24話 低級ポーション
「うっ」
結構血が出てる。
素人見では傷が深そうに見えるが、バイ菌とか大丈夫だろうか。
キズパワー◯◯◯とかでもなんとかなりそうだけど病院に行くと縫われそうだしな。
ポーションを試してみるか。
石のテーブルに行き低級ポーションを取り出す。
「これって飲むの?」
蓋を開けて匂いを嗅いでみる。
「体に悪そうな匂いはしないな」
手で血を拭って傷を曝け出す。
そっと低級ポーションを数滴かけてみると掛けた部分の傷が消えた。
バイ菌とか怖いし薄い切り傷にもかけて治す。
「ティッシュとか持ってくれば良かったな」
低級ポーションが勿体無いので蓋をしておいた。
入口側のドアを開けて階段に折り重なっているダンボールから一本水を引き抜こうと思ったが下から引き抜くと強度が弱まりそうだし階段の中腹に折り重なってるダンボールを整理しペットボトルを引き抜き安全地帯に戻る。
部屋の隅で血を洗い流し落とすと傷の見当たらない手が見え安心した。
「一度家に戻ろう」
家に戻りリュックに予備のティッシュとトイレットペーパーを詰め込む。
キズパワーパ◯◯も入れとこう。
これって万能過ぎて一週間以上かかる傷の治りが3日程マシなレベルまで治るから便利なんだよな。
時計を見るともう22時を過ぎていた。
「ひょっとすると時間の流れが違うのか?」
携帯の時間表示を見るもズレは無い。
念の為にトイレに行っておき再度ダンジョンの前に行った。
スタンド型の電波時計を入り口に置き携帯の時間に合わせ、キリの良い時間に携帯のストップウォッチ機能をスタートさせ内部に入る。
安全地帯のテーブルにティッシュとトイレットペーパーとキズパワ◯◯◯ドを並べて階段上に転がってるダンボールを安全地帯に持ち込み整理していく。
一度外に出てストップウォッチの時間と携帯の時間、スタンド型の時計を比べるが誤差は一秒も無かった。
ホッとし安全地帯に戻る。




