第3章 ♯24 サヨナラ、ダンジョン。
町を崩壊させて1週間。
無事に町人の研修も終わり、既存のメンバーと合流する。
1週間前とは違い、町人はやる気に満ちた表情をしていた。
これでやっと人数が集まった!
今日はやり残したことをやることにした。
ダンジョンだ。
俺たちはまだレベル6,7をクリアしていない。
まあ、忘れてたんだけどね。
《そのまま忘れても良かったんですよ?
クリアしたところで革命なんて起きませんからね。》
そりゃそうだけど、中途半端は嫌だからな。
サクッとクリアしてやるよ!
《今日中にお願いします。
マスターならできるでしょう?》
わかったよ。
先ずはレベル6な。
「なんか久しぶりに戦うね!」
「そうですねぇ。ずっとホテルや教会に籠もりっきりでしたからね。」
「ずっと料理で空き空きしてたんだ!
今日は暴れるぜ!!」
《この何週間でお荷物三姉妹が更にお荷物になってないと良いですね。
期待してますよ。
・・・町に戻って従業員に永久就職するのを。》
「きー!
しないもん!
お荷物にもならないもん!!」
「そうですよ!
私が旦那様の1番役立つ妻として頑張りますからね!」
「ああ?
1番モンスターを倒すのは私だ!
あんた達お荷物姉妹は隅っこの方で応援してろ!!」
「ルーシアまで酷い!!
1番戦えるのは私だよ!!
この前の大洪水だって使えるんだからね!!」
「ダンジョン壊すだけの魔法使えたところで意味はありませんね。
私みたいに、より御主人様が輝く補助魔法が使えるのが1番ですよ!!」
「モンスターを倒せる技がある方がいいに決まってんだろ!!」
ぎゃあぎゃあ喧嘩する3人。
なんか久しぶりだな。
この感じ。
ここのところ3人は喧嘩してなかったもんな。
顔合わせるのは朝と夜だけで、夜だって4人で❲たまにメイドちゃん達も混じる。❳いちゃいちゃしてたから喧嘩にはならなかったしな。
よし、今日は4人で楽しくダンジョンクリアとしよう。
レベル6のダンジョンはレベル3同様、今までのボス+ここのボスだった。
一度倒しているからあっという間に最下階。
途中のインキュバスは俺がアイアンメイデンで瞬殺した。
俺の可愛い嫁を種付されないためだ。
まあ、そんなことしたらこのダンジョンは木っ端微塵にしてやるがな。
次の階のサキュパスはまた記憶がない。
扉を開けたらおっぱいがいっぱいあったのは覚えて居たが、次気づいた時にはぐっちゃぐちゃの死体があっただけだからな。
あれはエグかったな・・・。
最下階。
ここまで30分。
あっと言う間だった。
中にいたのはレベル3にいた全身鎧の騎士だった。
しかし、レベル3のやつに比べて遥かに強いみたいだ。
俺はアニメのキャラに成りきって戦いを楽しむ。
「ジュリアあれやりたい!
クイックかけてー!」
「わかりました!!
旦那様の1番頼りになる妻が、更に旦那様を格好良くしますね!!」
【クイック!】
ミコトの速さが5倍になる!!
「「それは聞き捨てならない!!」」
喧嘩を始める3人。
それを他所に俺は必殺技を放つ!!
「行くぞ!
鎧野郎!!
雷の○吸!漆ノ型 火○神!!」
勿論、すごい速さで斬っただけだ!!
パクってないからね!!
一撃で真っ二つになる鎧の騎士。
これ超気持ちぃぃぃぃ!!
そして俺たちは1時間以内にレベル6をクリアできた!!
「次はやっとレベル7だな。」
「冒険者によるとここをクリアした人はかつて一人も居ないみたいですね。」
「じゃあ私達が最初のクリア者になるのか!」
「ミコトが一緒だから絶対にクリア出来るよね♪」
「勿論だ! サクッとクリアするぞ!!」
『おおー!!』
《レベル7のダンジョンの最下階は50階。
今回は10階毎にボスがいるみたいです。
他のダンジョンと違って上の階からどんどんモンスターが強くなるみたいです。》
「え、そうなの!?
なんか楽勝そうじゃない?」
本当にその通りだった。
1~20階。
スライムから始まり、初心者ダンジョンとレベル1のダンジョンが合体した感じ。
正直鼻くそほじりながらでもクリアできてしまう。
他の3人も退屈そうだ。
21階~30階。
レベル2と4のモンスターしか出てこない。
何このダンジョン・・・。
まさかクソダンジョンじゃないのか?
嫌な予感しかしない・・・。
あのクソギルマス。
こんなダンジョンで苦戦したのか?
