第3章 ♯10 コンプレックス
「よし、今日はダンジョンお休みして二人のレベル上げに行こう!」
「時間を取らせてしまってすいません。」
「レベル上げ!
どこに行くんだ?」
「勿論、あそこだよ?」
俺は3人を連れて瞬間移動する。
「うわぁ!一瞬で違う場所に着いた!!」
「なんとも不思議なスキルです!!!
でここは一体・・・!?」
「悪魔の森だよ?」
『えぇぇぇぇぇ!!』
「道理で見たことあると思ったら!」
「あ、悪魔の森・・・まさかここで・・・?」
「そうだよ、強い相手と戦わないと早くレベルあがなんないよ?」
「とはいっても、いきなりは・・・」
「もうちょっと段階を踏んでからでも・・・」
《おやおや、もう泣き言ですか?
さっきの覚悟は嘘の様ですね。
まあ、しょうがないですね。
足手まといさん達にはスライムしか出ない弱々しい森がお似合いですね。
では、お元気で。
さようなら。》
「ぐっ!そんなことはないぞ!
いいさ、やるよ!」
「私達には悪魔の森位が丁度良いですからね!
さあ、戦いましょう!」
やっぱりRiriはつえーな。
リラ、ある意味仲間増えたぞ!
「よし、じゃあ先ずはジュリアにスキルをあげるね。」
「「は?」」
「Riri、譲渡スキル創造アプリを開いてくれ。」
《了解。アプリ起動。
譲渡したいスキルを教えて下さい。》
「魔法創造だ!」
《スキルの効果を教えてください。》
自分が考えた魔法が使えるようになるスキルだ!
《スキル創造完了しました。》
ジュリアの前に光の玉が現れる。
「ジュリア、これ触って見て。」
「わ、わかりました・・・。」
ジュリアは恐る恐る触ってみる。
すると、光の玉は眩しく光り、ジュリアに吸収される!!
「よし、これでジュリアもスキルが増えたよ。」
「「えぇぇぇぇぇ!!!!」」
スキル:魔法創造
自分が考えたオリジナル魔法が使えるようになる。
但し、実在する魔法は使えない。
「な、なんてことでしょう・・・!
これが私の新しいスキル・・・!?」
「ジュリアの場合は魔法が使えるけど、俺とリラと被る。
だから、俺達も使えない魔法を自分で考えてほしい。
かなり、想像力が必要になる。
これから戦ってみて、こんな魔法あったらなぁと思うものがあったら作るといいよ。」
「あ、ありがとうございます〜!!!」
俺はジュリアに抱きしめられる。
ジュリアのけしからんモノが俺の身体に押しつぶされる!!
もっとやってくれ!!
「ぎゃぁぁぁぁ!ジュリアさん、くっつき過ぎ!!」
「あらやだ、私ったら!
でも、もう私も妻なので良いですね!」
「ぐっ!!そうだった・・・。
何も言えない!!」
「ねえ!ミコトくん!!
私にもスキルくれるのか!?」
ルーシアがキラキラした目で聞いてくる。
上目使いが妙に可愛い。
抱きしめてもいいのかな?
「ルーシアにはまだあげないよ。」
「えぇぇぇぇぇ!
なんで!?
ジュリアだけ狡い!!
おっぱいデカイからって贔屓だ!!」
「おっぱいは関係ありません!
ルーシアは先ず、剣の腕を磨いてから!
剣士として、先ずはそこからだろ?」
「だって、私だって新しんだもん!!」
あら、いつも口の悪いルーシアが〈もん!〉とか言ってる。
可愛い奴め。
「あげないとは言ってないだろ?
ちゃんとレベル上げて強くなったら取っておきをあげるから!」
「ホントに!?
約束だぞ!!
超強いやつだからな!」
「わかったよ。
でも、このままだとルーシアが可愛そうだから、新しい武器をあげよう。
ルーシアの剣貸してくれる?」
「新しい武器!?
マジっすか!?
欲しい!!
はい、これと交換か!?」
「違うよ、これを強化するんだ。」
俺はアイテムボックスからオリハルコンを取り出す。
「ぎゃぁぁぁぁ!
オリハルコン!!
伝説の鉱石じゃないか!!
どうしてそんなものを!?」
「ダンジョンでとったんだけど?」
「ダンジョンで!?」
「Riri、合成アプリだ!」
《了解。合成アプリ起動。
基本となる素材を右手に、合成したい素材を左手に持って合成させてください。》
俺は右手にルーシアの剣、左手にオリハルコンをもつ。
【合成!!】
俺の両手の素材が光り、合成される!
そして、目の前には1つの剣が置かれている。
「よし、完成だ。
ルーシア、これを持って戦ってみな!
オリハルコンの剣だ!」
「オリハルコンの剣ぃぃぃぃ!!!!
そんな国宝級の剣もらっていいのか!?」
「当たり前だろ?
ルーシアも俺の妻なんだから、遠慮するなよ。」
「俺の妻・・・!
あ、ありがと・・・。」
「よし、じゃあ早速レベル上げだ!」
俺達は森を進む。
最初に出てきたのはデーモンラビット。
これなら二人で倒せるかな?
「この兎なら二人で倒せるはず!!
いつも通り戦って、ジュリアはその中で必要な魔法を考えて、ルーシアは如何に無駄なく戦うか考えるんだ!」
「わかりました!!」
「わかった!!」
デーモンラビットが此方に気付き、体当りしてくる!
何とか避けた二人。
【スピードアビリティライズ!】
ジュリアの魔法により、ルーシアの速度が上がる!
