第2章 ♯34 王都を出る前に
公爵が失脚してから、3週間ほどが経った。
あの日から王族は会議をしまくって、民主主義になる為の方を決めた。
発表されたのは2週間前。
投票制について、平民は全ての者が賛成した。
平民にはデメリットは特に無いからね。
商人や兵士は大多数が賛成した。
貴族になりたい者が多いらしい。
一部のやましい事がある者が反対をする。
貴族はホントに賛否両論。
公爵を目指す者は喜び、威張り腐ってる貴族は反対する。
確実に平民送りされると自分でも感じてるからだろう。
直せば良いのにな。
そして、発表から2週間。
激しい変化はないが、威張る貴族が減ったかな。
まあ、まだ2週間だしな。
気長に変化を待つのがいいだろう。
今日はリラが学校を辞める日だ。
通って一ヶ月。
今では成績は学年トップらしい。
まあ、見た魔法を瞬時に覚える模倣魔眼があるからな。
結構なチートだよね。
リラは学校に通ったお陰で魔力制御も出来るようになった。
やっぱり俺の嫁は有能な天使だな。
コスプレも喜んでるでやってくれるので、こちらもコスプレ衣装創りに魂を込める。
今夜もコスプレでにゃんにゃんしてやるぜ!
リラが学校から帰って来た。
「おかえり、リラ。
一ヶ月、学校お疲れ様。」
「ただいま、ミコト♡
もう何時でも王都出れるよ。」
「そうだね。
でも、出る前にやりたい事が2つある。
今日はその1つ目をやりたいと思う。」
「やりたいこと?」
首を傾げるリラ。
今日もリラの可愛さは健在で御座います!!
「此処では出来ないから、草原に行くよ!!」
「草原??」
俺達は瞬間移動で草原に来る。
「今日はリラに自転車の乗り方を教えるよ!」
「自転車ってなあに??」
「これだよ!」
俺はアイテムボックスからロードバイクを取り出す。
「えぇぇぇぇぇ!なにこれ!?」
「これが自転車だよ!
こうやって乗って、ペダルを踏んで、漕ぐんだ。
そうすると、歩くより早く目的地にたどり着く!」
俺はロードバイクに乗ってリラに見せてみる。
「わあ、ミコト凄い!歩くより速いね!!
私も乗ってみたい!!」
「じゃあ、リラの自転車も創るね。
Riri、クリエイトアプリだ!」
《了解、マスター。創りたい物をイメージして手を前に出してください。》
リラ用の自転車・・・!
すると、目の前に補助輪付きの子供用自転車が現れる。
あれ?
何故だ?
「ミコト・・・私は確かに背低いけど、これは流石に乗れないよ?」
《マスター、イメージの途中、リラが小さい時のこと想像しましたね?》
はい。
その通りです。
小さい子供に自転車の乗り方を教えるイメージしてしまいました。
「・・・これはリノちゃんにあげよう。
もう一回だ!」
もう1度、クリエイトアプリで自転車を創る。
次に現れたのは何処にでもあるママチャリ。
何とか完成だ!
「ミコトの自転車と違うね?
また失敗??」
「いや、これでいいんだ。
初心者はこれの方が乗りやすいから。」
「そうなんだ!じゃあ、早速乗るよ!!」
リラが自転車に跨り、ペダルを漕ぐ。
「あ、待って!」
時既に遅し。
見事に転ぶリラ。
スカート姿だった為にパンツは丸見えだ!
リラが見えない所でガッツポーズしたのは内緒だ!!
「いたたたたた、何で?
ミコトは簡単に乗ってたのに!」
「自転車を乗りこなすには練習が必要なんだよ!」
「もう!早く言ってよぉ!!」
頬を膨らますリラ。
なんて、可愛いんだ!!
ハムスターみたいに可愛い小動物なリラをつい撫でる。
「いきなりリラが乗り出したんじゃないか。
自転車は最初、バランス取るのが難しいんだ。
バランスが取れるように練習するよ!」
それから俺が後ろで抑えながら、教え続けた。
この世界には無い物だから、此方の世界の人には難しいみたいだ。
「こんなに難しいの!?
私、乗りこなせるのかなぁ??」
《これが乗れないと貴女は王都にお留守番です。
これからの移動は自転車になりますので。
リラ、今迄有難う。さようなら。》
「きー!!言ったね、Ririちゃん!!
絶対に乗って見せるよ!!」
Ririはホントに挑発上手いなあ・・・。
あのリラが、きー!!とか言ってるし。
しかも、いつの間にかちゃん付け。
そして、一時間後・・・
「ミコト、離さないでね、絶対に離さないでよ!」
それはあの有名なトリオのフリですかね?
期待に応えたくなるではないか!
「ミコト、離してないよね?まだ駄目だからね!」
フラフラしながら自転車を漕ぐリラ。
ちょっと遠くにミコトの姿。
「あれ、ミコトがあそこにいる??」
「リラー!乗れてるぞー!!」
「へ?」
フラフラしながらも一人で乗れているリラ。
「ペダルもっと早く漕いでみろー!」
「う、うん!」
言われた通りに漕ぐとフラフラしなくなった!
