LEVEL-45 魔王城突入の前に…。
魔王城突入の前にたかし達は、全てのオーブを持って、それらが何を得る為のものであるかを知らなくてはならなかった。結果的にはそれが魔王城突入の為には必須条件であった。
冷たき南の祠と言う情報しか、ヒントが無かったが、とりあえずまだ訪れていないアイレムランド地方に向け船を進ませた。
そして遂に冷たき南の祠を発見した。中には6つの台座とその奥には卵の様な物を守る二人の精霊がいた。たかし達は中に入るなり精霊に呼び止められた。
「ようこそ、勇者御一同様。」
「ここに来られたと言う事は既に6つのオーブは集められましたね?」
「そうだな。オーブは全てこの手で集めた。」
「ならば、この6つの台座にオーブをのせて下さい。」
「世界は貴方達勇者御一同様の登場を心待ちにしていました。」
「リュラプス、オイツォフ、ゴパン、皆で手分けしてオーブを台座にのせろ。」
6つのオーブが台座に置かれた。すると、急に辺りが暗くなり始めた。
「何だ何だ何だ?」
「長き眠りから」
「目覚めよ。」
すると、大きな虹色の大きな羽をした鳥が4人の前に姿を表した。
「これは伝説の不死鳥ミアーラでございます。」
「これで魔王城を囲む高山も越えられますね。」
精霊二人はミアーラの復活を喜んでいる様である。たかしはふと思う。ミアーラがいるならカメハメハ号は残念ながらお役御免であると。確かにその通りだ。ミアーラなら、行動範囲も広いし、敵に遭遇するリスクもない。モンスターの遥か上をミアーラは飛ぶからだ。これまで行けなかった所に行ける様になったのは重要な事だが、オーブを集め、不死鳥ミアーラの封印を解いた事の方が、影響は大きかった。これにより、いよいよたかし達は魔王城に乗り込める様になった。一度行ってしまえばドルーラ(瞬間移動魔法)で往き来出来る。
「マジすげぇな。空飛んでるよ!」
「私高い所リアルに無理なの。」
「大丈夫だよ。ミアーラの背中に掴まってれば。」
「でも、これどうやって乗り降りするんだ?」
「アイレムランドの祠にいた精霊達からミアーラの手綱を手に入れたんだ。一回引けば離陸。二回引けば着陸。シンプルだろ?」
「なるほど。確かにシンプルだな。これで魔王城に乗り込めるな。」
「ああ。父さんの仇である魔王バラーモスを倒さねば。」
「楽勝楽勝!大した事ねーって。」
「何を根拠に?気引き締めて行くぞ!」
「おう!」
こうして魔王城突入の準備が完了したたかし達は、その足で魔王城に向かった。




