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~そしてもう一つの伝説へ~父の仇編~地下の黒幕編~  作者: 佐久間五十六


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LEVEL-30 パープルオーブ

気を取り直してジョパングに戻り、ヒミコに会いに行くとそこには驚くべき事態がたかし達を襲う事になる。ヒミコに会いに行ったはずなのに、そこには倒したはずのやまとのおろちがいて、しかもオリジナルのヒミコはやまとのおろちが「食うてやるけぇ。」とばかりに食われて見るも無惨な形になっていた。


手に入れた草なぎの剣でたかし達は2回目のやまとのおろち戦に突入する事になった。一回目には効いていた魔法も2回目の戦いでは効かなくなってはいたが、たかし達もレベルアップして息効果減少魔法を覚えていたため、やまとのおろちの炎には苦戦しなかった。


戦いのスタイルは基本的に変わらない。これまでもパーティーで協力して乗り越えて来た上に今がある以上、それを無理に変える必要性は全く無かった。自分達のスタイルのみならず、自分達の経験の全てを否定する事になるからだ。


体力も格段にパワーアップしており、苦戦が予想されたが、八首を草なぎの剣で全て潰して呆気なくやまとのおろちは息絶えたのであった。


長年ジョパングの民を苦しめた古代の異物が成仏した歴史的な瞬間でもあった。ヒミコ亡き後のジョパングを担う統治者も何とか現れて、新体制で平和なジョパングが歩み出したばかりであった。


たかし達は2回目のやまとのおろち戦後にパープルオーブを手にして、二つ目のオーブを手にしたのであった。ジョパングを救った英雄として、手厚いもてなしを受けたたかし達ではあったが、休む事なく残り四つのオーブを手に入れる旅を続行しなければならなかった。


とは言え、オーブを集めると何が起きるか等詳しい事は、よく分かっていなかったのであったが、先に進む為にはオーブを集めなければならなかった。そのオーブの入手に役立つやまびこの笛があるとの情報を得て、ジョパングを後にした。二つのオーブは比較的簡単に手に入ったが、残りの四つのオーブが同じ様に簡単に手に入るとは到底思えなかった。


「やまびこの笛?それどこにあるの?」

「海賊の家っていう所に有るらしい。」

「かなりここから南東にあるな。」

「その笛を吹いてやまびこが返ってきたらそこらにはオーブがあるっていう話だ。」

「流石にそこからは自力な訳ね。」

「たかし?オラにその笛吹かす担当にしてくれないか?」

「良いけど、途中でやーめたは、無しだからな。」

「うん、分かっている。」

「じゃあまずはそのやまびこの笛を手に入れるか。」

「そうだな。だが、流石に現れるモンスターも強力になって来ている。気を引き締めて行こう。」

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