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ソフィアのファンタジックワールド ~竜討伐の物語 編~  作者: 季山水晶
バルビア村 討伐終了

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47話 村へ到着

トピカの村へ帰ってきました。

 ソフィアの『エクスプローション』は本当に便利な魔法だった。出てくるモンスター達をほぼ一撃で壊滅。生き残ったモンスターが複数体いても次にティアが放つ『ブリーズ』で一掃できるのだ。勿論1体の時にはマサトが一撃で倒してしまうので、魔法量もさほど使用せずに先に進めたのだ。


「行くときには盗賊とか出てきたのに、帰りはスムーズだね」


「あの、盗賊達、可笑しかったよね」


 等と、談笑しながら軽快に歩いていると時間のたつのも忘れた。


 ◇ ◇ ◇


 トピカの関所に到着すると、役所の男性が「待ってました」と出迎えてくれた。


「あれ、迎えに行くはずの女性はどうなったのだ?引き返してきたのか?」

 女性を連れていないマサト達を見て、男性は首を傾げた。


 マサト達はこれまでの経緯を男性に話した。そして懐中時計を差し出し

「この時計を有難うございました。カーポさんは『元気にやっていると弟に伝えてくれ』と言っておられました」


 男性は受け取った時計を懐かしむように眺め、安堵の表情で呟いた。

「そうか。元気そうだったか…」


 ◇ ◇ ◇


 村に到着したマサト達は真っ先にルシオの待つ銭湯に向かった。モニカからの手紙を依頼されたとはいえ、「モニカを連れて戻る」と言う約束は果たせなかった。ルシオの事を考えると切ない気持ちになってしまう。マサトが憂鬱な面持ちでいると


「気持ちは判るけど、それぞれ複雑な思いが折り重なって出た結果なのよ。マサトの個人的な感情は言わなくていいの。事実をありのままに伝えて吹き出す感情を黙って受け止める事も、優しさの一つの形なのよ」

 とソフィアは諭した。


 マサトは神妙な面持ちで、黙って頷いた。


 マサト達が銭湯に到着すると、一日千秋の思いでマサト達の帰りを待ち侘びていたルシオは辺りをキョロキョロ見渡し、不安気な面様に変わった。


「モニカはどうしたの?モニカに何かあったのか?」

 狼狽しだすルシオに対し、マサトは黙ってモニカからの手紙を差し出した。


「これは…」

 ルシオは受け取った手紙を開けた。中には一文字一文字丁寧に書かれた美しい文字が並んでいた。手紙には、「毎日ルシオを待っていた事」「バルビア村で起こっていた出来事」「帰られない理由」が綴られていた。


 手紙を握りしめ項垂れていたルシオは、頸を持ち上げ吹っ切れた顔つきでこう言った。

「俺をバルビア村まで連れて行ってくれないか?」


「そうだよ。来れないのなら俺が行けばいいんだ。風呂を作るノウハウも身に付けた。財力もそれなりに出来た。ここの『美肌の湯』は村に売って村営にしてもらおう。それを財源にしてバルビア村に風呂を作るんだ。なあ。復興には癒しの場が要るだろう。モニカもきっと喜ぶぞ。どうだい、この案は」

 意気揚々と語りだした。


 率直にバルビア村にお風呂が出来ることは有難い。ソフィアもティアもバルビア村に行くことが楽しみになるだろう。


「とってもいい案だと思います。バルビア村の銭湯の永久無料券お願いね」

 あどけない仕草でソフィアはルシオにお願いをした。


 出発は一週間後。


 私のつたない物語を読んで頂き有難うございます。


 誤字、脱字、表現の誤りがあれば修正したいので、教えていただけると有難いです。


 今日、後2話 更新します 


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