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きゅんきゅんハニー  作者: 松宮星
女王蜂 ― пчела-царица
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マッハは忘れたころにやって来る

 ジャンヌちゃんには、八体の精霊(しもべ)がいる。


 風のヴァンくんは、いっしょに台所(キッチン)に立った仲。調理・盛り付け・後片付けと全てで大活躍だった彼は、軽いジョークを飛ばしてはわたしや奈々を楽しませてくれたっけ。


 後、印象に残っているのは、光精霊。美少女の姿で現れた彼女(?)は、ノヴァとシュトルムとファッション対決をしてた。


 他にも、いろんな色のぬいぐるみクマが居た。

 でも、顔を合わせただけで、直接会話をしていない。正直、ヴァンくん以外はよく覚えていない。


 だから、雷のレイと聞いても、どんな子だったけ? だわ。あっちに還れば、ジャンヌちゃんから聞いたことを書き留めたメモがあるんだけど。今、見られないし。



 レイくんは触れただけで、ガイノイドを活動停止させた。

《電磁波で電子機器内部の配線に過負荷を与え、沈黙させたのである。外部損傷はゼロ。人工神経回路を交換すれば、再活動も可能である》


 その説明に、発明家は嬉々と声を張り上げた。

「おおお! 修理可能なのですね! さすが、勇者様の精霊! 情が、深い!」

《情ではない、理性的判断である。相手は戦闘用ガイノイド。自爆装置を搭載しておるやもしれぬし、動力炉損傷による大爆発の危惧とてある。いたずらに本体を破壊するなど、機械素人であろう》

「おおお! 正しい機械知識をお持ちでいらっしゃる! さすが、電気に縁のある雷の精霊! ますます素晴らしい! どうか、これからぜひ、このルネとご昵懇に!」

 ルネさんは大興奮だ。

 レイくんに握手を求めるどころか、抱きついてキスの雨を降らせてもおかしくなさそうな感激っぷり。


 ちょっと萌える……


 ロボットアーマー姿はかなりアレだけど、ルネさんの素顔は渋い中年男性だ。広い額のオールバックの髪、少し重たげな瞼、優しげな目元、形のいい口髭……往年のハリウッド大スターによく似てて、セクシーだった。

 レイくんの人型は見たことない。でも、ヴァンくんは爽やかなハンサムになってたし、きっと美しい男性なのだろう。気難しくて理屈っぽいインテリ美青年とかなら、イメージにぴったり。

 美しい構図が、いくらでも想像できそう!


 抱擁シーンを目撃できないのが、実に惜しい!


 ロボットアーマーとぬいぐまでもいいから見たかった!


 だけど、どうあっても今は無理。

 レイくんは、ルネさんの装着物に宿ってるから。


 この世界にいる間、レイくんはロボットアーマーを憑依体とするそうだ。


 そこが一番安全だから。


 ブリキ人形な外見のくせに、ルネさんのロボットアーマーは物凄い高性能みたい。

 物理耐性アップ・防呪塗装(マジック・コーティング)が付与された、魔法金属製なのだとか。


《超能力ジャマーは、エスパーの精神波を乱す、対ESP兵器。その振動波が、我ら精霊の依るべき元素まで撹乱するが故に、我らにとっては致死性の高い兵器となっている。なれど、影響を及ぼすのはあくまで精神波のみ。攻撃対象がエスパーゆえ、呪模様など魔法技術(テクノロジー)の産物へは無策なのであろう》

 超能力ジャマーに対し最も危険な状態()は、精霊が素の姿でいること。

 人間に憑依していれば、人間の肉体が殻の役割を果たすので、素でいるより多少はマシ。でも、超能力ジャマーを長時間浴び続ければ、やはり四散の恐れがあるようだ。

《ソルが四散せずに済んだのは、主人(あるじ)と同化していたゆえ。ラルムは、精霊としての格ゆえ。しもべとしての経験こそ浅いものの、ラルムはヴァンやピオよりは上位。それゆえ、ヴァンが散った後、水結界を張り、堪える余力があった》



 さっきから、ずっと……

 怒りと悲しみを感じる。


 憤っているのも嘆いているのも、わたしではない。

 この肉体の持ち主――ジャンヌちゃんだ。


 この体の中に、ジャンヌちゃんも居る。


 ヴァンくんとピオくん、あと別行動をとっていた氷と闇の精霊。その四体が四散したとレイくんから聞かされ、ジャンヌちゃんはショックのあまり激しく落ち込んでいる……。レイくんが、そう言っていた。


《しもべの四散を嘆くなど、まったくもって嫌になるほど『女』である》

 レイくんは、ジャンヌちゃんにはとても辛辣だ。

《過去を振り返り悔いたとて、無駄であるのに。いかにシミュレーションし直そうとも、我が主人になせることなど、たかが知れておる。主人がどう動こうが、ヴァンたちの四散は防げなかったであろう》


