第4章 ♯1 悪いシスター
4章スタート!!
俺達は人間界を出る決意をする。
今日は各自、挨拶をすませることにした。
俺はガンテツさんのところに向かう。
「そうか、遂にここから経つのか。
寂しくなるな。」
寂しそうな顔をするガンテツさん。
「そんなに俺のことが好きなの?
そんな趣味はないよ?」
「馬鹿野郎!
俺にもねえよ!!
ミコトよ、また何時でも遊びに来いよ。
何時でも来れるんだろ?」
「瞬間移動があるからね。
週一位で戻ってくるよ。
仕事の方はどう?」
「アスラの野郎!あんなに下から懇願してきたくせにかなりハードな仕事を押し付けやがった。
皆ヒイヒイ言いながら仕事してんぞ!
取り敢えず3000づつだとよ!
取り敢えずとかいう数じゃねえだろ?なあ?」
「あいつはすぐに調子に乗るからな。
分かった、アスラに言っておくよ。」
「少し減らすように言っといてくれよ!」
「いや、俺が考えた新しい器具を提案しておくよ!」
「てめえ!!
俺たちを過労死させる気かぁぁぁ!!」
「はん!馬車馬のように働いてその丸っこい身体をスリムにさせた方が良いんじゃないかァァァァ!?」
取っ組み合いになる二人。
「この身体は生まれつきなんだよぉぉぉ!!」
「残念な種族だなぁぁぁぁぁ!!」
殴り合いになる前に止められる2人。
「新しい器具はホントのことだ。
これが出来れば更に生活が楽になる。
手が空いたら作ってくれ。
構造は全く分からんから考えてくれ。」
俺が次に作りたいのは洗濯機。
構造は分からんがどのような物かを纏めて書いてある。
サクラの完成予想図付きだ!
「また丸投げか!!
全く、お前には勝てんな。
いいぜ、これも俺達が作ってやるよ!」
「任せたよ!
世界一の鍛冶師軍団の皆!!」
『おうよぉぉぉぉ!!!』
俺はドワーフの村を後にする。
ジュリアは教会にいく。
お世話になったラミアさん達に挨拶をするためだ。
「ラミアさん、私は創造神様にお会いできました。
創造神様から信託も頂きました。
私は神の使者となることが出来ました!!」
「そ、それは本当ですか・・・!?」
「はい!
私の鑑定を見てください。」
鑑定石を使うとジュリアのステータスに神の使者と書かれている。
「ま、まさかこんなことが!!」
教会の全員が驚愕した!!
ざわつく教会。
「皆さん、私は神の使者として、信託の通り世界を変える旅に出ます。
皆さんは私が居なくなったあとも祈りを捧げ続けて下さい!!
創造神様は申しておりました。
私達の祈りは届いていると!!
私達の今迄の祈りは無駄ではありませんでした!!
これからも創造神様に祈りを捧げましょう。
この世界をお創りになられた創造神様は何時でも私達を見てくれています!!」
ジュリアから後光が差される!!
「お・・・おおおお・・・!!
後光が見える。
なんと美しい・・・!!」
涙を流す教会の者たち。
俺はその光景を覗いていた。
あの子は何処かの教祖であろうか?
変な宗教みたいにならないことを願う。
ルーシアはホテルの厨房に行く。
「私はもうすぐ旅に出るよ!
皆世話になったな!!」
『えぇぇぇぇぇ!!!』
「そんな!
料理長!!
貴女が居なくなったら俺達はどうすればいいんですか!?」
「馬鹿野郎!!
私が居なくなってもアンタ達は大丈夫だろ!!」
「しかし、俺達は貴女の指導がなければ全国なんて行けません!!」
ん?全国?
「甘えんな!!
いいか、諦めんな!
諦めたらそこで調理終了なんだぞ!」
ん、安○先生かな?
「料理長!!
料理が・・・したいです!!」
いや、さっさとしろよ。
え、ここ厨房だよね?
体育館じゃないよね?
「良し!
その粋だ!!
さあ、夕日に向かって走ろう!!」
『おう!!!』
いや、今まだ朝だし。
え、何でこんな体育会系なの?
誰がこうしたの?
まあ、いいか。
頑張って走ってくれ。
ギルドではリラが皆に挨拶している。
「皆、私が居なくなってもちゃんとやるんだよ?」
「リラ様ぁぁぁぁぁ!!
行かないでぇぇぇぇ!!!!」
「これは前に話したでしょ?
大丈夫だよ!
皆ならこの調子で頑張れるよ!」
「リラ様がいたからですよ!!
私達だけでは・・・!」
「じゃあ、カリナさんにもう1度来てもらう?
私以上に働くから楽になるよ?」
『行ってらっしゃませ!!
リラ様を応援してますね!!
私達なら大丈夫ですから!!』
そんなにカリナさんは嫌か!?
さっきまで泣いてた癖にケロッとしてやがる!!
カリナさん、恐るべし!!
そんなこんなで挨拶周りが終わる。
出発は明日。
持っていくものをアイテムボックスに詰め、支度する。
夜は皆でお風呂に入っていちゃいちゃする。
暫く皆で出来ないからな。
今日は激しく満喫してやるぜ!!
あ、サーラは優しくするからね?
そして、出発の時。
船のドッグに大勢集まる。
「皆大袈裟だなぁ。
何時でも帰ってこれるんだから!
今生の別れじゃ無いんだからな!」
「それでも皆寂しいんだよ。
何時でも会えるって言っても今迄みたいに毎日会えるわけじゃないからね。
お留守番組は・・・。」
サーラが寂しそうに言う。
「サーラ、ごめんな。
留守を頼むぞ?」
「わかってるよ。
何時でも帰ってきて!
