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モブキャラとして無難にやり過ごしたい  作者: 天原 重音
再会と出会い 西暦3147年11月

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200/202

登場人物まとめ ※追加登場人物のみ

十一月に新しく登場した人物まとめです。

二百話目が人物紹介になるとは思わなかったです。

 日本支部


・氷室 馨子 (ひむろ けいこ)

 日本支部幹部の一人で、階級は中将。髪は胸の上で切り揃えられている。四十三歳。

 武藤と草薙の元上官で、今では名前で呼ぶ仲になっていた。元部下で察せるかも知れないが割と過激。

 大林の遊びに付き合う程度には柔軟さを持つ。

 ブリザードフォックスの異名はここ十年間で付いた。

 兄は日本本国の官僚で、父は日本支部三代目上層部に名を連ねていた。父が原因で十年前まで准将だったが、上層部が代替わりした際に昇進した。それまで、先代上層部からの嫌がらせが酷かった。

 


・清水 

 階級は中佐。元々疑り深い事も有り、主人公の事を未だに疑っている。三十八歳。

 実は本国の政治家に買収されたスパイ兼パイロット。中佐に昇進してからスパイとして買収されたが、佐久間と三代目上層部の目は誤魔化せず早々にバレた。

 十月の作戦実行が決まった頃に幹部となった。戦力が減らせない切実な事情から、神崎の手で尋問を行って心を折り、佐久間側に寝返らせて、作戦終了後の十二月に記憶を消してから本国に送り出した。以降は行方不明になる予定。

 自身が元スパイだった為、主人公を疑う。最初に主人公がスパイでは無いかと言い出したのもこいつ。けれど、主人公の保護者面をしている松永が怖いので、主人公に関する情報はどこにも流していない。


・姫川 修嗣 (ひめかわ しゅうじ)

 高橋の副官で少佐。これまでに功績を貯め込んでいた事を理由に十二月に中佐に昇進する。

 短髪の爽やか系の見た目だが鬼畜系。高橋の尻拭いに奔走し、時に尻を叩いて部屋に閉じ込めて書類仕事をさせている。

 高橋の部下の中で他の部隊から最も信頼が厚い。常識を優先しているが、良心は捨てている。

 部下が緊急時に指示を求める相手も、高橋では無く姫川となっている。

 月面基地駐在四年が決まった高橋の代わりに、部隊の全指揮を執る事になり、十二月からは高橋の代わりに幹部となる。



・更科 翔馬 (さらしな しょうま)

 清水の副官で階級は少佐。三十五歳で、佐々木と井上の同期のDP計画第四世代。この二人の同期とは思えない程に年齢相応の容貌をしている。

 性格も落ち着いていて、大抵の事では動じない。パイロットよりも指揮官向き。

 清水が中佐になってから少佐へ昇進し、副官の座に収まった。元々、佐久間の依頼で清水を監視する為に副官となっていたので、引継ぎ無しで清水の仕事が出来る。

 六月の時点で『優秀な後輩がいる』事は知っていたが、直接紹介されるまで、それが主人公の事だとは知らなかった。



 訓練学校


・如月 恵介 (きさらぎ けいすけ)

 松永の同期で訓練学校の新学長。短髪で人の良さそうな風貌の持ち主。目は狐のように細い。身長は百八十一センチ。

 微笑むだけで見るものを安心させる人物だが、中身は松永とタメを張るぐらいの鬼畜。

 松永がルシファーならば、こっちはベリアルと評価を受ける。天使の顔をした悪魔を地で行く。松永の数少ない友人。

 十年間も士官学校で教官補佐役をしていたが、佐久間から母校の現状を聞かされて、新学長になる事を承諾した。座学で松永と上位争いをしていただけあって、書類仕事が得意。パイロットとしての腕は上の下ぐらい。十年前までは大尉だった。

 十年前までは松永の副官だった。藍沢紅葉が松永の手綱を握れるようになってからは、副官の座を譲り、別の部隊に誘われて異動するも、彼女が事故死したと聞いたら即座に戻った。

 松永の元副官なので、写真で主人公の顔を見た時に、藍沢紅葉に似ている事に驚いた。なお、松永が髪を切った理由も察している。

 酒に関しては、下戸では無いが、強くも無い。酒好きでも無いので、滅多な事では酒は飲まない。

 

 

・武藤 鈴 (むとう りん)

 五十二歳。誕生日一月一日。

 外見は『ジョジョの奇妙な冒険』とか、『北斗の拳』とかに出て来る女性のような見た目。悪く言うと『ゴリウー』にしか見えない。悪役女性レスラーのような面構えをしている。身長二百十センチ。

 女性とは思えない長身とガタイの良さを誇る。般若女帝は学生時代からの渾名だが、今でも呼ばれる。

 士官学校での女性の味方をする教官として有名だった。面倒見は良いが、嘘は許さない。

 武藤流護身術の開祖。

 母校で女性教員を募集していると知り、迷わず異動した。現在の訓練学校では、教頭を務めている。

 他支部所属のものからは『カーリー』と呼ばれている。

 怒ると背中に出現する黒い般若の幻影は今でも出せるが、怒髪天を衝く勢いで怒ると阿修羅に変化すると言う、謎の進化を遂げていた。訳が分からないよ。


 なお、般若と言うのは、『女性の嫉妬怨み怒りなどの感情が高ぶり人を超越した存在』で、『幾つかの状態』が存在する。

 泥眼(でいがん)橋姫(はしひめ)生成(なまなり)、般若(中成(ちゅうなり)とも言う)、真蛇(しんじゃ)本成(ほんなり)とも言う)の順番で鬼へと変貌を遂げる。般若は最終形態では無かった。

