第3章 ♯22 王命って便利だな
分身でピンチを乗り切って1週間。
無事に今も町経営?が出来ている。
従業員も増えたが、まだ分身に頼らないといけない。
あと50人は必要だ。
今、冒険者は1600人くらいいる。
このくらいになってやっと落ち着いてくれた。
そういえばリーガルの方はどうなってるんだろう?
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リーガルにて・・・
「ギルドマスター。
また冒険者の数が減りました。
もう1000人以上です!
皆クリアできなかったんでしょうか?」
「そういう報告は上がってないが・・・。」
「町では宿屋もガラガラでお店の方も経営が厳しくなっているそうですよ!」
「それは不味いな。
誰か原因に心当たりはないか?」
「え、知らないんですか!?
リーガルの逆側に新しい町が出来て、冒険者はそちらに移ったんですよ!?」
「えぇぇぇぇぇ!
新しい町!?
知らない!!
どこ情報!?」
「ああ、貴女は友達居ないもんね。
町で噂になってるのよ。
もう1つの町が急に出来て、リーガルより待遇がいいからって冒険者はそっちに動いたのよ。」
「な、なんだと!?
知らないぞ!!」
ギルドマスターは怒鳴るように叫ぶ。
「ギルドマスターは外に興味なさ過ぎです!!
デスクワークだけでなく、ダンジョンの方も目を向けてください!!
あ、私今日で辞めますので退職金用意してくださいね。」
「な、何故急に辞めるんだ!?」
「私も新しい町で働くんです。
ここ暇だし、給料安いし。
いいとこないですから。」
「えぇぇぇぇぇ!
貴女も辞めちゃうの!?
もう10人目よ!!」
「あっちのギルドのほうが給料は倍だし、ご飯も美味しいみたいだからね。
こんなとこより全然良いでしょう?」
「そうなの!?
私も行きたい!
ギルドマスター!!
お世話になりました!
退職金はちゃんと用意してくださいね!」
「お前も辞めるのか!?」
『私達も辞めます!!
お世話になりました!』
話を聞いたギルド嬢達が全員退職願を出す。
「お前らもかぁぁぁ!!
許さんぞ!!
お前たちが辞めるのは駄目だ!!」
「何でギルドマスターにそんなこと言われなきゃ行けないんですか?
駄目と言われても辞めますよ。
では、さようなら。」
ギルド嬢全員がギルドを去っていく。
「お、おのれぇぇぇぇ!!
どこのどいつだか知らんが、許せねぇ!!
俺が直々ぶっ殺してやるよォォォォォ!!!!」
この日からリーガルのギルドは事実上、潰れることとなった。
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「え、新たに20人ギルド希望者来たの?」
「そうなの。
リーガルのギルド嬢が全員来たみたい。」
「へー!
やっと来たんだね!
どう?
使えそう?」
「うーん、うちのギルド嬢の方が仕事出来るかな。」
「そうなの!?
カリナさん凄えな。」
「うん、カリナさんはかなり厳しいけど、教えるのは凄い上手なの。
凄い厳しいけどね・・・。」
厳しいを2回言ったあたり、本当に地獄だったんだろうな。
よく頑張ったな、俺の天使ちゃん。
「その子達、従業員とかの方に回すか。
ギルドは人大丈夫でしょ?」
「うん。
ちゃんと回ってるから、従業員の方に言ってもらうと助かるかな?」
遠回しに要らないって言ってるな。
リラは優しいから直接は言わないけど。
結局、リーガルのギルド嬢達は従業員の方に回される。
意外とこっちのほうが性に合ってるみたいで楽しそうに働いていた。
次の日、やっぱりあいつが来た。
リーガルのギルド嬢が全員来たから、来ると思ったよ。
「ここの責任者は誰だ!!
出てこい!
俺はリーガルのギルドマスターだ!」
「お久しぶりですね、お洩らしマスターさん。」
「誰かお洩らしマスターだ!!
って、き、貴様は!!」
「またお洩らししに来たんですか?」
「ひぃぃぃ!!
あの時の!!」
「俺がここの責任者兼ギルマスのキサラギミコトです。」
「貴様がここの責任者だと・・・!?
勝手に町作りやがって、うちのギルド嬢達を返せ!!」
「言いがかりは止してくれませんか?
あの子達は自分達の意思で来たんですよ。
俺が奪ったみたいに言われるのは心外だなあ。」
「同じようなもんだ!
勝手に町作って法で裁かれればいい!!」
「勝手じゃないですよ。
ちゃんと国王の許可を得てます。ほら。」
俺は国王の書状を見せる。
「国王陛下のサイン・・・!!
くそっ!!王命じゃないか!!」
「今まで王命とか嫌いだったんですけどね。
アンタみたいなバカの悔しそうな顔を見れるのはいいな。
癖になりそうだ。」
「てめぇ!!
いいから返せ!!
テメエのせいでリーガルのギルドは潰れたんだ!!」
「え、潰れたの??」
「そうだ!!
お前のせいだ!!」
「ざまあ。」
「何ぃぃぃぃ!!
貴様ァァァ!!」
剣を持って襲いかかってくるギルマス。
【影縫い】
動けなくなるギルマス!
「クソっ!!
また汚い手を使いやがって!!」
「ギルド潰れたのはお前のせいだろ?
俺は言ったよなぁ?
お前のせいで町が潰れると。
何も調べもしないで俺を出禁にしたんだ。
俺はその罰を与えてるんだよ。
無能なギルマスを陥れる罰をな!!」
「くっ!調べなくても拷問されたやつがいるんだ!!
悪いのはお前だろ!!」
「どんな理由で拷問かけたとかは聞かないんだな。
お前、本当にギルマスか?