「おりゃぁぁ!」
ルーシアは兎に剣を振り落とす!!
しかし、兎に避けられてしまう!!
「くっ!外した!」
「ルーシア!もう一度です!」
【スピードアビリティダウン!】
ジュリアは兎にデバフをかける!
「次こそ!!」
ルーシアがもう一度、兎に剣を振り落とす!
〈スパッ!!〉
「!!!!」
見事に兎の首を落すルーシア!
「やった!
この剣凄いよ!!
スパッと斬れたよ!」
「やりましたね!!ルーシア!」
「さあ、次行くよー!
修行はまだ始まったばかりだからね!」
そして、俺達は次々とモンスターを倒す。
二人で倒せるモンスターは任せ、カイザーキングベア等は協力して倒す。
「ハァハァハァハァ・・・
流石に疲れたね・・・」
「やはり、強いモンスターばかりですね。」
「二人とも少しづつ強くなってるよ!
まあ、戦いが続いたからな、
そろそろ休憩しよう!」
「わあい、やったぁぁ!」
「今ご飯作るからそこで休憩してて。」
「有難うございます・・・。
では、お言葉に甘えて・・・。」
座り込む二人。
もう動けなそうだったが、ご飯が出来ると今までにない速さで、俺が用意した椅子に座る。
頑張った後のご飯は格別だったみたいで、泣きながら食べていた。
「あー美味しかった!!
やっぱりミコトくんの料理は最高だな!!」
「これが毎日食べられるなんて、私はなんて幸せ者なんでしょう!!」
「ちょっと休憩したら、また始めるからね。
ジュリアは戦って見て何か魔法思いついたかい?」
「そうですね、何個かこんな魔法有ればというものがありました!」
「じゃあ創ってみなよ。
この後の戦闘が楽になるかもよ?」
「わかりました!」
ジュリアは目を閉じ、創りたい魔法をイメージする。
【魔法創造!】
そうジュリアが唱えるとジュリアの前に光の玉が現れる。
その光はジュリアの体内に吸い込まれていった。
「・・・成功しました!!」
「どんな魔法だ?」
「クイックという魔法です!
普通の速度の5倍速く動けるようになります!」
「凄いな!
それならルーシアも兎より速く動けるな!」
創造魔法はうまくいったみたいだ。
後はルーシアだ。
ぶっちゃけ、ルーシアに何のスキルをつけていいかわからん。
魔法は魔力少ないから無理だし。
戦士ってどんな攻撃するんだっけ?
どうしよう!
ルーシア滅茶苦茶期待してるからなぁ・・・。
そう考えて空を見上げると、上空にモンスターが飛び回っている。
あいつらは俺の飯を奪い、糞を落としたクソ鳥の仲間だな。
銃があったら撃ち抜いてたな。
あのモンスターはルーシア苦手だろうな。
近距離攻撃しかできないしな。
あ、そうか。
ルーシアも遠距離攻撃出来れば戦いがもっと楽になるのか!
しかも銃とかかっこよくない?
そんなスキルはどうかな?
無限に撃てる銃!
決めた!
狙撃手はかなり役立つし!
「ルーシア!決めた!!」
「え、何だ急に!!」
「ルーシアのスキルやっと考えついた!!」
「えぇぇぇぇぇ!今まで考えてなかったの!?」
「うん。ルーシアに必要な物がわからんかった!!」
「え、それ威張って言うことか?」
「早速創ろう!
Riri、譲渡スキル創造アプリだ。」
《了解。アプリ起動。
譲渡したいスキルを教えて下さい。》
「アンリミテッドスナイパーだ!」
《スキルの効果を教えてください。》
「無限に撃てる銃をその時の状況に合わせて創り出せるスキルだ!」
《スキル創造完了しました。》
出来た!!
無限に撃てる銃なんて、この世にないから創れないと思ったが、スキルなら別なのか?
《このアプリは創造神様の力によるアプリ。
創造神様に創れない物はありません。
マスターとは格が違います。》
当たり前だろ。
俺に創造神様と同じ力があったらやばいだろ。
《そうですね。
エロいことばかりに力を使いそうですね。》
・・・なんでわかったんだ!?
スキルが創造でき、ルーシアの前に光の玉が現れる。
「これが私のスキル・・・?」
「ああ、そうだ。
これでルーシアはもっと強くなれるよ。」
ルーシアは光の玉に触れる。
光の玉は眩しく光り、ルーシアの体内に吸い込まれていく。
「これでルーシアにも新しいスキルが増えたよ。」
スキル:アンリミテッドスナイパー
状況に合わせて、無限に撃てる銃を作り出せる。
但し、スキルを使い終わると銃は消滅する。
同時に何個も創ることは出来ない。
ルーシアは急に俺に抱きついた。
「・・・ミコトくん、有難う・・・
ずっと自分のスキルが嫌だった・・・。
誰でも持ってそうな平凡なスキルだったから。
魔法が使えるジュリアがいつも羨ましかった。
だから、この他にはないスキル、凄い嬉しいよ。
有難う!!」
ルーシアは泣きながらお礼を言う。
リラもジュリアもそんなルーシアを見て、もらい泣きをしていた。
俺はルーシアが泣き止むまで頭を撫でてあげた。
ジュリアが羨ましそうにみている。
今はルーシアの番だからな。
ジリジリと近づいて来ないでね?
本日もお読み頂き有難うございます!
徐々に読んで頂ける方が増えて嬉しい限りです。
これからも宜しくお願いします!!
こんな私にどうか、評価を頂けると有り難いです。




