青き日のドラ○エ談義。
自分が高校生の時のクラスメイトに、ドラ○エが非常に好きな友人AとBという男がいました。
当時はドラ○エ8が発売したり、ドラ○エ5がPS2でリメイクされたりと、ドラ○エファンにとっては歓喜する出来事が多く、自分達三人はテスト期間であろうがそれぞれの進捗状況やプレイスタイル等を自慢し合ったりしていました。
ですが、冷静に考えてみればドラ○エというのは所詮一人用のRPGであり、言葉だけではどうしても自分の成し遂げた偉業や苦労(はぐれメタルを仲間にした等)を伝え切ることは出来ず、いつも三人はそれぞれ心の中で
(他の奴がなんと言おうと俺が一番ドラ○エ好きなんだ……)
と思っていました(多分。笑)
そして、そんなある日、友人Aがふとした拍子に口にした言葉が自分とBの心に火をつけたのです。
A「じゃあさ、"しりとり"やってみようぜ。ドラ○エに出てくる単語限定で」
今、冷静に活字に書き起こしてみると、なんとも気恥ずかしくてくだらない言葉ではあるんですが、当時の自分にとってはこれ程、闘争心が掻き立てられる言葉はありませんでした。
しりとりについての簡単なルールはこうです。
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⚫︎使用する単語は、キャラ、呪文、アイテム、地名、モンスター名など、ドラ○エに一度でも登場した単語なら使用OK
(但し、会話文やセリフはNG)
⚫︎語尾が「しょ」などの小文字で終わる場合は小文字を取って次の言葉に繋げる。
(例)「サンチョ」→「よるのていおう」
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おおよそ、普通のしりとりと変わらないルールでとりあえず始められたのですが、ここでひとつの問題が発生しました。
とにかく終わらない。
昼休みを使い切っても終わる気配は無く、戦いは放課後の帰り道まで続き、いつしかそれはさっき言った言ってないという水掛け論へと発展し、訳がわからない内に終わってしまうというなんとも締まりのない結果になってしまいました。
そこで、次に提案されたのが『時間制限』でした。
実際、このしりとりはとにかく知識量がものを言う戦いであるため、時間さえ掛ければなんとか答えを出すことが出来、それが戦いを冗長させる原因になったのではないかというのがその時の三人の総意でした。
ですが、この時間制限ルールもことごとく残念な結末を迎えることとなります。
とにかく難しい。
そもそも時間を五秒に設定したのが不味かったのか、知識があっても瞬発力がないのが悪いのかわかりませんが、下手をすれば三人いて一周するかしないかの内に終わってしまう事態が頻発しました。
ならばその分、数をこなせばいいのではないかということになりそうですが、やり直すということはそれまで出てきた単語は再びリセットされるということになるため、数をこなせばこなす程どの単語が使われたのかわからなくなる問題が前回よりもより深刻になり、そのルールは一日でボツとなりました。
そこからもいくつかの紆余曲折を経て、最終的に完成したのは、上記のルールに
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⚫︎回答時間は無制限。
(ただし終了になった時点で、回答者になっていたら負け)
⚫︎濁音、半濁音はどうしても答えられない場合のみ取っても良い。
(但し、使うことで自分のプライドがダメージを受ける)
(例)「ぶ」、「ぷ」→「ふ」
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というルールをくっつけて、最終的になんともゆるゆるなルールになってしまっていました。
そしてその頃になると、このしりとり勝負は三人の中で緊張感のある戦いというよりも、老人同士が縁側で碁を打ち合いながら談笑するように「あぁー、そんなモンスターいたね〜」というような雑談の延長といった戦いへと姿を変えていました。笑
しかし、そうは言っても回数をこなす内に三人の中ではいつしか"戦略"というものが出来上がりつつあり、最初はその文字で始まる言葉を探すのにやっとだったのですが、いかに相手の答えられない言葉で返すかというレベルにまで上達していたのでした。
そうして三人が行き着いた結論のひとつが、なるべく語尾を"半濁音"で終わらせることです。
(「アルカパ」、「フックつきロープ」等)
「ぱぴぷぺぽ」で始まる単語は他に比べて、思いつきにくく、また思いついても語尾に"ん"の付く単語だったりして相手にそれなりの時間を与えることが出来ます。
逆に「マダンテ」などの語尾が"て"で終わる単語はなるべく避けるようになっていきました。
理由は先ほどとは逆で、"て"という文字は「鉄の○○」や「天空の○○」という風にアイテムだけでも数多くの単語に派生させることが出来てしまうためです。
(ただ、言った言わない論になりやすい可能性を孕むのもこの文字)
友人とこの遊びをしたのはせいぜい一〜二週間程でしたが、今でも地下鉄の待ち時間とか少し手持ち無沙汰な時に一人でたまにやったりしてます。笑
自分の中の勝手な設定ですが、一人でやってみて10回までいければ「ドラ○エみならい」、20回いけば「ドラ○エ師範代」、30回まで続けられれば「ドラ○エ免許皆伝」という目標をつけてやるとより楽しいです(暗ッ!)
ドラ○エ好きのであれば是非チャレンジしてみてください、意外とやってみると難しいものですよ(^^)
今日はそんなお話でした。
…ドラ○エに興味のない方ごめんなさい。笑




