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~そしてもう一つの伝説へ~父の仇編~地下の黒幕編~  作者: 佐久間五十六


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LEVEL-39 ドテンの村

魔王城南部に位置するその村は、昼は誰もいないが、夜になると人が出てくると言う、変わった村だった。この村においてたかし達は闇のランプ、グリーンオーブを手に入れる事になるのである。


ゾンビキラーや魔法の鎧と言った高価だが確かな能力を持った装備でパーティーを強化(と言うよりたかしが)する事になる。


この村で闇のランプ(一瞬で昼から夜に変えるアイテム)を手に入れるまでは昼夜逆転魔法を使うしかすぐに夜にする術を持っていなかったが、闇のランプを手に入れてからは少し事情が変わった。


このドテンの村の様に昼と夜では全く違う顔を見せる村や街はそれなりにある。昼夜逆転魔法は魔法力を大幅に消費するため、魔法力無しで夜に変える闇のランプは貴重なアイテムとなった。リュラプスやオイツォフは昼夜逆転魔法を使えるには使えるが、いざと言う時の為に、使わなくて済むならそれに越した事はない。


外を歩き回って夜にすると言う荒業もあるが、理知的ではない。このドテンの村で、待望の4つ目となるグリーンオーブを手に入れたたかし達は、残るオーブもいよいよ後2つとなった。


ドテンの村は魔王軍の総本山である魔王城に近い事もあり、いよいよ魔王バラーモスとの一戦が近付いている事を現実的に感じていた。今のレベルならバラーモスと対等に渡り合える自信はあったが、こればかりは戦ってみないと分からない。


無論、バラーモスの待つ魔王城内部は地上最強クラスのモンスターで固められていて、それらに負けない為のきちんとした準備とか装備を整える必要がある。オーブを集めながらたかし達は来るべき決戦に想いを馳せていた。


万に一つでもパーティーの誰かが死ぬような事があれば、これまでの努力が水泡に帰す事になる。それを防ぐ為にも、資金とレベルアップが有効的であった。そうしたパフォーマンスも勇者一行には求められるのである。


「ヨッシャー、オーブ見っけ!」

「何色?」

「緑色っぽい。」

「グリーンオーブか!」

「それにこんな珍客も。」

「ランプ?」

「こすると昼夜逆転するみたい。」

「つーか、この村人いなくね?」

「魔王城が近いからな。日中に寝てんじゃねーか?」

「闇のランプ使ってみようよ!」


すると、昼夜が逆転した。


「やぁ、マジで昼夜逆転した。あ!人沢山いるぞ!」

「へぇ、魔王城の真南にあるから、日中騒いでるとモンスターが沢山いるらしい。」

「それで夜はっちゃけてんのか?それもどうかと思うぞ?」

「まぁ、楽しそうだし良いんじゃね?」

「確かにな。」

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