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~そしてもう一つの伝説へ~父の仇編~地下の黒幕編~  作者: 佐久間五十六


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LEVEL-25 地球のへそ へぇ~そう。

とりあえずカメハメハ号で目指す事にしたのは、情報を手に入れた町ランルーシ。この町の近くに地球のへそなるダンジョンがあり、中にはブルーオーブがあるとの事だ。


ランルーシに着くと別に何の特徴も無い普通の町であった。とは言え、情報収集は旅の基本。サクッと最強パーティーでダンジョン攻略だぜ!と行きたい所ではあったが、ランルーシの地球のへそ管理委員会の神父様にこう言われた。


「勇者一人で入る事がしきたりなのだ。」


と渋い顔で言われた為に仕方無しにパーティーメンバーを残して、たかしの一人旅が始まった。最も旅などと言う様なお気楽なものでは無かった訳であるが…。


ダンジョンは地下へ地下へと潜っていくタイプで、今のたかしには、出現して来るモンスターはほぼ格下であり、注意すべきは宝箱に擬態している人喰い箱やミミック位のものであった。中程度回復魔法や中程度攻撃風魔法と言った魔法も覚え始めていた、たかしにとって一人旅を満喫する余裕はあった。かなり手の込んだトラップも数多く潜んではいたが、成長しているのは強さだけではなく、冷静さや判断力も上昇していた。


こうして、たかしは労する事無くブルーオーブを手に入れた。今の段階では、この宝がどんな役目を果たすのか全く分からなかったが、たかしは思う。4人で旅をしていると、たまに鬱陶しく思う事もあるが、戦闘においてたかしが、仲間にどれだけ助けてくれているかと言う事を思い知る事になった。


このダンジョンではダンジョン脱出魔法が使えた為、目的を果たしたたかしにはもう用事は無かった。最短ルートでダンジョン攻略をしたため、取りこぼした宝箱があっただろうが、まぁブルーオーブに勝るものでは無いだろうと、地球のへそダンジョンを脱出した。


ランルーシに戻ると、3人が元気よくたかしを迎えた。


「いやぁ、早かったですね。宿屋予約しておきましたよ!」

「たかし?あんたそんなに強いなら私達要らないんじゃない?」

「押忍、おらゴパン。おらの事覚えていてくれたかい?」


こう言うふざけた事を言い合えるのも、このパーティーなりの主の迎え方である。こうしてたかし達はランルーシにある地球のへそダンジョンを見事クリアしたのであった。


「で、中には何があったの?」

「3フロア位の洞窟だな。」

「ブルーオーブ以外にはお宝は無かったの?」

「最短ルートで行ったから、ほとんど宝箱に手を付けて無いんだわ。」

「寄り道している余裕は無い感じ?」

「ブルーオーブ以外には大した宝無さそうだったし、実際人喰い箱とかミミックに殺られている冒険者もいたからね。余計な宝箱には手を出さなくて正解だったね。」

「たかし一人じゃミミック相手にすんのは心許無いからな。」

「確かにミミックの瞬間絶命魔法は脅威だし警戒していたからな。」

「とりあえず、宿屋行こうぜ。」

「おう。」

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