第3章 ♯19 ギャグ担当の人
今日は調子に乗って3回目の更新です!
「何だ、お前。
ドワーフが珍しいか?」
「初めてみた!
小さっ!!」
「ぎゃぁぁぁぁ!
ミコト様!!
初対面のなのに失礼ぃぃぃぃ!!」
「ミコト?
お前がキサラギミコトか?
王都の英雄とかいう。」
「そうです。
貴方がこの王都で一番の鍛冶職人ですか?」
「一番かは知らんが、俺の造った武器に勝てるモノはねえ。」
「それ一番って言ってますよね?
でも、俺の刀より斬れる武器は造れないですよね?」
「ああ?
小僧!
舐めてるのか?」
「やってみますか?
ガンテツさんだっけ?
貴方が造った武器なんて全て折ってあげますよ。」
「えぇぇぇぇぇ!
何でいきなり喧嘩売ってんのォォォォォ!!」
「はっ!
小僧が!
良いだろう。
俺の最高傑作でやってやるよ!!」
「俺はこの紫紅で。」
「な、何だ・・・その刀は!!
みせろ!!」
「嫌ですよ。
俺の刀に勝ったら良いですよ。」
「面白い。
行くぞ!!
おらァァァァ!!」
ガンテツが剣を振り下ろす!!
〈バキィィィィン!!!〉
ガンテツの剣が綺麗に真っ二つになる!!
「最高傑作がこの程度ですか・・・。
大したこと無いですね。」
「俺の最高傑作を一撃で・・・!?
お前、その刀は何処で・・・!?」
「秘密です。
俺は今、俺の町で働いてくれる鍛冶職人を探してます。
よかったら来ませんか?」
「俺を誘うのか?
お前の刀に一瞬でやられる武器しか造れんぞ?」
「俺の刀はオリハルコン製です。
普通の鉄では勝てませんよ。」
「オ、オリハルコンだとぉぉぉぉぉ!!!!
あの幻の鉱石!
お前は見つけたのか!?」
「はい。
たくさん。」
「ミコト様ァァァァァ!!
俺にも売ってくださァァァァい!!!!
幻の鉱石、オリハルコン!!
是非ともアスラ商会にぃぃぃぃ!!!」
「やだ。」
「無情!!
こんなにも協力したのに無情すぎる!!」
「じゃあお礼はオリハルコンにするか?
新しい調味料ではなく。
一瞬の財産と永久的に稼げる調味料。
どちらにする?」
「両方下さい。」
「死ね。」
「酷い!!
どっちも欲しいに決まってんじゃないですかぁぁぁ!!!」
「やらねえよ。
自分で探せ。」
「そんなぁ!!」
「おい、小僧!
いや、ミコト。
俺にオリハルコンの武器を造らせてくれないか・・・!
頼む!!
オリハルコンといえば、鍛冶職人であれば誰しもが憧れる鉱石。
俺は造ってみたい。
お前の刀を超える武器を!!」
「貴方にこの世界一硬い鉱石が扱えますか?」
俺はアイテムボックスからオリハルコンを取り出す。
「こ、これが伝説のオリハルコン!!
やっぱりくださァァァァい!!」
「おめえは黙ってろぉぉぉぉ!!
今シリアスなところだろぉぉぉが!!
ギャグ担当が出てくんじゃねぇぇぇぇ!!」
「えぇぇぇぇぇ!
俺ギャグ担当なのぉぉぉ!?」
「改めて聞く。
貴方にこの世界一硬い鉱石が扱えますか?」
「やらせてくれ!!
やってみせる!!
俺をお前の町に連れてってくれ!!」
「分かりました。
では、支度しておいて下さい。
後で迎えに来ますので。」
「ミコト様、いきなり喧嘩売るんだもん、びっくりしましたよぉ。」
「ああいう職人は言葉で説得するより実際に見せつけるほうが早いんだよ。
素直に引き受けただろ?」
「た、確かに!!」
「商売でも使える交渉術だからな。
覚えておけよ。」
「はい!
勉強になります!!」
「あと、うちの町で調味料も売るからな。
うちの分も作っておけよ。」
「はい!
喜んで!!」
「これ、俺の嫁に調味料のレシピ書いて貰った。
俺が持ってる調味料全部だ。
ハードフルーツ用にこのオリハルコンの包丁をやる。
これじゃないと切れないからな。」
「オリハルコンの包丁ぅぅぅぅぅ!!
なんて贅沢な包丁なんですか!?
てゆーか、今嫁とか言いませんでした!?」
「ああ、3人いるぞ?」
「さ、3人も!?
あんなに俺とアンナの結婚に反対した癖に自分はホイホイと3人も!!
酷すぎる!!」
「うるせぇぇ!!
あのときはまだ天使と会ってなかったんだよ!!
今では大天使1人と美人妻が2人います。」
「何ぃぃぃぃ!!
狡いです!!
1人分けてくださいよぉぉぉ!!」
「わかった。
アンナに聞いてみるよ。」
「いや、嘘です!
アンナだけで幸せです!!
