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異世界スマホで革命を!  作者: はじめ
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第4章 ♯4 止まらない旦那様

ミコトは村の外に出る。

「旦那様、何処に行かれるのですか!?」

「いいのか?

ずっと会いたかったんだろ?」

「もういいんだ。

あいつはここの世界に染まってしまった。

俺とは住む世界が違うんだよ。

まあ、元々あいつはモンスター。

そう考えるのは当たり前なんだよな。」


寂しそうに答えるミコト。


「旦那様の気持ちは今迄の旦那様の功績を見ればわかります。

しかし、だからこそ話し合うべきではないんでしょうか?」

「そうだよ。

ミコトくんだって本当は分かってるんだろ?

悪いのはあの子じゃないって。」


わかっていた。

悪いのはきららでは無く、この世界なんだと。

だけど、その世界に染まってしまったきららが許せなかった。

これは俺の勝手な考えなんだと思う。

きららだってそうしなければ生きていけなかったのかもしれない。

俺の傍にいた者は俺の考えを理解してくれていると勝手に思っている俺が悪いのかもしれない。

これは俺の我儘なんだろうか。


俺はこの世界で何をすればいいんだろう・・・。



少し離れた所から付いてくる嫁達。


「リラからも何か言ってあげて下さい!」

「そうだよ、さっきっから黙ってないでさあ・・・ってあれ?

リラがいない!!」

「あら?リラは何処へ行ったのでしょう!?」

リラの姿はそこには無かった。

「旦那様!!

リラがいません!!」

「え!?

なんで!?」

「こっちが聞きてーよ!!

どっかで逸れたんじゃないか!?」

「探さないと!!」



一方、きららは・・・


「何で御主人様は私を捨てちゃうの・・・?」



「ミコトはそんなことしてないよ。」

「あ、貴女は・・・何よ!

笑いに来たの!?」

「違うよ、話に来たんだよ。」

「はあ?話って何よ!!」

「ミコトは何で怒ったんだと思う?」

「そんなの分かんないわよ!!」

「ミコトはさぁ、今迄沢山の人を助けたんだよ。」

「え?」

それからリラはミコトに会ってからの話をした。

自分の両親を助けたこと。

貴族を潰したこと。

奴隷だった子達を助けたこと。

スラム街の人々を救ったこと。

王城を守ったこと。

ダンジョンで親を亡くした子供のこと。

ダンジョンのこと。

リーガルを変えたこと。


「ミコトは弱い者の味方なんだよ。

きららちゃんは強いってどういうことだと思う?」

「・・・力が強かったり、スキルを使いこなせる者でしょ!!」

「ふふ。ミコトはそう思ってないよ。

今迄、ミコトをずっと見てきたけど、強いっていうのは力でもスキルでもないんだよ。

強者っていうのは弱者を守ろうとする人だと思うの。」

「弱者を守ろうとする人?」

「うん。

ミコトは元々強いけど、弱い者を守ろうとする時、更に強くなるの。

相手がどんなに権力を持とうとどんなに力が強くても、ミコトは弱い者の為に立ち向かうんだよ。

まあ、かなりやり過ぎる所もあるけどね。

きららちゃんもミコトに助けてもらったことない?」

「・・・あるわよ。

出会った時と猿に殺されかけた時。

あの出来事だけは、ずっと忘れてないわ。」

「私もいっぱい助けてもらったよ。

だからね、私もミコトみたいに困った人を助けたい。

きっと、ミコトはきららちゃんにもそうなって欲しいんだよ。」

「・・・御主人様は今の私がそうじゃないから怒ったのかしら。」

「多分そうだね。」

「私に出来るかな・・・。

ここに来てからずっと強者として振る舞っていたの。

弱者を見下していたわ。

そんな私でも助けられるかな・・・。」

「出来るよ!

だってきららちゃんはミコトのパートナーだったでしょ?」

「私やるわ。

弱者の味方になる。

御主人様みたいになりたいから!!」 

「うん!

じゃあ行こ?」

「え?」

「ミコトに謝りに行こう!」

「でも、もう会いたくないって・・・」

泣きそうな顔のきらら。

「大丈夫!

私も一緒に謝ってあげるから。」

「・・・ありがとう。」


二人はミコトのもとに向かう。


「・・・どうしよう・・・、

何処にいるか分かんないよ!!

勝手に逸れてきたから!」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

何してんのよ!!」

「取り敢えず、探してみよう!」



一方、ミコトたちは・・・


「どうしよう!!

リラがいなくなっちゃた!!」

「旦那様、落ち着いて!」

「1度、村に戻ってみようせ。

村にいるかもしれないぞ?」

「そうだな・・・。

もし、リラに何かあったら・・・



獣人界を火の海にしてやるからなァァァァァ!!!」

『ひぃぃぃぃ!!』


結構歩いてしまったので、村までちょっとかかりそうだ。

3人で歩いていると多分上位であろう熊の獣人が近づいてきた。

多分、下位の村を襲うつもりだったところ、俺達に気付いて寄ってきたのだろう。

「お、お前も熊族か?

見ない顔だな。」

「熊の獣人の割にはヒョロヒョロだな?

