LEVEL-57 懲りない奴
ガルドアレフを旅していると、馴染みのキャラと再会する事もあった。マロリアとラタバハで2度に渡りたかし達の行く手を阻もうとしたダダカンがその人物なのであった。何故ダダカンがガルドアレフにいるのか理由はよく分からなかったが、彼と3度目のバトルを交える事にはならなかった。
流石に魔王バラーモスを倒したのがたかし達と知っていた為、懲りないダダカンではあったが、勝てないし戦意は無いとたかしに伝えて来た。ダダカンはこう言う。
「お前等がバラーモスを倒してくれたから、俺達はこのガルドアレフで過ごせるんだ。そんな恩人に今更復讐しようなんて思っちゃいねーよ。」
たかしもこう言う。
「ダダカン、お前も狡い事から足を洗ったみてぇだし、何より腐れ縁のお前等に会えて俺も懐かしいぜ。」
しかし、たかしが足を洗っていたと勘違いしていたダダカンの悪行は続いていた。すごろく券を偽造し、かなり高額で販売し、ボロ儲けをしていた。
「やっぱりお前等は懲りない奴なんだな?正義の勇者として成敗しない訳にも行くまい。」
たかしが剣を振り上げた瞬間には煙幕を巻いてズラかられた。ダダカン達は何処かへ消えた。
「あんな奴等ほっとくのが一番だぞ?今オラ達がやんなきゃなんねー事は他にある。」
「そうですよ。我々は大魔王を倒そうとしているのだから。」
「まぁ、良いじゃねーか?あんな奴等地獄に落ちるさ。」
たかしは納得がいかなかったが、それでも光ある所に闇があるのもまた事実である。ガルドアレフは今もっと大きな闇に包まれている。まずはその闇を光に導くのが先決であった。こそ泥のダダカンに構っている暇はない。しかし、その過程は想像以上に険しくハードなものであった。そもそも、まだその険しさが分かってはいなかったし、何よりもたかし達にはそれを成し遂げる実力は無かった。まずは地道にその実力を付けていく事からやっていかなければならない。それが現実的なのであった。
「またダダカン?良い加減懲りろよ。」
「しかしどうやってダダカンの奴ガルドアレフに?」
「バラーモスの魔力が弱まった隙にヒョヒョイと来たんじゃねーの?」
「すごろく券の転売か…。懲りない奴だな。」
「地上世界には居づらくなったか?」
「一種のマフィア見てーなもんだからな。並の市民じゃ倒せないよ。」
「ガルドアレフの人も迷惑してるだろーな。」
「モンスターのレベルも高い故にダダカンとて、商売も上がったりだろ?」
「ま、懐かしい奴ではあったがな。」
「ダダカンレベルで来れるなら、たかしの親父さんもガルドアレフの地に来ている可能性はゼロでは無いな。」
「期待させんなよ。親父は死んだ。事になってんだから。」
「オルタナはそんなヤワな人じゃないだろ?」
「それはそうだけどさ。」
と、たかしは父オルタナの安否を気にしていた。




