第3章 ♯23 ノアの箱舟の恐怖
少し短めですいません!
リーガルの町長になったので、久しぶりにリーガルに行ってみた。
久しぶりの町はかなり廃れていた。
前に来たときのような賑わいもなく、物静かな町並みとなっている。
何故ならば、冒険者がいないからだ。
ギルドは潰れ、すべての冒険者が俺の町に来ている。
冒険者がいっぱいだった宿屋は今では閑古鳥が鳴いている。
俺達に気付き、冒険者が来たと勘違いしたのか、挙って客引きをするが、断られると皆が下を向いて項垂れていた。
「この町も冒険者が居ないと静かなものですね。
ダンジョンがなければ唯の港町ですもんね。」
「ここの世界の人は船で違う国に行くわけではないからな。
観光客なんていないよな。」
「なんだか可愛そうになるね。
町の人に罪はないのにね。」
「そんなことないぞ?」
「へ?
何か悪いことしたのか?」
「沢山の冒険者が来るから、宿屋の方は入れ食い状態だった。
それを良いことに何の努力もしてないんだからな。」
「確かに宿屋1軒1軒見てみるととても泊まりたいとか思うような感じの宿屋はありませんね。」
「うん。
外見から汚いね。」
「飯も不味そうだ。」
「それでも冒険者は宿を取らざるを得ない。
今うちのホテルにいる冒険者はホテルのサービスを受けて、どうだった?」
「皆、びっくりしてたし、喜んでくれてたよ!!」
「口コミだけで全冒険者が此方に移りましたもんね。」
「私の飯食って泣いてたやつもいたな!」
「もうここに戻りたいやつなんか居ないだろ。
・・・でも、それじゃ何の革命にもならない。
唯、町を潰しただけだ。
俺はこの宿屋の人達も救いたい。
皆で手分けしてここの人達を大広場に集めてくれないか?」
『了解!!』
俺は大広場に高台を創り、町人達を待つ。
ぞろぞろと町人達が集まってくる。
「皆さん、お集まり頂いて有難う御座います。
俺の名前はキサラギミコトと言います。
この町をこのような状態にした隣町の町長です。」
俺が自己紹介すると、町人達の罵詈雑言を浴びせられる。
「お前らのせいで冒険者が町から消えたじゃねえか!!
どうしてくれんだ!!」
「あんた達のせいでもう生きていけなくなるのよ!
責任取りなさいよ!!」
「死んで詫びろ!!」
等など。
クソだの死ねだの好き勝手言ってくる町人達。
物まで投げつけてくるがすべてキャッチしてやった。
町人達の罵詈雑言は止まらない。
「うるせぇぇぇぇぇぇ!!!!
冒険者がこの町に来なくなったのは俺達のせい?
笑わせんな!!
てめえらの小汚い宿屋に誰が泊まりたいとか思うんだよ!?
宿は汚い。飯は不味い。
何の努力もしてない癖に調子に乗ってんじゃねぇぇぇぇぇ!!!
うちに泊まってる冒険者が口を揃えて言ってんぞ!
リーガルよりも対応がいい。
リーガルよりも綺麗。
リーガルよりも飯が美味い。
もうリーガルに戻りたくない。
てなぁ!!
てめえらは客の為に何かしようと思ったことあんのか?
入れ食い状態の冒険者をカモとしか見てないだろうがぁ!!
だから、他所が出来たときに誰も来なくなるんだよ!!
もっと冒険者のことを想ってやれ!!
適当な商売してんじゃねぇぇぇぇぇ!!!」
俺の威圧に圧倒される町人達。
言われた事が正論だったのか、誰もが何も言えなくなってしまう。
「お前らこれからどうするんだ?」
「どうするって・・・もう客も来ないんだ。
店を潰すしかないだろ・・・。
ここに住む家賃も税金も払えないからな。」
「税金なんて要らない。
家賃も要らない。
俺が欲しいのは客に対しての思いやり。
仕事に対してのやる気だ。」
「あ、アンタのとこで雇ってくれるのか!?」
「お前らはあっちでは雇わないよ。
今のお前らは唯の邪魔者だ。
従業員皆がいらないと言うだろう。」
「じゃあ、この先どうやって生きていけば・・・
このままだと、町長に追い出されてしまう・・・
俺たちには行く宛なんてないぞ・・・。」
「俺は追い出さないぞ?」
「は?アンタ何言ってんだ?
