表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソフィアのファンタジックワールド ~竜討伐の物語 編~  作者: 季山水晶
バルビア村  盗賊討伐

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/153

39話 財宝と女性達

やっと一安心です

「ヘラルドさん」

 マサトは蹴り飛ばされて意識を失っているヘラルドを抱き起し、声をかけた。どうやら『金縛り』で動けない様だ。ティアはヘラルドに『カウンテラクション』を唱えた。ヘラルドは目を覚まし、手で頭を押さえながら辺りを見渡した。


「うーん。痛たた…。ハッ。ドナテッリは?」


「すみません。残念ながら、ドナテッリとジョヴァンナには逃げられてしまいました。僕はこの洞窟をもう少し調べてみます」

 囚われていた女性達の保護をヘラルドに頼み、マサト達は洞窟内を調べることにした。もしかしたら、何処かにドナテッリとジョヴァンナが潜んでいるかもしれない。


 取り敢えず、マサト達は警戒しながら部屋を調べた。奥から牢獄、その手前は寝室っぽい部屋で、莚が敷かれていた。次の部屋は倉庫になっており、武具や道具が置かれていた。男ばかりにしてはそれなりに整頓されていた。ただ、大した武器や、防具はなさそうだ。


 次が盗賊達の詰めていた部屋。木で作られた机には酒の瓶や、食い散らかした食べ物の残りが散乱している。


「ねえ、奥にまだ部屋がありそうよ。私が覗いた時には無かった部屋だわ」

 ソフィアが部屋を覗き込んでそう言った。人の気配はなさそうだが油断は出来ない。


 警戒しながらその部屋に入ってみると、暖炉の様なものがあり、上等そうなソファーや机が置いてあった。


「ここがドナテッリの部屋だったんだな」


 部屋の隅々にまで目をやると、部屋の端に岩を少し動かした跡がある。マサト達が気になってその岩を動かしてみると、中には宝石や、大量のピネル硬貨、美しい剣や、防具等が置かれていた。だが、少し置かれ方が乱雑だ。


「ドナテッリは、取り敢えず持てる分の財宝を持って逃げ出した様だね。岩で隠したっていう事は後でまた取りに来るつもりかもしれない」


 次に暖炉の方に目をやると、煙突の他に、奥に続く横穴があり、表へ出られる様になっていた。


「そうか。ここから逃げ出したのか」

 今更ここを通って追いかけても、この辺り地理も判らない。ここは諦めるしかなさそうだ。


「じゃあ、あいつらはもうここには居ないわね。さっきの倉庫に荷車があったでしょ。それを使って、宝物全部持っていきましょう」


「え、全部僕たちのもの?」

 マサトが瞳をきら付かせて答えた。


「何言ってるのよ。そもそも、バルビア村から強奪した物に決まってるじゃないの。村に返すのよ。これだけあれば村も復興できるわ」

 ソフィアはそう言って、マサトの額をピンと指で弾いた。


◇ ◇ ◇


 洞窟から出ると、囚われていた女性達が3人の周りに走って駆け寄り、口々にお礼を述べた。中には泣き出す少女もいた。ろくに着替えもさせて貰っていなかった様で、汚れと臭いがきつい。拘束された8人の盗賊達は意識を取り戻し、項垂れていた。


「このまま、村に戻るわけにはいかないな」


 マサトは林から木を集め、焚火を作った。次に、ソフィアは木陰に女性達を順番に呼び、『ウォーターフロウ』を天に向かって放ち、シャワーの様に汚れを洗い流してあげた。焚火で女性達が髪や衣類を乾かしている間に、ティアは森に入り果物を取りに、マサトは洞窟内にあった瓶に湧水を汲みに行った。


 すっかり身なりも綺麗になり、空腹が満たされた女性達はようやく安堵感を示した。


 さあ、これからバルビア村へ戻ります。


  私のつたない物語を読んで頂き有難うございます。


誤字、脱字、表現の誤りがあれば修正したいので、教えていただけると有難いです。


  次回「バルビア村へ生還」です。宜しくお願い致します。

  8/28 19時頃に配信予定です。宜しくお願いします。


  3日以内目標に

 最低でも、2週間に1度は更新する予定です。

 今はちょっと頑張っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