LEVEL-27 ヒミコのお願い
ジョパングを治めるのは、女性族長のヒミコである。たかし達は、この国を治めるヒミコの話を聞く事にした。時間は30分だけ許された。
しかし、会談では新情報は出ず、会談の最後にやまとのおろちを倒してくれと念を押された。ヒミコからは気のせいか少し邪悪なオーラがうっすら感じられた様だがたかしは気にも止めなかった。
たかし達は早速やまとのおろちを倒す為、やまとのおろちがいると言う洞窟へと向かう事にした。が、その前に、ジョパング内で今年の生け贄である少女がいると言うので、興味本意で話を聞いてから、やまとのおろちを退治する事にした。
その少女はジョパングの倉庫の壺の中にいた。亀甲縛りをされており、明日にでもやまとのおろちに献上されるかのような仕打ちであった。何故この様な事になっているのか聞くと、少女はこう答えた。
「隠れていれば生け贄にされずに済むかもしれない。って親に言われてこの坪に突っ込まれたの。きっと私が外に出ない為の対策としてこんな非情な事を考えたのでしょう。」
たかしはその少女を見てとても切なくなった。
「お嬢さん?ところで名はなんと言う?」
「私の名前?私の名前はやよい。ひいらぎやよいだよ。」
「やよいさん。俺が縄をほどいてあげるから、お家に帰りなさい。」
「でも、そんな事したらやまとのおろちの生け贄にされちまう。」
「やまとのおろちなら、俺達がぶっ倒してやるから安心しな。」
やよいはたかしに指輪の様な物を渡した。
「これは?」
「いのりのゆびわだよ。お供え物の中にあったの。やまとのおろちを退治するなら良いでしょ?」
「ありがとう。よし、皆急ごう!」
たかしはいのりのゆびわをリュラプスに渡してやまとのおろちを退治する為、ジョパング東の洞窟に向かった。全てはジョパングの民の為に。
「つーかさ、たかし大丈夫なのか?息効果減少魔法を覚えてからでも遅くないのでは?」
「そんな時間あるか。やよいさんが生け贄になってんだぞ?」
「攻撃力上昇魔法と守備力上昇魔法だけで押し切るつもりなのか?」
「やよいさんの為だ。あんな酷い仕打ちを不条理にされて良いはずがない。やまとのおろちを退治すれば、こんな馬鹿げた生け贄なんてなくなる。だろ?」
「俺達と同年代の少女が生け贄になっているのは、確かに勇者一行としては見逃せないな。」
「でも、あのヒミコと言う族長ちょっと胡散臭い感じだったぜ?まさか、やまとのおろちと通じてるのでは?」
「ま、とりあえず洞窟に行って確認しよーぜ?」
「だな。」