私も、お腹のこの子と共に待ってるからね!」
「ああ。
身体を大事にな。
サクラ、サーラを頼むよ?」
「任された!!
美琴君も頑張ってね!
次帰ってきたときに私とサーラの漫画を読ませて進ぜよう!」
「それは凄い楽しみだな!
期待してるぞ?」
「必ずや、超大作を超える作品を描いて見せるよ!!」
サクラはやる気を見せている。
きっとサクラならできる筈だ!
「じゃあ、行ってくるよ!!」
そして、俺達の船は出港する・・・!
・・・出港する!!
出港・・・
「これどうやって動かすんだ?」
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!』
「ミコト知らなかったの!?」
「そういえば習ってなかった!」
「全く・・・。
折角、格好良く出発しようとしたのになぁ・・・。」
「そんな旦那様も私は好きですよ♡」
ガンテツに操縦方法を習うミコト。
魔石のオンオフは大きなスイッチで出来るみたいだ。
方向転換転換は一般的な船と一緒で取舵で行う。
スピードを出したいときは帆の後ろにある風魔法が込められた魔石を使うことで可能となっている。
「なるほど!
分かった!有難う!!」
「改めて・・・出港!!」
船はゆっくりと進む。
皆が手を降って俺達の船出を見送る!
目指すは獣人界。
果たして、獣人界べどんな革命を起こせるのか・・・。
「わあ!これが外の世界なんだね!!
私、船なんて初めてだよぉ!!
風が気持ちいいねぇ!!」
「本当ですね!!
船がこんなに素晴らしいものとは!
何時までも乗っていられますね!」
「ああ!最高だな!!
世界の果まで行ってやろうぜ!!」
一時間後・・・
「ミコト〜、気持ち悪いよう・・・
何かの病気になったかもぉ・・・」
「私もです・・・
ま、まさかこれがつわりですか・・・!?」
「私は妊娠出来ないだろ・・・
駄目だ・・・吐きそうだ・・・
いきなり外の世界に出たから病気になったのか・・・」
ただの船酔いです。
初めて船乗ったんだもんな。
さっきまでの爽やかさが嘘のようだ。
皆、死んだ魚の目をしている・・・。
「3人とも、それは船酔いだ。
船の揺れとかで目と耳と身体から情報を受ける脳が混乱して起こる症状だよ。」
「えぇぇぇぇぇ、何それぇ・・・
もう船乗りたくないよぅ・・・」
「そんなものがあるのですね・・・
神からの試練かと思いました・・・」
「くっ・・・まさか、私が船に負けるなんて・・・
ミコトくんは何で大丈夫なんだ・・・?」
「あ、俺乗り物酔いとかしないタイプなんだ!」
『なんて羨ましい・・・!』
《あらあら、早速お荷物ですか。
まだ1時間ですよ?
一回戻って邪魔な荷物は置いていったほうがいいんじゃないんですか?
足手まといにも程がありますね。》
『くっ!
何も言い返せない!!』
「困ったなあ。
船酔い治す魔法なんてないぞ?」
《神の使者で無ければ本気で置いて行きたいですが・・・。
ジュリアがその魔法を創れば良いんですよ。
全く、何の為の魔法創造ですか?》
「あー、なるほど。
その手があったね。
ジュリア出来るか?」
「やってみます・・・。」
「船酔いしない効果もつけろよ?
治すだけだと、すぐまたなるからな。」
「わかりました・・・。」
【ま、魔法創造・・・!】
「で、出来ました・・・」
【シーシックヒール!】
ジュリアが唱えるとジュリアの顔色が一気に良くなる!!
「な、治りました!!
なんて爽快な気分なんでしょう!!
さあ、旦那様!
楽しい船の旅を続けましょう!!」
「ジュ、ジュリア!
私達にも・・・」
「このまま二人が苦しんでれば、私は旦那様と二人きりで船の旅を楽しめるので、もうちょっと苦しんでて下さい!!」
「そ、そんなぁ・・・。」
お前、シスターだろ?
人が苦しんでるのを喜ぶのは神に仕えるものとしてどうなんだろう?
「ジュリア、治してあげなよ。
可愛そうだろ?」
「くっ!
旦那様が言うならしょうがないですね・・・チッ」
おい、このシスター、人治すのに舌打ちしたぞ?
【シーシックヒール!】
「ジュリア、ありがとう!!
健康な身体がこんなに良いものとは!!」
「てめえ!このエロシスターが!!
人が苦しんでるのを喜びやがって!!
それでも神の使者か!!」
「ちゃんと治したじゃないですか!
お礼は言われても、文句を言われる筋合いはありませんよ!!」
「ちゃんとは治してないぞ?
一回見捨てたからね?」
「そうだ!!
私達が苦しんでる間にミコトくんを一人占めしょうとしたじゃねえか!!」
「だ、旦那様まで酷いです!!
うわぁぁぁぁん!!」
「いや、今回はジュリアが悪いからね。
慰めないからね?」
「ふぇぇぇぇ!!」
「流石ミコト!
ちゃんとわかってるね!
あんまり悪いことすると神の使者から外されちゃうよ?」
「ぎゃぁぁぁぁ!!
それは嫌です!!
ごめんなさァァァァい!!」
今回は完全にジュリアの負けだな。
まあ、反省すればいい。
こうやって俺達の船の旅が始まった。
獣人界まではどのくらい掛かるのかな?
こんばんわ!
本日も一日お疲れ様です!
四章スタートしました。
もうすぐ100話になりそうです!!
ここまで呼んでくれました沢山の方々に感謝です!
これからもよろしくお願いします!!
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