LEVEL-22 黒幕
ボルトガに戻ったたかし達は、ソルトフェルタ14世の所へと急ぎ戻った。
「この嘘つきめ!お前は何か大切な事を隠している。」
「何の事を言っている?」
「無駄だ!それ!」
たかしは、黒のオーブをかざした。
「カイネストから全てを聞いた。貴様はハーゲンだな?」
「バレては仕方あるまい。そう、私は大魔王ハーゴンの兄だ。」
「って言うか誰?冗談は顔だけにしとけよ。」
「どうやら戦いは避けられぬ様だな。出でよ下僕達よ。」
すると、悪魔神官が3体現れた。
「こりゃハードだぜ。とりあえず悪魔神官の方から片付けるべし。」
「新生勇者御一行の力を舐めるなよ!行くぞ、野郎ども!」
「言っとくけど俺半端なく強いからね?」
本物ならば今のたかし達には苦戦するだろう。魔法封印魔法や団体守備力上昇魔法を多用して来る敵に苦戦する。リュラプスとオイツォフは、攻撃力強化魔法をたかしとゴパンにかけ、まずは悪魔神官達を倒す。
問題はハーゲンだった。攻撃力強化魔法や守備力上昇魔法は効果的であったが、自称大魔王ハーゴンの兄と言うだけの力はあった。叩いても叩いても一行に倒れない。魔法攻撃も効かず、試しに魔法反射魔法をハーゲンにかけてみた。これが中々に効果的であった。
ハーゲンは魔法攻撃を封じられ、打撃攻撃が効くようになった。ここから一気呵成に攻める。魔法のスペシャリストを前にして、1時間近く肉弾戦を展開したたかし達は、ようやくハーゲンを倒した。
その後、地下牢にいた本物のソルトフェルタ14世を発見。そのニュースは翌日ボルトガ国民に知れる事になった。こうしてたかし達は偽者の王様を倒して、ボルトガに平穏を取り戻したのであった。
宿で休みを取ったたかし達は後日、ボルトガ国王ソルトフェルタ14世の所へと呼ばれた。
「つーかさ、今の俺達のレベルでよく倒せたよな?」
「リュラプスがハーゲンに魔法反射魔法を使ってくれたお陰じゃないか?」
「確かにあれは効果的であったな。自称大魔王の兄って事だったけど、苦戦したね。まだまだ俺達修行が足りないな。」
「暗黒騎士に成りたかったのかな?」
「さぁな。ただ実際にダークウェポンは存在したし、やられていたら、ハーゲンは暗黒騎士に成りたかったのかもな。」
「じゃなきゃワザワザ偽の国王演じないでしょ?」
「高等な魔法だしな。変身魔法は。」
「それ以外にも高等な魔法使いこなしていたし、マジで大魔王の兄ってガセじゃなかったのかもな?」
「ま、倒したんだから、良いんじゃね?」
「だな。」




