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~そしてもう一つの伝説へ~父の仇編~地下の黒幕編~  作者: 佐久間五十六


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LEVEL-53 大魔王マーゾの正体

たかし達はガルドアレフでの旅を始めるにあたって、きちんと調べておかねばならない事があった。


それは大魔王マーゾの正体である。ガルドアレフに来たばかりのたかし達にとっては、バラーモスの上司位の認識でしかなかった。だが、調べて行くとそのマーゾと言う大魔王の真の姿はバラーモスの上司なんてほどのものではない事がよく分かった。そして大切な点に気付く。


バラーモスを地上に送り支配をさせていたのは、全て黒幕としてこの大魔王マーゾが糸を引いていた。まさか、マーゾもそのバラーモスが人間に殺られるとは少しも思わなかっただろうが、それでも地上世界も地下世界(ガルドアレフ)も全ては大魔王マーゾの手の中にあった。


過去には何度も人間の討伐隊が向かっているが、返り討ちにされた事は、すでに述べた通りである。大魔王マーゾは、ダラトームからのぞめる小さな島にある城の奥深くにいる。大魔王マーゾを倒せるのは選ばれし勇者だけである。無論、現時点ではたかし達も大魔王マーゾを倒せる水準にはいないが、大魔王マーゾを倒せる位置に最も近いのはたかし達であった。


大魔王マーゾは、輝く息や強力かつ圧倒的な魔法力と打撃力で、来る者を圧倒すると言われている。現時点で調べる事の出来る情報は、その程度のものでしかなかったが、それでも何も知らないよりは、余程良い。とにかくこの大魔王マーゾを倒さない事にはガルドアレフも地上世界も平和にはならない。


その為にも、たかし達はガルドアレフの開拓をする必要に迫られていた。大魔王マーゾを倒す為には精霊ルビス様の力添えも不可欠である。光の玉がなければ、闇の衣を羽織った大魔王マーゾに勝つのは無理だ。とりあえず、ダラトームを拠点にガルドアレフ各地に赴くしかない。ラディスト49世から頂いたガルドアレフの地図と船を手に、たかし達はガルドアレフの旅を開始した。先ずはどこに何があるか把握しなければならなかった。


「なぁ?ガルドアレフにミアーラ連れて来れないの?」

「無茶言うな。バラーモスごときの魔王に封じられていたミアーラに、大魔王マーゾのいるこのガルドアレフに来れるはずが無いだろ?」

「ダラトーム王から貰ったスロープ船と徒歩で何とかするしかないだろ?」

「えー‼ダル。」

「地図で見る限り地上世界よりは町や村は少ないし、ダラトーム以外には城下町は無さそうだからな。」

「まぁ、何とかするしかないだろ。」

「確かに。それにレベルアップもしないとな。」


と、ガルドアレフの地図を見ながら思案するたかし達であった。

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