いきなり映画レビュー「ジョーカー」
なんの前触れも無く映画レビューのコーナーなんか始めて大丈夫かなと思いましたが、一年半も更新してなくて前触れもクソもないことに気づきました。
お楽しみください。
ジョーカー
満足度★★★★★
【あなたも私もジョーカー!な世界】
映画が公開されてから、なるべくネタバレの無いレビューをいくつか読んで(これは期待できそうな映画だ!)と、思っているうちに主演のホアキン・フェニックスがアカデミー賞を受賞するなど、どんどんと上がり切ったハードルの中、遂にこの【ジョーカー】を観たわけですが。
結論から言うと、なまら面白かった(道産子)
というか、予備知識もなく公開と同時に観られたらもっと面白かったんだろうなぁと思います。
そんな訳で以下、ちょっぴりネタバレ&ざっくりあらすじ。
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母と2人きりで貧しく暮らす道化師のアーサー。
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仕事は上手くいかず、街の不良にボコボコにされたり、上司から理不尽な仕打ちを受けたりとストレスフルな毎日。
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そんな中、とあるミスで会社をクビになり、ピエロ姿で放心状態のまま地下鉄に乗ってたら、エリートサラリーマン3人に絡まれて再びボコボコにされた結果、遂にぷっつんして持ってた護身用の銃で全員射殺。
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てっきり非道な殺人鬼と世間から騒がれるかと思いきや、アーサーと同じ立場の街の住人は「金持ちざまぁ!」とアーサーがしていたピエロ姿を真似て、街のあちこちでデモを起こしだす。
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なんやかんやでみんなのカリスマジョーカー爆誕。(適当)
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とまあ、私のあらすじだけ読むと、陳腐なアメコミ感がもの凄いですが、実際にはもっと色々なテーマが絡み合っています。
自分の“主観”をどこに置くかによって、ストーリーや登場人物が抱く感情も全く違う解釈になるんじゃないかと思える程、色んな見方があると思います。
ただ、自分の率直な感想を述べれば、「そりゃ、そうなるよー」って思いました。
アーサーの境遇も、街の治安も、経済格差もとにかく酷い。
日頃から押さえ込まれていた不満や鬱憤が溜まりに溜まった中で、アーサーの起こした事件がきっかけとなって、一連の暴動が起きたと考えれば、アーサーはなるべくしてジョーカーになったというよりは、きっかけさえあれば街の住人の誰もがジョーカーになりえた状態だったと思います。
ただ、アーサーの場合、私怨の相手が街の有力者だったり、テレビの著名人だったりと、みんなに影響力を与えやすい立場だったことは間違いないですが。
あと、途中でアーサーの精神的な病気が発覚する展開があるんですが、その伏線のせいでラストシーンが(ん?これってどういうことなの?)って若干ややこしくなりました。
まだ一回しか観てないから尚更なのかもしれませんが、ここも人によって解釈の別れるシーンだと思います。
最後に、時折流れる、重低音のBGMがより一層、映画全体に陰鬱さと物悲しさをマシマシにしてて良かったです。
そんな訳で結局の所、ゴッサムシティが生み出した怪物、ジョーカーの正体とは、どこにでも居る隣人のような存在でした。
“親愛なる隣人”という言葉はスパイダーマンの代名詞ですが、そういった意味ではジョーカーはその対極にあるキャラクターなのかもしれません。
この映画は、期待を裏切らない名作でした。
あ、それと普段から洋画を吹き替えで観てる人も、この映画(ホアキン・フェニックスの演技)だけは字幕で観ることを強くオススメします。
これからも、気まぐれに更新していきます。
オススメの映画なんかあれば教えてください〜。




