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~そしてもう一つの伝説へ~父の仇編~地下の黒幕編~  作者: 佐久間五十六


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LEVEL-28 草なぎの剣

洞窟の中のモンスターは大した事は無かった。サクサクと洞窟最深部へと歩みを進めたたかし達は、遂にジョパングの民を苦しめる元凶である八首の竜であるやまとのおろちと対面した。


戦闘開始から炎を吐きまくるやまとのおろちにパーティーは大苦戦。リュラプスやオイツォフの回復が間に合わないほどだったが、その間に攻撃力上昇魔法と守備力上昇魔法で身を固め反撃。たかしとゴパンのツートップが確実にやまとのおろちの体力を削って行った。基本的な戦い方はこれ以外にはなく、魔法をガンガン使っての攻撃は回復の手が足りなくなるため出来なかった。守備力上昇魔法や息効果減少魔法を使いながら、相手の主たる攻撃要因に対する耐性をつける。魔法攻撃はタイミングを見て行う。これがたかしのパーティーの戦闘スタイルであった。


ただ世の中には全ての魔法を無効化する、いてつくはどうと言う技を使う強者もいるが、それを使う上級ボスはまだいなかった。対策もきちんとある。とにかく、回復及び補助魔法以外は基本的には使用しない。


さて、そんな事を言っているうちに、やまとのおろちが弱ってきた。


「行くぜ行くぜ!会心の一撃!」

たかしの破邪の剣が確かにやまとのおろちの心の臓に突き刺さったところで遂に、やまとのおろちは息絶えた。すると一振りの謎の剣が落ちていた。


「たかし、この剣は君が使うべきだ。」

「良いね。ずっと破邪の剣を使ってきたから丁度良かった。で、何て言うのこの剣?」

「草なぎの剣?って書いてあるよ?」

「これでジョパングにも平穏な日々が戻るな!」

「ま、とりあえずジョパングに戻りますか?」


まるで、一仕事終えたような感じだが、やまとのおろちを巡る一連の騒動はこれでまだ終わりではなかった。そんな事とは露知らず英雄気取りでジョパングの国へと戻って行くたかし達であった。


「たかし?こんなにボロボロじゃあ武器屋も買い取ってくれないよ?」

「タダで代替えの剣が見付かったんだ。売れなくても構わないさ。」

「荷物増やしてどうすんだよ?」

「それは言えてるな。預かり所にでも預けるか?…。そうだエリアハンの実家に置こう。」

「それは名案だな。どうせ売れなくても旅の証にはなるしな。」

「そう。後世に語り継ぐのさ。」

「すっかり勇者気取りだね?」

「いやいや、俺達選ばれし勇者一行だし。」

「だな。」

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