だから、眠れる獅子を起こさないでぇぇぇぇ!!!」
やっぱりアンナが怖いアスラだった。
一応、アスラの店もあるので連れて行くことにする。
週1くらいで販売する感じだ。
アスラは一度村に戻り、支度をしにいく。
後は大事なことが1つ。
これから働く人達の子供だ。
朝から晩まで働くことになる。
その間、子供達が一人になってしまう。
なので、俺の町には託児所がある。
勿論、冒険者の子供が預かれる様になっている。
それを見る人間が必要だ。
ということで、自宅に戻る。
「おかえりなさいませ、御主人様!!」
「ただいまー!」
「今回はお早いお帰りでしたね。」
「今日は君たちを何人か引き取りにきた。
俺が創った町で、子供達を見る仕事をしてほしい。
誰か立候補はいるか?」
『はい!!』
一番小さいミーナ以外全員手を挙げる。
「全員は無理だ。
半分でいいよ。
話し合って決めてくれ!」
そこからメイドちゃん達の壮絶なる話し合いが始まる。
その間、俺はお義母様の超乳の感触を楽しむ。
俺を見つけた瞬間、真っ先に抱きしめられ、ずっとくっついている。
何れ、ぱふぱふして貰いたいなぁ。
いや、相手は人妻だ。
そんな失楽園はしてはいけない。
感触だけで我慢する。
結局じゃんけん大会が始まる。
あ、お義母様。
貴女は駄目ですよ。
この家でお留守番です。
え、俺と住みたい?
俺だって毎日この感触を味わいたいですよ。
でも、駄目ですからね。
泣いても駄目です。
リラに怒られますよ?
お義母様を宥めているうちに勝負が決まる。
勝ったものはまるで世界を獲ったようなガッツポーズ!
負けたものは泣き崩れていた。
なんか可愛そうになったので、結局ローテーションで回すことにした。
けしからん超乳の感触と別れを惜しみ、メイドちゃんを連れて集合場所に向かう。
町に住む者と食材を卸してくれる人達が集まっていた。
勿論食材を持ってきている。
肉屋代表でサーラがいる。
「ミコトさん、なんか嫁が増えたと聞いたけど、ホント?」
「うん、成り行きでね・・・。」
「私は?」
真っ直ぐな目で見つめてくるサーラ。
これは本気だ!!
「わかった。
サーラとも結婚するよ!
だけど、サーラはここに居てくれ。
俺の旅は危ない。
サーラを危険な目に合わせるわけにはいかない。」
「わかった・・・。
だけど、王都に来たら必ず会いに来てね?」
「勿論だ。
会いに行くよ。」
サーラが俺にキスをする。
「行ってらっしゃい、アナタ♡」
「ああ。
行ってくるよ。」
俺は全員を連れて瞬間移動する。
アスラは後で連れてこよう。
「ホントは私も行きたかったな・・・。」
町に到着するとやっぱり皆驚いていた。
先ずは商人とガンテツさん、それぞれ店を渡す。
かなりの店構えに喜んでくれた。
メイドちゃん達はギルドに連れて行く。
研修中、子供たちは卓球で遊んでいた。
気づけばメイドちゃん達も夢中になっていた。
託児所に卓球とか色々と遊び道具を創らないとな。
メイドちゃん達に子供を任せた後、厨房へ。
皆で料理を作っていた。
アイテムボックスから大量の食材をだし、冷蔵庫冷凍庫にしまう。
「ルーシアどうだ?
料理は覚えたか?」
「おう!
だいぶな!」
「この子は筋がいいよ!
私の娘にしたいくらいだ!!」
うん、なんか似合うな。
この二人が親子とか。
口調も一緒だしな。
教会の方も様になってきてるようだ。
教会希望者は回復魔法が使える者が半分。
薬を作れるものが半分と回復に特化している。
「旦那様!
教会は順調ですよ!
何時でも開けます!!」
そう言って俺にくっついてくるジュリア。
胸で腕を挟むのを忘れない!!
「ラミアさんはここにずっといてくれるみたいですよ。
ここが気に入ったみたいです!!」
「私は神の創ったこの教会に骨を埋める覚悟です。
家族のものも此方に連れてきます。
どうぞ宜しくお願いします。」
それは有り難いな。
俺たちが居なくなってもベテランがいるのは心強いからな。
ジュリアと別れ、ギルドへ。
ギルドに入るとカリナさんが白熱している。
ギルド嬢達はまるで兵隊の様にキビキビと動いている。
本気でカリナさんが怖いみたいだ。
でも、皆はギルド嬢に憧れを持っていたので辞める人が一人もいなかった。
「ミコト〜。助けて〜!!
このままだとギルド嬢に戻されちゃう〜!!」
《それは良いですね。
足手まといが一人居なくなります。
これからもギルドの犬として頑張ってくださいね。
さようなら。》
「きー!
戻らないもん!!
私はミコトと一緒に行くの!!」
「こら、リラ!!
さっさと持ち場に戻る!!
無駄口叩いてる暇はないですよ!!」
「ひぃぃぃ!!
もう勘弁してくださァァァい!!」
頑張れ、リラ。
俺はカリナさんが怖いから離れるよ。
夜にまた会おう。
こうして大体の準備は整った。
町を作ってから10日後。
ついに俺の町がオープンする!!
冒険者は来てくれるのか、皆が心配した。
朝、町の入り口に行くと大量の冒険者。
500人以上はいるかな?
「ミコトくん!
いっぱい誘ってきたよ!!」
「トーマスさん!!
有難う御座います!!
貴方達に頼んで良かったです!」
「よせやい!
あんな物貰って適当なこと出来ないだろ!
対価に合った仕事をしたまでだよ!」
やはり超必殺技、買収の力は偉大!!
想像以上の集客だ!!!
さぁ、こっからが本番だ。
本日もお仕事お疲れ様です!
明日は台風ですね。
皆さん気をつけてくださいね。
私も台風の中、仕事に行ってきます。
帰り、電車が動いてるといいなぁ。




