばせる男、
もう、捕まっちまえ、
「じゃあ、第二希望ね、キャサリーナちゃん、なんてどう?」
「却下」
早く、魔法の修行がしたい
「次はキャサリーなんてどう?」
「だから、なんでそんなんばっかりなんだよ、」
「私たちのこれからのことを考えてもことよ」
「絶対違うだろ!」
はあ、もうやだ、
この人、
「エリーゼさんと同じ、先生でいいだろ」
「ええ、エリーと同じって新鮮味がないわねえ」
「求めんでいいわ!!」
「はあ、しょうがないわね、私の心は広いから先生でいいわよ」
イラッ
魔法の的にしてやろうか
やっと魔法の修行ができる、
「さあ、始めましょう」
うん、こういう展開を望んでいたよ、
「ああ、始めよう」
「そこは!始めましょう先生!または始めましょうハニーでしょう」
「もう、それはいいわ!!」
めんどくさい人だな、
「始めましょう先生」
「うん、よろしいわ」
「まずは、コヨーテちゃんの使える属性を教えてちょうだい」
うん、ここは全属性でいいのかな?
全属性って珍しいんじゃないか?
まあ、変態だからいいか
「今のところは火、水、風、地、雷だ」
「・・・・・・・」
「そんなに、使えるの、コヨーテちゃーーーん」
顔を近づけるな変態
「普通の人は2属性ぐらいで、多くて3属性よ、でも、光属性と闇属性が使えなくて安心したわ、全属性なんて前代未聞だもの、」
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・コヨーテちゃん?まさか・・・」
「いや、まだ確認したわけじゃないんだが、下級魔法の書には書いてないし・・・」
「なるほど、じゃあ、教えてあげるは、ボール系の光属性と闇属性魔法を、私は使えないけど詠唱ぐらいなら・・・・」
「・・・頼む・・・」
俺はキャサリーナからボール系魔法を教わった、
「さあ、やってみてちょーだい」
ふう、
始めるか、
俺ならできるはずだ
さっき教えてもらった
詠唱道理に
「光よ、我が前に集まり、敵を討て」
光、光球をイメージする
右手を前にだし、
放つ!!
「【ライトボール】」
白い光の球
野球ボールぐらいのサイズの球が俺の手から放たれた。
「・・・・・・・・・できちゃったわねえ」
「できたな、次は闇属性か、」
驚いている、キャサリーナを無視して、
詠唱する、
闇属性だ
光属性の反対だ、
逆をイメージする。
詠唱は同じだ
「闇よ、我が前に集まり、敵を討て」
闇だ、
闇、
「【ダークボール】」
黒い球が俺の手から放たれる、
闇球とでも呼ぶべきか・・・
闇球は放たれてから、すぐに消えた、
「・・・・・・うん、闇属性もできちゃったわねえ」
「・・・・・ああ、そうだな・・・」
うん、予想道理、俺は全属性が使えた。