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異世界スマホで革命を!  作者: はじめ
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第4章 ♯3 決別

村人達の歓声は続く。

「さっきの獣人達はなんだ?

種族同士で対立してるのか?」

「え、あんた等も獣人なら分かるだろ?」

「さっぱり分からん!!」

「変な奴らだな。

アイツ等は上位の獣人だよ。

いつも下位の俺達を襲ってくるんだ!」

「上位?下位?

なんだそれは?」

「それも知らないのか!?

上位は攻撃能力のある強い獣人だ。

下位は俺達みたいに力が弱かったり、攻撃能力のない獣人達のことだ。

上位の獣人は法で許されてるのをいい事に俺達の村を襲ったりと好き勝手するんだ!」

「法で許されているのですか!?」

「ああ、今の獣王が作った法だ。

強い者は弱い者を好きに扱っていいんだ。」

「なんだ、そのふざけた法は!?」

「その法のせいで俺達みたいな非戦闘種族は当たり前のように虐げられてるんだ。

あの法は俺達にとっては地獄そのものだ。」

「なんて酷い法なの!?

許せないよ!!」

「でも、俺達にはどうすることも出来ないんだ。

この種族に生まれてきた事を後悔しながら生きてくしか無いんだよ。」


この村の種族は犬、猫、兎、羊、鹿等。

前の世界でも余り凶暴じゃない動物の集まりみたいな感じ。


犬とか猫とか頑張れば強くなるんじゃね?

女の子の猫耳とか可愛いし。


そんなことを思っていると、村にまた獣人が現れた。

先程の虎の獣人の他にサイとかワニっぽいやつもいる。

種族によって耳と尻尾が生えた人間みたいなのもいれば、動物が二足歩行してる感じの種族もいる。

一体どんな法則なんだ?


ん?1人フード被ったやつがいるな?

何だアイツ?

カッコつけてんのか?


「あいつだ!!

俺達の腕を斬ったのは!!」

「あの弱そうな奴がか?

お前らあんなのに負けたのか!?

虎の獣人様が聞いて呆れるな!」

「ぐっ!

じゃあお前ら倒して来いよ!!」

「はっ!

あんなの楽勝だ!

おい、そこのヒョロそうなガキ!

俺と戦え!!」

サイの獣人が俺に突っかかる。

「は?何で?」

「何でだと!?

お前強いんだろ?

俺はつえー奴と戦いてーんだよ!!」

「は?嫌だよ。

お前弱そうだし。」

「な、何だとぉぉぉぉ!!

テメェ!!

俺は上位の獣人だぞ!!

俺が弱いわけ無いだろうがぁぁぁぁ!!!!」

殴りかかってくるサイの獣人!!

【影縫い】

「ぐっ!!

何だ・・・この魔法は!!

う、動けねぇ・・・!!」


(影縫い・・・!

あの魔法は・・・!!

まさか・・・!!)


【ショック】

「ぐあっ!!」

気絶するサイの獣人。

「な、弱いだろ。」

「あ、アイツがやられただと!!」

「ば、バカな!!

あんな弱そうなやつが!!」


「次は誰だ?」

「皆一斉にかかれ!!

こいつを殺すぞ!!」

『ウオオオオ!!』

一斉に襲いかかる獣人達!!

迅雷スパーク拘束具リストレイント

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

電気の鎖が獣人達を縛りあげる!!

「雑魚が調子に乗るんじゃねえよ。」

「ミコト!!

そろそろやめないと死んじゃうよ!!」


(ミコト!?

やっぱりそうだ!!

間違いない・・・!!)


拘束を解くミコト。

「どうだ、思い知っただろ?

自分が雑魚だって。

さっさと帰れよ・・・。」

『ヒィィィィィィ!!!!』


走って逃げる獣人達!!



「お前は逃げないのか?」

フードを被った奴が1人残っていた。


「・・・様!」

「あ?何だ?

なんて言った?」

「御主人様!!!」

そう言ったフードの獣人は俺に抱きついて来た。

『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?』

驚く嫁達!

それ以上に驚く俺!!

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

だれぇぇぇぇぇ!?!?!?!?」

抱きついた拍子にフードが取れる!

フードの下には動物の耳を生やした可愛い女の子の顔が見える。

「やっと会えたわ!!

御主人様!!」

「いや、誰だ!?

こんなに可愛くてもふもふしたいコなんて知らないぞ!?」

「私よ!

きららよ!!」

「きらら〜!?

違うぞ!!

きららは狼だ!

こんな可愛い女の子じゃないぞ!!」

「私、頑張って獣人になったのよ!!」

「はぁぁぁ!?