 今日初めて、ジャンヌちゃんはしもべの四散に立ち会ったようだ。


《四体のしもべの魂が散ったとて、何ほどのことがあろうか。もっと泰然としていただきたい》


 そうは言っても、初めてなら仕方ない。


 初心者精霊支配者だった頃は、リーダーも純だったもの。リーダーをかばってリヒトが四散した時は、大変だったわ。リーダーは地に伏して、泣きながら何度も何度も謝罪の言葉を口にしてたっけ。


 だけど、涙の別れからたった半日で、リヒトは復活。散った時とまったく同じ姿で――あの頃のリヒトは、美少女形態だったのよね――リーダーのもとへ帰って来たのだ。リーダーはまぬけな顔をし、それからリヒトに抱きついてまた号泣してた。

 精霊は恒常不変の存在。

 大ダメージを受けて仮の姿を保てなくなっても、あくまで一時的なこと。時間をおけば、いずれ復活するのだ。

 おかげで、リーダーも今じゃ『すまない、リヒト。向こうで九体も四散させちゃったよ』と、へらへら笑いながら報告するような精霊支配者(おとこ)になっちゃったけど……昔は純粋(ピュア)だったのよ。


「ヴァンくんたちは、必ず復活するわ。数時間後か数日後か、復活までの時間はランダムだから何時とは言えない。だけど、あなたのもとへ帰ってくるのよ。だから、ジャンヌちゃん、元気を出して。まずはピンチを乗り切りましょう」

 胸に手をあて、内にいるジャンヌちゃんに慰めの言葉を贈った。


 わたしがジャンヌちゃんの心を読み取れないように、ジャンヌちゃんもわたしの思考を読めずにいると思う。


 伝えたいことは、言葉にしてあげなくては。



 現状では、ジャンヌちゃんからは何のアピールもできない。


 レイくんが間に入って、テレパシーでジャンヌちゃんの心を読んでくれれば、意思の疎通をはかれるけど。


 ジャンヌちゃん……きっと、今、もどかしくてたまらないでしょうね。



* * * * * *



 レイが、いろんなことをやっているようだ。


《この施設の監視・管理システム内に、吾輩の分身を潜り込ませた。現在、電子系を侵食中である。近辺の警備システムは吾輩の支配下に置いた。中枢まではまだ行き着いておらぬが、監視システムにも偽情報を流しておるゆえ、警備ロボに囲まれる心配はない》


 説明はしてくれる。

 けど、機械の専門知識に乏しいんで、話についていけない。


《収集した情報によると、ここは宇宙連邦政府管轄ドーム『バビロン』。軍事研究施設である。侵入者は即時射殺されてもおかしくない。実にやっかいな場所に出現したのである》

 軍事機密のある部屋にでも、転移しちゃったのかしら?