ちゃんと飯食ってんのか?」

余計なお世話だ。

「お、そこの兎族の女と犬族の女はどうしたんだ?

下位の村から連れてきたのか?

いい女だな!

俺達に譲れよ!」

「は?」

「その女達もお前みたいな弱そうな熊族より俺達みたいな方がいいだろう?

ほら、早くよこせ!!」

「何でお前らみたいな弱そうな奴に渡さなきゃいけないんだ?

バカなの?」

「なんだと貴様!!

ヒョロヒョロの癖に!!

早くそこの女共をよこせ!!

使い物にならなくなるまでヒイヒイ言わせてやるんだよ!!」

〈ガシッ!!〉

「テメェ、やっぱりバカなんだな・・・。

人の話も理解できねえのか?

俺はお前らみたいに弱そうなやつの言うことなんて聞かねえって言ってんだよぉぉぉぉ!!」

「ぐわぁぁぁぁぁ!!

いてぇぇぇ!!

なんだこいつの握力はァァァ!!

頭が潰れちまう!!」

「テメェ!

そいつを離せ!

この女達、ここで犯すぞ!!」

一人の熊の獣人にアイアンクローを炸裂させてるうちに他のやつがルーシアとジュリアの腕を掴み脅迫してきた!


【磔の刑】


熊の獣人達の後ろに十字架が現れ、磔にする!!

「な、なんだこれは!?」

その拍子にルーシアとジュリアは開放される。

「テメェら・・・誰の嫁の腕を掴んだかわかってんだろうな・・・。

そんなに死にたいのか?」

「なんだと!貴様!

離せ!

ぶっ殺してやる!!」

「こいつらの致命傷を避け、少しづつ串刺しにしろ。」

その号令と共に地面から数え切れない数の槍のようなものが出現し、ゆっくりと刺さっていく!!

「ぎゃぁぁぁぁ!!

やめろぉぉぉぉ!!」

「まだまだだぞ・・・

もっと苦しめぇぇぇぇ!

俺の嫁達に手を出した罰だ!!

死ぬより辛い拷問にかけてやるよぉぉぉぉぉぉ!!

次は目をぶっさせぇぇぇぇ!!」

槍ようなものは熊の獣人達の目を貫く!!

「ぎゃぁぁぁぁ!!!

目がぁぁぁぁぁ!!

やめてくれぇぇぇぇ!!」

「旦那様!おやめください!!」

「もういいだろ!!

死んじゃうぞ!!」

「うるせぇぇぇぇ!

お前らは黙ってろ!

まだ殺しはしねぇよ!

死んだ方がマシというくらいの苦痛を味合わせてやるんだよォォォォ!!」

「駄目です!!

まさか、リラがいない時に暴走するなんて・・・!」

「くそ!

私達じゃ駄目なのか!!」

「次はそうだな・・・。

お前らの大事な所も切り落としてやろうか!!

一生交尾出来ない様にして「今夜は私の大事なところ、いっぱい見せあげるにゃん♡」にゃにゃにゃにゃぁぁぁぁぁ!!

写真とってもいいですかぁぁぁぁぁ!!

永久保存!おなしゃァァァァす!!!!」

『リラ!!良かったぁぁぁぁ!!!!』

「いつもは居なくてもいいのですが、今日は貴女がいて良かったです!!」

「それ、全然嬉しくないからね!?

てゆーか、ミコト!

早く魔法解いて!!

かなりエグいよ!!

未だかつてない程に!!」

「ウワァァァァァァ!

目になんか刺さってるぅぅぅぅ!!

エグぅぅぅぅぅ!!!!!」


【パーフェクトヒール!!】

熊の獣人達は全回復するが、ミコトによって縄で拘束される。


「リラ、どこ行ってたんだ・・・って、なんできららがここにいるんだ?

もう会わないって言ったよな?」

「御主人様!

お願い!

話を聞いて!!」

「お前と話すことなんて何もない。」


「話を聞いてあげないなら、もうミコトといちゃいちゃしないからね。」

「さあ、話せ。

何でも聞いてやる。」

(すげーチョロいな。)


「御主人様!

ごめんなさい!!

この世界に来て、強者が弱者を従えるのが当たり前になってたわ・・・。

リラに話を聞いただけだけど、それが間違いなのはわかったわ。

でも、どうやったら御主人様の言う強さ者になれるのかわからないの。

私はリラ達と違って、森にいた頃の御主人様しか知らないわ。

弱き者を守るっていうことが聞いただけではわからないの。

私はどうしたらいいの?

どうしたら、御主人様と一緒にいられるの?

教えてよ!!」

涙を流しながら訴えるきらら。

「・・・分かった。

見せてやるよ。

強い者がどんなやつか見せてやるよ。

お前の住んでいる上位の村に俺を連れていけ。」

「上位の村に・・・?」

「ああ。

そこで見せてやるよ。」

「分かったわ・・・。」


こうして俺達は上位の村に行く。



これでわかってくれるかな・・・?


それとも嫌われるかな・・・?







本日も一日お疲れ様です!

本日も御覧くださいましてありがとうございます!


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