何言ってんの!?

訳わからんぞ!?」

「知識を持ったモンスターは儀式によって獣人になれるのよ!」

「そんな話知らんぞ!?

お前、嘘ついてんじゃないだろうな!?

アイツ等の仲間だろ!?

俺を騙して殺そうとしてるんだろ!?」

「はあ!?

そんなことしないわよ!!

恐ろしく強い獣人がいるって言うから見に来ただけよ!!

もしかしたら御主人様かもしれないと思って!!

そしたらホントに御主人様だった!!

やっと会えたわ!!」 

「うーん、ホントかなあ?

まだ信用出来ん。」

「何で信じてくれないのよ!!

ほら!

御主人様がくれた首輪!

まだしてるのよ!!

御主人様の腕輪と一緒でしょ!!」


確かにあれは俺がきららにあげた首輪だ・・・。

本当にきららなのか?

確かに声も話し方も一緒だ。

だけど、本当にモンスターが獣人になんかなれるのか?

そういえば、誰かが言ってたな。

きららも獣人になれば結婚出来るって。

頭の片隅にずっと残っていた言葉だ。

まさか、本当なのか?

そりゃ信じてあげたいが、確証がない。

《そんなの鑑定すれば分かるじゃないですか?》

その手があったか!!

【ステータスオープン】


銀河きらら(2)


獣人 (デスウルフ)


Lv78


体力 1500/1500

魔力 328/328

力  1050

速さ 1260

技術 817

運  630


スキル

接近戦〈大〉

駿足〈大〉

獣人化


・・・きららだ。

間違いなくきららだ!

そうか、やっと会えたんだな。

狼の姿じゃないから違和感しかないが、鑑定にもでてるからな。


「きららなんだな・・・。」

「ずっと言ってるでしょ?」

「良かった・・・ずっと会いたかった・・・。」

きららを抱きしめる俺。

「私も会いたかったわ。

あの時、お母様に人間になるのは無理だけど、獣人になる方法があると言われて付いていくことを決めたのよ。

御主人様と対等になれる様に。」

「そうか、だから素直に帰ったんだな。」

「儀式は大変だったけど、御主人様と会うために必死に頑張ったのよ。」

「そうか、よくやったな。」

「そういえば、御主人様も獣人になったの?」

「俺達のは魔法で偽装しているんだ。」

「俺達?」

「ああ、俺の嫁達だ。

皆、俺が森にいた時一緒に居たきららだ!」

「あ、あの時のデスウルフなのか!?」

「モンスターでも獣人になれるのは初耳です・・・!」

「嫁達!?

御主人様、まさか結婚を・・・!?」

「ああ。

この子が第1夫人のリラだ。」

俺はリラの横に行き、紹介する。

「リラです。

初めて・・・。」

「・・・酷い。」

「は?」

「待っててって言ったじゃない!!」

「何が?」

「私はこの妻になる為に獣人になったのに!!

何で他のメスと結婚しちゃうのよ!!

しかも、こんな弱そうな下位の獣人と!!」


「・・・あ?

今何て言った?」

「え・・・?」

ミコトの雰囲気が一瞬で変わったのをきららは見逃さなかった。

「下位の獣人だと?

お前も獣人を差別するのか?」

「だ、だから何よ!

この獣人界では当たり前でしょ!!

そんなの今は関係ないでしょ!!」

「所詮はお前もモンスター上がりなんだな・・・。

がっかりだ。

もうお前は俺の知ってるきららではない。

会えて嬉しかったが、もう会うこともない。

・・・消えろ。」

「何怒ってるのよ!!

強い獣人が弱い獣人を下に見るのは当たり前でしょ!!

何が悪いのよ!!」

「うるせぇぇぇぇ!!!

もうお前はきららではない!!

2度と俺の前に現れるな!!」


その言葉を言われ、泣き出すきらら。

「な、なんでよ!!

ずっと・・・会いたかったのに!!

何でいきなり怒るのよ!!

私の何が悪いのよ!!」

「獣人に強いも弱いも無いんだよ。

そんなことも分からない奴と俺は一緒になんて居たくない。

さっさと消えろ。

もうお前はきららでは無い。

きららの名を語るな。」


そう言ってミコトは村から出た。

「ミコト、待ってよ!!」

3人もミコトの後を追う。




きららはただ、そこで膝から崩れ落ちるしか出来なかった・・・。

ミコトの言葉の意味を理解出来ないまま。




おはようございます。

昨日は忙しすぎて更新が全然出来ませんでした。


本日は頑張って更新していきたいと思います!!


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