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~そしてもう一つの伝説へ~父の仇編~地下の黒幕編~  作者: 佐久間五十六


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LEVEL-56 すごろく場その①

この世界にはアミューズメント施設もある。ギスギスとした怪物や雑魚との殺伐としたやり取りだけではない。その一つがすごろく場である。


世界各地を旅していると、入手出来るすごろく券によりプレイする事が出来るのであるが、ここまでたかし達は世界各地にあるすごろく場を素通りしてきた。クリアすれば強力なアイテムを入手する事が出来るにも関わらずである。


その理由は意外な所にあったのである。実はすごろく場はパーティーの先頭の人間がやる決まりになっているのであるが、たかしが一貫してすごろくをプレイする事を拒否した事にある。何故か?たかしはすごろくが嫌いだった。


と言うのも幼少期に母親のお使いで家にあったすごろく券10枚程を使用する為、マロリア北部のすごろく場に向かった。たかしが10歳位の頃の話であるから、その位の少年でも充分に倒せるレベルのモンスターしか出てこない。問題はそこではなく、すごろく券10枚連続失敗をしてしまった事にあった。それで母親に馬鹿にされた事がたかしのトラウマになっていた。勿論、たまたま10回連続失敗しただけで、11回目には成功出来たのかも分からない。パーティーの他のメンバーにやらせても良かったのだが、それはさせたくなかった。


強烈なトラウマ記憶がたかしのパーティーメンバーにすごろくをプレイする事を拒否させた。ゴパンもリュラプスもオイツォフも、たかしにそこまでかたくなにやるなと言われれば、それ以上は何も言えなかった。溜まりに溜まったすごろく券の数は50枚越え。これを使わないのはもったいなかったと言う他はない。かといって、これまで素通りして来た全すごろく場を制覇する時間的余裕はない。そこでたかしは遂にこのガルドアレフにある最難関だと思われるすごろく場に挑戦する決意を固めたのであった。


「気持ちは分かるけどよ、散々拒否して来たたかしの大嫌いなすごろく場を何で今攻略しようと思った訳?」

「溜まったすごろく券もったいないじゃん?」

「俺言ったよな。地上のすごろく場プレイしようぜ?って。」

「トラウマになっているなら、他のメンバーにやらせても良かったじゃん?すごろく場クリアしてたら、もう少し冒険楽だったかもよ?」

「たらればの話をしている場合じゃない。過ぎたるは夢の如し。50枚越えのすごろく券があれば最難関とは言えゴール出来るだろう。俺がやる。」

「トラウマになっているんじゃないのかよ?」

「任せろ!俺は10歳の頃とは違う。」


確かに今のたかしは10歳の頃とは全く違う。頑張れたかし。

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