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~そしてもう一つの伝説へ~父の仇編~地下の黒幕編~  作者: 佐久間五十六


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LEVEL-6 眠りの村~ラルフの呪い~

 ダダカンの一件でマロリア国王になったたかしだったが、それも一時の事。マロリア国王のお遊びに付き合わされたたかし達は王様の冠を返したが、大した褒美は貰えなかった。


 再出発したたかし達はとりあえずザカーブ村より北に行って見る事にした。少し歩いた所に村と洞窟があるのをオイツォフの馬鹿が見つけてくる。


 先ずは村へ行って見る事にした。すると、驚く事に村人が全員眠っていたと言う事である。この"ねむりの村"は何故こんな事になってしまったのか?


 たかし達はとりあえず村の隅々までくまなく探したが、これっぽっちもきっかけを見つけられず、立ち往生してしまう。リュラプスやゴパンも「とりあえず、洞窟行ってみっか?」の一点張りで、オイツォフに至っては「叩き起こせ」だの「FUCKしてみる?」だのと言う有り様で、判断に迷いが生じたが、とりあえず、村の南西にある洞窟に向かう事にした。


 洞窟内のモンスターは流石にちょっと強めのレベルであったが、ダダカンを倒した事が自信になったのか、今のパーティーならば、手を抜いてもお釣りが来るレベルではあった。洞窟の最深部まで行くと、そこにあったのは目覚まし時計ではなく、目覚めのルビーと言う宝石であった。


 どうやらこの宝石を使えばねむりの村の住人を起こす事が出来るとたかし一行は確信したが、ここで一つだけ疑問が残る。縁も所縁もないたかし達が勝手に村人を起こす事は余計なお節介なのではないか?と言う事である。


 確かに、ただ通りかけただけの旅人に起こされたとしても、ねむりの村の住人は嬉しくないかもしれない。しかし、ここでオイツォフが珍しくど真ん中にストレートを投げ込む様な意見を放り込んで来た‼


 「つーか、あいつら(ねむりの村の住人)起こさなきゃ旅の情報手に入らなくない?」


 オイツォフ御名答。寝ている村人をFUCKしてみるかと卑猥な事を言っていた人間とは思えない素晴らしい答えだった。たかし達は余計なお節介覚悟で村人を起こす事にした。…だが、先ずはこの洞窟を無事出なければならない。パーティーに魔法使いがいない為、たかしがレリミト(ダンジョン脱出魔法)を覚えるまでは、ダンジョンの要件を達しても、また来た道を戻らなければならない。弱くもなく強くもない敵を倒しながら、ねむりの村に向かって戻るしかなかった。


 まぁ、これも良い経験値だと思い、やらなくてはいけない事ではあった。

 「あ~あ。この戻る時間かったるいわ。」

 「レリミトがあればな?」

 「つい先日ドルーラ覚えたばかりだぞ?」

 「たかし?お前ほんまに勇者か?」

 「俺の父さんは間違いなく勇者だった。」

 「そうなら、はよレリミト覚えて冒険のタイパ上げてくれよな。」

 「あ~あ分かったよ。その内覚える。」

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