 そのせいでヴァンたちは……


 胸がたまらなく苦しい……



 アタシが倒れてからのことは、ソルの記憶の再現映像で見せてもらった。


 美少女ロボの放つ怪音波のせいで、アタシだけじゃなく、お師匠様もセザールおじーちゃんも頭を押えて倒れた。


 ヴァンはそんなアタシたちを懸命に守ろうとした。アタシだけじゃなくアタシの仲間も全員、風の結界で覆おうと無茶をしたのだ。

 ピオさんは、そのままじゃヴァンが四散してしまうから……本来の姿に戻って美少女ロボに挑むなんて無謀なことをして……それで……


 ヴァンが散った後、ラルムはアタシだけを包み込む水結界となった。

 四散する時間を少しでも遅らせようと最小の姿になって、自分の存在の全てをアタシの守護に費やしたのだ。

 お師匠様たちを見捨てて……。


 アタシさえ無事なら後はどうでもいい……ラルム独特の論理的な思考は不愉快だ。ぜったい間違ってる。

 だけど、責める気はない。

 アタシに責める資格なんか、ない。

 自分自身が消えそうになりながら、ラルムは必死にアタシを守ってくれた。


 なのに、アタシは何もしてない。


 何もできず、ただ蹲っていただけ。


 英雄世界の時といっしょだ……。


 ヴァンたちはじきに復活する、気に病む必要など欠片もない、とレイは言った。

 アリス先輩も、元気を出してと慰めてくれた。


 でも、仮の肉体どころか魂まで吹き飛んだのだ。

 死とは異なるのだとしても、無痛のわけがない。そうとう苦しかったはずだ。


 お師匠様のことを思い出した。

『私は不老不死の賢者だ。八つ裂きになろうとも、死なぬ。勇者を導く為に、もとの姿で蘇る。私の身を憂う必要などない』

 あの言葉を聞いた時、悲しくなった。


 守られているだけの自分に腹が立つ。


 早く強くならなきゃ。


 誰も傷つけないよう、勇者のアタシが強くならなきゃ。


 何をどうすれば強くなれるのかはわかんないけど。

 みんなを守れるようになりたい……。




「賢者様、セザール様、マルタン様は『だれでもテント』で保護しております」

 美少女ロボと戦闘になる前に、ルネさんはお師匠様たちを発明品の中に入れた。

 スイッチポンの簡単テントは、防犯・防呪機能付。無駄にハイスペックな野営グッズが、今回は役に立ったもよう。

「ガイノイドをひきつけ、力押しで押しまくり、テントから距離を開きました。テントはあちらです。とりあえず、みなさまと合流しましょう」


《いや。あちらにはラルムがついておる。周囲の機械も我が配下に置いた。危険はない。急ぐ必要もなし》

 ロボットアーマーに宿ったレイが言う。

《先に、幽霊を探すべきであろう。システムから得た情報によると、施設の一部で監視装置が故障しておる。監視システムを破壊して潜んでいる可能性もある。まずは該当箇所を回る》


「わかりました。迎えに行った勇者様の精霊は、四散したのでしたな?」


《おそらく。ピロ様とピクの存在は、この世界の何処からも感じられぬゆえ》


「あら。じゃあ、四散したとも限らないんじゃ? 捕まっただけかも?」

 アタシの口を使って、アリス先輩が聞く。

《希望的観測である。このレベルの機械文明に、精神生命体捕獲装置が存在するとは思えぬ。超能力ジャマーで二体は四散した、と見るべきである》

 レイはにべもない……。


《幽霊も同じ状態やもしれぬ。幽霊は霊体。精霊と同じ、精神生命体である。超能力ジャマーを浴びれば、四散する》


 え?


「えぇぇ! ニコラ君が! 四散? 死んでしまったのですか! あ〜 いやいや、幽霊でしたな! 死んでいるのでは、死ねませんな!」

 叫べないアタシの代わりに、ルネさんが大声をあげる。

「四散しても、あなた方のように復活できるのですかな?」

《わからぬ。幽霊と精霊は、存在基盤が異なるゆえ。もっとも、あの個体は、勇者の仲間として神の加護も受けておる。四散していても、復活しそうである》

「そうですか! なら、よかった!」

《遅くとも、魔王戦までには》

 それじゃ、遅すぎ!


《更に言えば、あの個体は現世への執着が強い。婚約者への妄執ゆえに昇天を拒んだ霊である。生存欲や我欲或いは怨念の塊となり、消滅に抗った可能性も絶無ではない》

 おお!

《必然的に悪霊化するであろうが》


 嫌な予感がした……



 大当たりだった。


《痛い……痛い……痛い……》


 髪も、顔も、体も、全てが白く半透明な子供が、頭を抱え、うずくまっている。

 小さな体に、黒い靄のようなものをまとわりつかせながら。


《痛いよぉ……アンヌ……アンヌぅ……》

 苦しそうな泣き声が響く。


 だけど……


 そばへ行けないのだ。

 ほんのちょっと駆け寄れば、抱きしめてあげられそうなのに(今のアタシはできないけど!)。

 彼の周囲に張られた、目に見えない障壁が邪魔をする。


《強固な闇の障壁である。あの幽霊、存外、優秀であるな。吾輩では祓えぬ》と、レイ。


 それに風が……

 ニコラの体から風が生まれているのだ。

 音からして、かなりの暴風。

『絶対防御』無しで近づいたら、デュラフォア園でのジョゼ兄さまみたいにボロボロにされそうな気がする。

《危険であるな。あれが無差別に暴れ続ければ、この施設の生命維持に関わるシステムまで破壊しかねぬ。二次災害三次災害の恐れもある》


「ニコラくん。しっかりして」

 アタシの口を使って、アリス先輩が叫ぶ。

 ニコラは無反応。風がうるさすぎて、聞こえてないのかも。

「ニコラ君。ルネおじちゃんですぞ。もう大丈夫。勇者様もご一緒です。助けに来ました」

『迷子くん』から大声メッセージを流してもらっても、一緒。頭を押えて、『痛い』と泣いているだけなのだ。

「うぅむ。まったく聞こえていませんな」

《心話での呼びかけにも応えぬ。心を閉ざしておるのだろう》


「超能力ジャマーの攻撃は止まってるのよね?」

 アリス先輩の問いに、計器をピーピー光らせながらルネさんは頷いた。

「間違いなく」


 超能力ジャマーを使用したと思われるものは、全て残骸となって床に転がっている。

 奇妙な形に捻じ曲がって潰れた機械たち。

 天井にめりこんでる円盤型のロボもいる。

 ニコラの周囲の床や壁も、ひどい状態だ。焦げたりひしゃげてたり。


 すべてニコラが破壊したのだろう。


 ロボットたちの残骸の中を、風が吹き抜けてゆく……。


『神の庇護下に入り光の性質がプラスされた』から、ニコラは悪霊としての力を失ったって聞いてた。とり殺すことはもちろん、生命力を吸うことも怪我を負わせることもできないって。

 ロボットを襲えたのは、人間じゃないから? それとも別の理由?


