LEVEL-32 海賊の家
船で大陸を探していると、村でも町でも城でもない何者かのアジトの様な物を発見したたかし達は、それが後に海賊の家と呼ばれるものであると知る。
早速ではあったが、ゴパンはやまびこの笛を吹いてみた。やまびこの笛担当のゴパンは何とやまびこが返って来た事をたかし達に伝えた。
ダンジョンや大きな城下町とは違い、オーブを捜索する手間が極端に少なくなる。たかし達は目の色を変えてこの海賊の家を隅から隅まで舐め回す様に物色した。
それから30分後。ついに三つ目のオーブであるレッドオーブを発見した。一応このアジトの主である女海賊ギルバンテスと言う船長には挨拶をしておいた。
「あぁ、そのガラクタならくれてやるよ。私は七つの海を回って、もっと価値のあるものがある事に気付いたのさ。それはあんたらも旅を一通り終えれば分かるよ!」
これにより、レッドオーブは女海賊ギルバンテスのものからたかし達が手にするものとなった。たかしは思う。レッドオーブの使い道が分からなくても、これはギルバンテスとその一味が死ぬ思いをしてまで探し得た結晶でもある。それを通りすがりの人間にくれてやるとはどういう事だ?と。
しかし、ギルバンテスが言うように他に大切なものがあるのだとすれば、きっとそれは恐らくプライスレスなものであると言う事は容易に想像できる。それが何かはたかし達は教えてもらえなかったが、そこにはゴールを見てきた者しか分からない様なオーラと自信の様なものがあった。
たかし達がどんな旅の終着を迎えるかは分からないが、ギルバンテスの様に金や財力では買えない大切なものがあるなら、是非とも知りたいと思う。しかし、それは聞いて得るものではなく、体験しなければ意味はない。この答えを得る為にも、残り三つのオーブを集めて先に進みたいとそう、たかしは思う様になった。
「ギルバンテスって何者何だ?レッドオーブをガラクタ扱いして。」
「見た感じガチの海賊だと理解して良いと思うが?」
「あんまり長居するような場所ではないな。」
「でも、海賊と言う割りには気さくだったし、柔らかい感じがした。」
「ギルバンテスってかの有名な海賊王ゴール・D・メジャーの娘だろ?」
「え?それ、マジ?すごいのは娘じゃなく親父の方?」
「いや、ギルバンテスも凄い海賊だよ。小さな頃から見習いでメジャーの船に乗せて貰って、物心がついた頃には独立をしている。」
「リュラプス?それどこから仕入れたネタ?詳しすぎてキモいんだけど?」
「まぁ、これで三つ目のオーブをゲットしたし、次はボルトガより北に行ってみよう!」
「エジンバラか…。」