あのゴリラのほうが100万倍マシだな。」
「聞く必要などない!!
私が1番偉いんだ!!
私の命令は絶対なんだよ!!」
「やっぱりお前はクソだな。
いや、お洩らししたからションベンか?
お前なんて殺す価値もない。
前みたいにお洩らししたくなかったら帰れよ。
それとも次は足も斬り落とすか?」
「ひぃぃぃ!」
俺はギルマスの拘束を解く。
「くそ!覚えてろよ!!」
何その負け犬が放つ言葉。
本当に言うやついるんだな。
ギルマスはみっともなく帰って行く。
次の日、またギルマスが来る。
今度は偉そうなおっさんと一緒だ。
「アンタがキサラギミコトか?」
「そうだけど、おっさん誰?
ギルマスの愛人か?」
「誰が愛人か!!
ワシはリーガルの町長だ。
アンタが町を作るなんて余計な事をするからリーガルは潰れそうになっている。
今すぐ立退け。」
「は?何言ってんの?
このハゲ。」
「ハゲとはなんだ!!
これは命令だ!」
「俺が何でお前の命令聞かなきゃならんのだ?
バカなの?」
「貴様ァァ!!
ワシはリーガルの町長だぞ!?
この土地では、ワシのほうが先に町を作ったんだ!!
この土地で1番偉いのはワシじゃ!!
早く立ちされ!
小童が!!!」
「おい、ハゲ。
俺はお前の悩みを解決したんだぞ?
寧ろ感謝して欲しいな。」
「なんだと!!?」
「ダンジョンのせいで冒険者が増えすぎて困ってるんだろ?
だからあんなバカみたいな法律作ったんだろ?
リーガルに人が減って良かったじゃねーか。
ほら、感謝しろよ?」
「アンタになんか頼んでないだろォォォォォ!!
いいから立退けぇぇぇ!!」
「うるせぇぇぇぇぇぇ!!!!
さっきから立退け、立退けと。
お前が立退け!
ハゲジジイぃぃぃぃ!!
お前のほうが要らねえんだよ!!
こっちの方がいいから冒険者はお前の所から離れたんだろうが!!
テメエの無能さを棚に上げて、バカみてえなこと言ってんじゃねぞぉ!!このハゲぇぇぇぇ!!!」
「ぐっ!!」
「俺はお前の町から理不尽に追い出されたんだよ。
ここの冒険者だってただクリア出来ないからって追出されたやつがいっぱいいるんだよ!!
何ダンジョン私物化してんだよ!!
テメエのダンジョンじゃねえだろうが!!」
「ワシの土地にあったものだから私のダンジョンだろおが!!
私物化して何が悪い!!」
「お前、バカなの?
私物化して悪いに決まってんだろ?
お前の土地?
誰がそんなこと決めたよ?
国王か?神か?
ただ先にここに町作っただけだろ?
それだけで私物化してんじゃねーよ。
国王に頼んで王命下すぞ?」
「国王陛下がアンタの言うことなんて聞く訳ないだろ!!
調子に乗るな!
小童が!!」
「残念だな。
俺は国王に大きな貸しがあるんだよ。
俺は国王の命を2回救ってるんでね。
ここの町も二つ返事で許可をくれたよ。
今から国王の所行ってこの土地をくれって頼めば貰えるくらい仲良いんだよ!」
「はっ!口から出任せを!!
やれるもんならやってみろ!!」
「分かった。ちょっと待ってろ。」
俺は瞬間移動で王の間に。
「ぎゃぁぁぁぁ!!
いきなり現れるでない!!
びっくりするだろうが!!」
「すいません、国王。
いきなりですが、リーガルを俺にください。」
「本当にイキナリだな。
理由を話せ。」
「リーガルの町長がダンジョンを独り占めしてて冒険者が困ってます。
現に無茶な法律を作ったせいで親を亡くした子供が沢山います。
その子達は王都の孤児院にいますよ。
そんな子供たちを俺は増やしたくないんです。
「なるほど。
分かった。
あやつめ、ダンジョンを私物化するなど言語道断だな。
分かった。
書状を書こう。
少々待たれよ。」
10分後、国王が戻ってくる。
「これでリーガルはお前のものだ。
ダンジョン都市を今よりももっといい町にしてくれ。」
「勿論ですよ。
有難うございました。」
俺は一礼して自分の町に戻る。
「ただいま。
国王から許可貰ってきたぞ。」
俺は書状を見せる。
「ほ、本当だ・・・。
正しく王の書状・・・!!」
「な、言っただろ?
国王と仲良しだって。
これでリーガルは俺のものだ。」
「ひぃぃぃ!!
ま、まさかこんな事が・・・!!
認めんぞ!!
ワシはアンタになんかリーガルを渡さんぞぉぉぉ!!」
「うるせぇぇぇぇぇぇ!!
これは王命なんだよ!!
お前はもう、お・し・ま・い・DEATH!!」
「嫌だ!
頼む!!許してくれ!!
あの土地を失いたくない!!
そうだ、アンタをギルドマスターにしてやる!!
あのギルドを好きにしていい!!
だから、頼む!!」
「は?
あんな潰れたギルド要らねえよ。
ついでにお前も要らない。
あ、これ国王からの手紙。
かなり怒ってたぞ。
早く読んだ方がいい。」
「こ、国王陛下の・・・!?」
町長は恐る恐る手紙を読む。
見る見るうちに青ざめる町長。
今すぐギルマス連れて来い!
みたいな事が書いてあったみたいでギルマス連れて、速攻で王都に走っていった。
こうして俺はリーガルの町長になってしまった。
・・・うん、順調だな。
本日も一日お疲れ様です!
お疲れのところ、私の作品を読んで頂き有難う御座います。
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