LEVEL-49 VSバラーモス③
戦いも大詰めを迎えつつあった。バラーモスもたかし達も、お互いの体力と魔法力が共に限界に近い事を既に理解していた。
いい加減に倒れてくれ。かなり根気のいる打撃戦にもつれ込んでいた事がよく分かる。たかし達はバラーモスの攻撃をのらりくらりとかわしながら、手応えのある攻撃を加えていた為、いつかは倒れるものだと思っていた。
しかし、やはり魔王の名は伊達ではない。並のモンスターなら2ターン程でくたばる程の攻撃をもう30ターンは繰り返している。くたばるのはバラーモスの方が先だと言う確信を持っている。だからもう一心不乱に打撃攻撃を続けるしかなかった。魔法が効かない事はよく分かっている。その為に同じ事の繰り返しである。
攻撃力上昇魔法の効果が切れればすかさずオイツォフがまたかける。リュラプスはひたすら回復し手があけば防御の体勢になり、ながら体力が黄色信号の者がいれば、回復魔法をかける。そうやって役割分担をする事で、魔法力消費を抑えつつ、パーティーとして上手な戦略を持って戦っていた。バラーモスもいよいよくたばる時が来たのかこんな台詞を放った。
「この私を倒すとは、流石は勇者一行である。だが、私を倒しても戦いは終わらないぞ?ガルドアレフには更なる黒幕が控えている。そして貴様らは更なる困難な戦いを強いられる事になるだろう。フハッハッハッフハッフハッハッハフハッッ!!!!!」
気味の悪い断末魔の叫びを残してバラーモスは絶命した。ガルドアレフなる大地がどこにあるかは分からない。だが、更なる黒幕とは一体?これで終わりではないのか?様々な疑問が頭の中を駆け巡るが、とりあえずエリアハン王の元へと戻り報告をしなければならなかった。
「流石の魔王バラーモスもたかしとゴパンの連続攻撃の前には屈したか。」
「でも、手強い敵だったね。」
「まだ冒険は終わらないぞ?」
「バラーモスを地上に送り込んだ黒幕がガルドアレフなる大地にいるとの事。」
「どこにあるんだろうね?ガルドアレフなる大地。」
「上か下かどっちかだな。」
「そういやぁたかしの父さんは火山に飛び込んで死んだ事になっているんだよな?」
「あぁ。そう聞いている。」
「じゃあやっぱガルドアレフは地下だな。」
「たかしの父さんまだガルドアレフで生きているかもしれないよ?」
「バラーモスも倒せず火山に飛び込んで死んだ事になっているんだ。それは確たる事実だからね。仮に地下にガルドアレフなる大地が広がっていたとしても、パーティーを失った勇者オルタナが戦える場は限られている。」
「まぁ、言って確認すれば良いじゃないか?」
「そうだよな。とりあえずエリアハン王に報告だな。」
たかし達は魔王バラーモスを倒した事をエリアハン王に報告をした。