あの町長は金が払えないやつは直ぐ追い出すんだぞ!」
「町長は俺だ。
先程、交代した。
国王からの王命だ。」
俺は町人達に書状を見せる。
「本当だ・・・!
じゃあ貴方がここの町長なんだな・・・!」
「そうだ。
町長になった以上はお前らのことを救う義務がある。
俺の元で1から商売を学んで貰う。
それが嫌ならこの町から出ていけ。
そんなやつは要らない。
学ぶか出ていくか好きな方を選べ。
今すぐに。」
誰もが驚愕していたが、出て行こうとする者はいなかった。
「じゃあ、ここに居るのは皆が学びたいということだな?」
「宜しくお願いします!
ここに要られるなら、キツくても耐えます!!
学ばせてください!!」
他の町人達も同じように懇願してくる。
「そうか、分かった・・・。
ようこそ!!
ニューリーガルへ!!」
『いきなり人が変わったァァァァ!!!』
「当たり前でしょ?
もうあなた達はこの町の正式な町人。
町長として町人を大事にするのは当たり前だろ??」
(本当は物凄くいい人なのか!?!?)
「まずあなた達には接客と料理を学んでもらいます!!
接客はリラとジュリア。
料理は俺とルーシアで教えます。
あ、この3人は俺の嫁なので少しでも厭らしい感情をもったら・・・。」
【トールハンマーレイン】
〈バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!!〉
元町長の家が消し炭になる!!
「ああなりますのでご注意ください!
・・・本気で殺す」
『ぎゃぁぁぁぁ!!!
やっぱりこの人ヤバイぃぃぃぃ!!!』
「これを1週間学んで貰います。
そうしたら、今働いてる人達と合流します。
今住んでる家や宿は一度撤去しますので、荷物を纏めて外に運んでください。」
「撤去!?
その間住むところはどうするんですか!?」
「大丈夫。
3時間もあれば終わるから。」
『え!?』
皆が荷物を纏めて、町の外に出る。
元々がデカイ町だからかなりの人数だ。
「良し、皆遠くに避難して!」
「え、避難!?!?」
遠くに避難する町人達。
「ミコト、どうするの?」
「まずは町を一掃する!」
【ノアの箱舟】
超災害級の津波が町を襲う!
ミコトでも想像のつかない様な津波でもし海側に放たなければ、人間界が滅びる程の津波だった!!
「ぎゃぁぁぁぁ!!
ミコト何してんのォォォォォ!?
世界滅んじゃうぅぅぅぅ!!
解除してぇぇぇぇぇ!!!!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
何このヤバい魔法!!?
解除ォォォォォ!!!」
どうやら使ってはならない魔法を使ってしまったようだ。
町は跡形もなく消え、寧ろ抉れていた・・・。
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
えげつない魔法使ったァァァァァ!!!!』
ルーシアとジュリアも含め、全員が目玉が飛び出る程、驚愕した・・・!
「・・・いっけね!やり過ぎちゃった!!てへっ♡」
『てへっ♡じゃねぇぇぇぇぇ!!!!』
《マスター、最初に説明見たでしょう?
あの魔法は国を滅ぼすときに使ってください。
ホントに馬鹿なんですか?》
すいません、反省してます。
「まあ、これでスッキリしたから結果オーライだな!」
「全然オーライしてないよ!
寧ろ、形変わってるよ!!
もう!ホント、たまにドジなんだから!!」
怒り方いつも可愛い♡
何もない平原になった土地にクリエイトアプリで町を創る。
今までのきったない家ではなく、前の世界を思わせるような町並みが出来上がる!!
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
もう町が出来上がったァァァァァ!!』
「皆、好きな家選んで!
早い者勝ちだ!
ヨーイ、ドン!!!」
その号令と共に一目散に走り出す町人。
まるでバーゲンセールのおばちゃんのようだ!!
「ミコト、あの広いくて何もない所はどうするの?」
「ああ。あそこはこれを置くんだ!!」
俺はアイテムボックスからあれを取り出す。
ででーんと広い空き地にホテルが出てきた。
『えぇぇぇぇぇ!!ホテル出てきたァァァァ!!』
3人とも超驚いていた。
このホテルは俺の町から持ってきたものだ!
これからはあっちとこっちでホテル経営だ!
町の皆はこっちのホテルで働いて貰う!
荷物を起き終わった町人達がホテルを見て驚愕していた。
これから1週間、ホテルで働く為に死ぬ気で頑張って欲しいものだ。
おはようございます!!
昨日一日のアクセス数があとちょっとで4000になるって感じで驚きました!!
とても感謝です!
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