30階のボスなんて10秒で倒せたぞ?
オッサンだからスタミナ切れか?
情けない。
31階~40階
レベル4と5のモンスター。
このダンジョンのレベル設定したやつは誰だ?
レベル7?
仕上げダンジョンの間違いじゃね?
41階~50階
41~46まではレベル5のモンスターとボスが現れた。
問題はその後だった。
47階で出てきたのはデーモンラビット。
「悪魔の森のモンスターがこんなところに!?」
「急にレベル上がったな!」
「そうだね!
やっとレベル7らしくなってきたね!」
「いや・・・俺は嫌な予感しかしないぞ。」
『え?』
48階では
ワイルドビッグボア。
「ここも悪魔の森のモンスターです!」
「私、ミコトのいや予感っていうの分かって来たかも。」
「リラもか。
・・・私もだよ。」
「これは嫌な予感が当たりそうだぞ。」
49階。
ビッグホーンディアー。
「これは・・・確定ですかね・・・。」
「多分そうだよね・・・。」
「ああ。間違いないよな・・・。」
「絶対そうだろ・・・。」
50階、ボスの部屋。
中に入ると大きな熊。
とても見たことある大きな熊。
カイザーキングベア。
「・・・最後のボスおめぇぇぇかよぉぉぉぉぉ!!!
こんな奴何度も倒したよォォォォォ!!
折角期待して来たのに、こんなオチあんのかよォォォォォ!!!!
ボス考えるの面倒くさくなったんじゃねえよなァァァァァ!?!?」
確かに普通の冒険者からしたらヤバいモンスターだと思う。
普通の冒険者なら先ず死んでしまうかもしれない。
でもさ、これはないよ。
もっとドラゴンとか出ても良くない?
オラ、ワクワクすっぞ!
みたいな敵出てきてもいいじゃん?
《だから、ダンジョンなんて無駄だと言ったでしょう?
ただの時間の無駄だと。》
「Riri、まさか知ってたのか!?」
《知ってましたけど、何か?》
「じゃあ言えよォォォォォ!!
本当に時間の無駄じゃねえか!!」
《聞かれませんでしたので。》
ぐっ!!
なんてやつだ!
そりゃ、聞かなかったけどさあ、無駄無駄言うなら教えてくれてもいいじゃん!!
なんかダンジョン制覇したのに、がっかりした感じで帰ってくる俺たち。
周りの皆は俺たちを讃えてくれたが、虚しさしかない。
俺はこの悲しみを夜のイチャイチャにぶつけた。
今日はメイドちゃん達も強制的に混ぜた。
嫌な気分を忘れさせてくれるパラダイスだった・・・!!
有難う!異世界!!
次の日、ガンテツさんを訪ねた。
どうやらオリハルコンの形成が出来るようになったみたいだ。
「ミコトか!
よく来た。
見ろ!この剣!!
オリハルコン製だぞ!!」
その剣は装飾こそ少ないが、オリハルコンと同じ色した剣だった。
「やっと出来ましたね!
その剣、真っ二つにしてみてもいいですか!?」
「てめえ!
折角出来た剣を真っ二つにするとは何事だ!!
何か俺に恨みでもあるのか!!」
「冗談ですよ!
これなら売り物になりそうですね。
いくらで売るんですか?」
「そうだな・・・オリハルコン製だからな。
100億くらいか?」
「そんな高いのぉぉぉ!?」
「オリハルコンだぞ!?
100億でも安いわ!!」
「そんな価値あるの?
誰が買うんですか!?」
「王族とか貴族だな。」
「まあ、一般人は買えないよな。
王都に売りに行きますか?」
「いや、これは家宝にする。
初めてのオリハルコン製だからな。」
「盗られないように気をつけてくださいよ?」
「わかってる!
これで俺の生涯の夢は叶った。
有難う、ミコト。
仲間にも自慢出来るよ。」
「ドワーフの仲間いるんですか!?」
「当たり前だろ!
俺はドワーフの里出身だ!
里に帰れば沢山仲間がいるわ!!」
「・・・ドワーフって物作り得意ですよね?」
「まあそうだな。
それがどうした?」
「ドワーフの仲間何人か集められませんか?」
「何か作ってほしい物があるのか?」
「はい!
でも沢山必要なので人数も必要なんです!
お願いします!!」
「・・・分かった。
オリハルコンのお礼だ・・・。
連れてこよう。」
「有難うございます!!
宜しくお願いします。」
早速ガンテツさんは支度をし、里に帰った。
取り敢えず、今日はダンジョンのレベルの見直しだな。
本当に残念なダンジョンだったな・・・。
本当もお読み頂いて有難うございます!
明日からお仕事の方、また1週間頑張りましょう!!
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