「体をジャンヌちゃんに返す方法って、ある?」

 アリス先輩が、ロボットアーマー……もといレイに尋ねる。

「ジャンヌちゃん本人が語りかければ、あの子の心に届く気がするの。あの子を仲間にしたのは、ジャンヌちゃんだもの」


《その可能性は否定しない。なれど、今、あなたは主人から離れられぬ》

「離れられない……やっぱりそうなの」

《今しばらくは、協力されたし。全ての機械を吾輩の支配下に置けたわけではない。超能力ジャマーの脅威がある限り、『絶対防御』の恩恵が欲しい》



「あの子を正気に戻す方法ない?」

 アリス先輩が、胸に手をあて体の内のアタシに尋ねる。

「あの子の心を揺り動かすもの、ジャンヌちゃんなら知ってるでしょ? あの子は何が好きなの?」


 ニコラの好きなもの……


 アンヌおばあさん。


 ジョゼ兄さま。


 ゴーレムのピアさん。


 あとは、まあ……アタシ?

 くまくま(エイト)もかなり好きよね。

 だけど、ヴァンたちは四散しちゃったし。

 レイだけじゃ、くまくま(ワン)だわ。ソロ活動じゃ、ニコラのハートをつかめなさそう。


《吾輩が、あやつのお気に入りを幻影で見せようか?》

 ううん、それじゃ駄目。

 ニコラは邪霊のつくった幻に惑わされて、悪霊化してたんだもん。幻は大嫌いのはず。


 兄さまが『(おとこ)』だから、ニコラは兄さまが大好きになったのよ。

 傷ついてボロボロになりながらも兄さまは、アタシとそしてニコラを守った。ニコラを『今は小さいが、いずれ漢になる奴』と信じて、庇い、慰め、励ましたのだ。


 本気で向かい合ったから慕われたのよ。


 嘘っぱちの幻じゃ、ニコラの心は動かせない。


 アタシの考えを、レイがアリス先輩とルネさんに伝える。


「なるほど! 本物だから慕われたですか! さすが、勇者様! 着眼点が、素晴らしい!」

 ロボットアーマーの中身が、やけに感心する。

「でしたら、このルネが本物となりましょう!」

 ルネさんが本物?

「勇者様のお仲間で、今、動けるのはこのルネのみ! 私が体を張って! 自慢の『迷子くん』で! 闇の障壁にアタックし続け、ニコラ君の魂に呼びかけ続けましょう!」


《絶対防御の庇護下より離れると? 愚かである。幽霊の霊力は、この世界の合金を切り裂いた。ロボットアーマーの強度を上回る攻撃をするやもしれぬ》


「そうかもしれません! ですが! 私は発明家! 生活をより豊かにし、みなさまに笑顔を運ぶ為に発明を続けてきました! 自慢の『迷子くん』が共にあるのです! ニコラ君の笑顔の為に全力を尽くしますぞ!」


……アタシの胸は、ちょっぴりキュンとなった。


「それに! 幽霊とはいえ、小さい子供! 苦しんでいる子供が居るのです! 人の親として、放っておけません!」

 え?

「お子さんがいらっしゃるの?」

 アリス先輩の質問に、ルネさんは明るく答えた。

「はい! 気立てのいい、お料理上手な、かわいい娘がおります! 私の最高傑作! アネモーネです!」

 発明に夢中になりすぎて、奥さんに逃げられたって聞いてたけど……そっか……娘さんが居たのか。

「アネモーネの為にも、ここはふんばりどころ! レイさん! 私は闇の障壁とやらに体当たりをかまします! 危険ですので、ロボットアーマーから離れ、勇者様のもとへお戻りください!」


《人の分際で、精霊の心配をするのであるか。主人(あるじ)に似て愚かであるな、発明家》

 ロボットアーマーに宿るものは快活に笑い、

《だが、無謀な特攻を仕掛ける必要はなくなった》

 背後に向け、機械の右手を向ける。


 何事かとアリス先輩が振り返ったので、アタシの目にそこにあるものが映る。


 まばゆいばかりの光の輝きと、その真ん中で腰をくねっとひねった人影……。


……あんた、起きたの?


 てか、そのポーズ、何?

 いつもと違うわよ。


 変!

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