 ちなみに、泥眼の前には、増女(ぞうおんな)か、小面(こおもて)を含めたりもする。

 そして、般若にも、白般若、赤般若、黒般若の三タイプが存在する。 


 

 訓練学校卒業生

 訓練学校の卒業生の平均身長は、男子生徒で百八十五センチ。女子生徒で百七十一センチと高め。


・沢城 冬弥 (さわしろ とうや)

 主人公に訓練機のリミッター解除の方法を教えた本人で、シミュレーターによる対戦で最初に負けた人物。一昨年度の卒業生。身長百八十三センチ。

 焦げ茶のような色素の薄い短髪と、それなりに整ったやや中性的な容姿の青年。

 実技座学共に学年トップだったが、傲慢なところが無く、見た目の良さも相まって男女問わず人気が高い。卒業直前に告白するつもりで対戦を挑むも歯が立たずに玉砕。

 現在、同期の中で最も早く中尉への昇進にリーチを掛けている。


・小菅 香音 (こすげ かのん)

 昨年度の卒業生で、女子のボス的な立場だった。

 トップ争いが出来る程の実技の腕前を持つが、座学の成績は平均的だった。

 卒業後、執念で沢城との対戦に勝利する。



 ルピナス帝国


・フラガリア(イチゴの学名Fragaria 花言葉 あなたは私を喜ばせる)

 愛称フラガ。サイヌアータ側近その一。狼の獣人族。赤い瞳と白色の短髪。整っているがやや女顔の男性。

 獣人族でも珍しい白と赤の色彩と容姿が原因で、両親を始めとした親族から疎まれて育ち人嫌いになる。人嫌いの影響でかなりのドSだが、主人公との対戦でフルボッコにされてドMに目覚めた。以降は主人公にのみドMとなり、他の人間には何時も通りドSのまま。

 先祖返りの為、獣化が出来る。



・カルタマス(紅花の学名から 花言葉 熱狂 情熱的な恋)

 愛称カルタ。サイヌアータの幼馴染で婚約者の女性。色の濃い金髪にも見える色素の薄いオレンジ色のショートボブの髪に、つり目の黄色の瞳。

 家はサイヌアータと同じく、帝国唯一の大公家の分家で、一族で諜報に携わる伯爵家の当主だけど、ノースリーブ(代わりにアームカバーを装着)のミニ丈のメイド服を着用する。趣味は香辛料と薬品と毒の調合。

 幼い頃に家督争いの騒動を経験し、本来ならば、不要の暗殺技術を習得した。

 サイヌアータとの婚約は当人らで話し合って決めろと丸投げされている。

 黙って微笑んでいれば『天使と称賛される』外見だが、主人公に抱き付くついでに体を撫で回すなどの奇行が多い。

 


・アフェランドラ(花言葉 雄々しい、男らしい、勇ましい) 

 セタリアの側近その一で護衛。虎の獣人族。黄色の髪に白髪が混じる短髪で、緑色の瞳。頭頂に黄色の虎耳と黄色と白の縞々の尻尾を持つ。愛称アフェル。

 武官だけど、文官としても優秀なので、セタリアの秘書官も兼任している。常に微笑んでいる気立ての良い青年に見えるが、他人に興味の無いドS。興味の無さはセタリアにも発揮される。

 武官なので、軍服を着ている。近衛の軍服の色は濃紺。



・セントレア(矢車菊の属名 花言葉 繊細 清楚 優美 デリカシー 独身生活)

 黙っていても喋っても男と誤解される、黒に近い紫色のウェーブの掛かったボブカットの髪と青い瞳を持つ中性的な容姿の女性。怒ると怖いドS系で、周囲に興味を示さない。手加減と言う言葉を捨てている。近衛の一人。

 馬の獣人族だが、髪と同色の耳を保護するカチューシャを使っている。貧乳を気にしている。

 女性としての色気が無い為、男にしてはやや背が低く、声も高めと捉えられてしまう事が多い。

 身長百七十七センチ(五センチハイヒール込み)、バストサイズAAAと、女性にしては高めな身長と掴めるか掴めないかレベルの大きさを誇る胸を持つ。ハスキーと言うには低い声(男としては高めの声に聞こえる)なので、服を脱がない限り性別判断不可能。女性としての礼儀作法を身に着けているのでオネェと誤解される。

 男女問わずに血の気が多い馬の獣人族の中では、比較的大人しい。キレるとその限りではない。

 日本支部を訪れて、自身を一目見て女と見分ける男二名に出会い内心で喜ぶも、『色香が無い』と上げて落とされた。

 お酒は果実酒系を好む。



・ベロペロネ(コエビソウ別名 花言葉 機知に富む)

 ベリーショート赤毛と黄色い瞳の男性。筋肉質のがっしりとした体形で、身長が百七十センチもある。

 鉱石人と呼ばれる鉱石の扱いに長けた種族。地球で言うところのドワーフに近い種族だが、身長に違いがある。髭を生やしており、三つ編みにした顎髭を綺麗に整える事に何かと気を遣う。

 職人気質で頑固。仕事に関して妥協は許さない。

 アゲラタムに関する知識量は主人公を上回り、それは皇帝も認めるレベル。

 オニキスを戦闘用に作り直した際には色々とアドバイスをしている。

 怪力は種族特性の一つでは無く、力仕事をしていたら怪力保持者になった。

 


 犯罪組織

 

 ティファ(ガマの学名 花言葉 無分別)

 かつては大規模と言って良い程の規模と武力を兼ね揃えた犯罪組織だったが、主人公の義息子を拉致した結果勢力を大きく落とした。

 大抵の犯罪組織は『○○系』と実行する犯罪の種類が決まっているが、ティファは種類を定めずに『犯罪と認識される事』を幅広く行っている。

 


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