「やったぁ!!乗れたよぉ!!」
乗れたのが嬉しかったのかどんどん進むリラ。
「ちょっ!そっちは!!」
「何、ミコトー?」
リラは見事に小さな崖から落ちる。
「ぎゃぁぁぁぁ!!リラァァァァ!」
崖の方まで行くとすぐそこで転んでいるリラ。
「いたたた。」
「大丈夫か!?」
「ミコトー。」
リラが抱きしめてくる。
「私、乗れたよー!!これでついて行けるよね!?」
「・・・ああ。もっと練習すればね。」
「うん。頑張るよ!」
もう少し練習して、屋敷に戻る。
屋敷でリノちゃんに自転車をプレゼントしたら凄い喜ばれた。
すぐに乗り回すリノちゃんを見てショックを受けるリラ。
「何ですぐ乗れるの!?」
それは補助輪があるからだよ。
リラは補助輪、駄目だからね。
昼食を取り、本日のメインイベント。
「リラ、ちょっとおいで!」
「なあに?」
俺はリラを連れて屋敷の使われてない部屋に連れて行く。
「この部屋がどうしたの?
まさか、昼間からエッチなことするんじゃ!?」
「違うよ!?
この部屋にリラに見せたいものがあるんだ!」
ホントはしたいけどな!!
リラは部屋を開けた。
中には純白のウエディングドレスが飾ってある。
リラ用にサイズを合わせた胸を強調したデザイン。
俺たちが自転車の練習をしてる間にメイドちゃん達に準備してもった。
「こ、これ・・・!!!」
「王都を出る前に、やりたいことの2つ目、俺達の挙式だ。
これをやらないと王都から出られない。」
無言で抱きしめてくるリラ。
「リラ、どうしたの!?
気に入らなかった!?」
「逆だよ・・・!!
凄い嬉しい!!
有難う・・・!!!」
俺はリラの頭を撫でる。
「泣いたらこのあとの挙式に響くよ?」
「だって・・・!!」
感極まって泣き出すリラ。
「さあ、会場に向かうよ。
着替えて!!」
「うん!!」
その場で脱ぎだすリラ。
襲いたい衝動を抑え、リラの着替えを待つ。
ウエディングドレスを来たリラは本当に綺麗だった。
天使を通り越して女神に昇格していた。
創造神様にも負けないくらいの神々しさ。
「・・・どうかな?」
「とても綺麗だ。」
「・・・恥ずかしいな。」
顔を赤くするリラ。
「さぁ、会場に行こう!」
俺も白いタキシードに着替え、屋敷の外に出る。
屋敷の外には国王専用の馬車が待っていた。
「これ、国王様の!?」
「借りてきた。
俺のお願いならと2つ目返事でオッケーしてくれたよ!」
「凄いね!
馬車なんて初めて乗るよ!!」
二人は馬車に乗り込む。
馬車はゆっくりと会場に向かう。
会場に着くと沢山の人が俺たちを迎える!!
二人が馬車から降りると大歓声が沸いた!!
『ウワァァァァァァァ!!!!』
「ミコト様ー!!おめでとう!!」
「リラーキレイだよー!!」
「私もあんなドレス着たーい!!」
「貴方!私もこんな挙式がしたいわ!!」
「きゃー!!ミコト様ステキー!!」
「僕のリラちゃんがぁぁぁ!!あんな優男にいぃぃ!!」
最期のやつ、いつもいるな!
まあ、後で拷問だな。
「み、皆!!」
思わず涙を流すリラ。
「さあ、中に入ろう。」
中に入るとそこには両親とリノちゃんとミイナがいる。
「リラ、綺麗になったな。」
ちょっと涙ぐむお義父様。
「リラ、いいなあ!ミコトちゃん、私も着たいわ!!」
お義母様、それはお義父様に言ってください。
「私もミイナとお手伝いするよ!」
リノちゃんとミイナがベールガールをやるのだ!
「リノ、ミイナ、ありがとね!」
「俺は先に行くから、リラはお義父様と一緒に入っきてね!」
そう言い残し、ミコトとリラの母は会場に入る。
準備が整った。
リラが父と一緒にチャペルに入る。
チャペルにはギルマス、カリナ、ギルドの皆、マリア一家、サーラ一家、ダイモン一家、王族と顔見知りのメンバーがリラを祝福する。
皆の拍手の元、父とゆっくり歩くリラ。
目には涙を溜めていた。
そして、ミコトの前で止まり、父親からミコトにリラが任される。
「ミコトさん、あなたは今リラさんを妻とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。
汝、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときもこれを愛し、敬い、慰め遣え、共に助け合い、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
「勿論、誓います。」
「リラさん、あなたは今ミコトさんを夫とし 神の導きによって夫婦になろうとしています。
汝、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときもこれを愛し、敬い、慰め遣え、共に助け合い、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」
「はい!誓います!!私はずっとミコトの傍に居ます!!」
「では、誓いの口づけを!!」
俺たちが口づけすると、皆が歓声を上げ、祝福してくれた。
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