LEVEL-67 草むらの中のオリハルコン
ルイードの示すオリハルコンの在りかは、バハームトの町の馬小屋にあると言う。誰も人気の無いこの様な場所に、王者の剣の素材が眠っていようとは、到底考えられなかった事だけれども、ルイードがあると言うのであるからあるのである。
たかし達は一生懸命馬小屋を捜索。ゴパンが最初に異変に気付いた。
「たかし?これを見るだ!この光輝く物体こそ、間違いなくオリハルコンでねぇべか?」
確かにゴパンは王者の剣の素材、その名に恥じない光を放つオリハルコンを持っていた。
「きっとこれが、ルイードさんの言うオリハルコン何だな。よし、急いでライマに戻ろう。」
たかし達が急いでルイードのいるライマに向かおうとしたところ、パーティーの目の前には目を疑う様な光景がが広がっていた。何と、ルイードとその配下の3人がオリハルコンを持って笑っている。
「一体これはどういう事なんですか??」
「見りゃ分かるだろ?俺達はライマ一の鍛冶屋ではなく、凄腕盗賊団のルイード一味よ‼」
「それじゃあお支払いした前金2万ゴールドと言うのも?」
「あぁ。真っ赤な嘘だ。あんまり簡単に人を信じちゃいけないよ?」
すると、それを聞いたゴパン、リュラプス、オイツォフが戦闘態勢を敷き始めた。
「待て待て。お前ら。これはきっと何かの間違いだ!」
「間違ってるのはたかし?お前だ!あいつらは鼻っからこの俺達を利用して、一儲けする事しか考えていない野郎だったのさ。悪いけど手加減はしないぞ?」
リュラプスもオイツォフも同じ思いだった。失ったお金もオリハルコンも、今戦えば取り戻せる。オリハルコンが無ければ王者の剣は作れない。力ずくであっても、ここはルイード一味を制して本物のオリハルコンを取り戻すのが先決であった。とにかく今は迷っている場合ではない。
「ルイードが盗賊の一味?」
たかしはまだ疑いを晴らせていなかった。何の為にルイードはオリハルコンの在りかを教えてくれたのか?そこが引っ掛かっていた。
「オリハルコンを餌に勇者一味を倒せるとでも?いや、解せぬ解せぬ。意味不明だ。」
「たかし?とりあえずルイード一味をサクッと倒してオリハルコン手に入れちゃお?」
「そうだぜ、勇者一味を騙した罰は死んで償って貰います。」
「でも、お前達も見ただろ?あの技術?ルイードは確かに凄い鍛冶屋なんだって。」
「ま、とっちめてからだな?」
「だね。」
こうしてたかし達はルイード盗賊団の殲滅を決める。たかしはルイードだけは生かしておくよう指示した。




