第2章 ♯33 謎は全て解けた
「ミコト、礼をいう。王城を守ってくれて有難う。」
国王が俺に頭を下げる。
「俺はリラを救っただけです。」
「リラも巻き込んでしまった。私のせいだ。」
「そうですね。猛省してください。
リラに何かあったら王都を滅ぼしているところでしたよ。」
「こら、ミコト。そんなこと言っちゃだめでしょ?
めっ!!」
リラの可愛い〈めっ!!〉頂きました!!
毎日言われてもいい!!
「ははっ!最強の男も可愛いお嫁さんには勝てないんだね!」
くっ!リチャードめ!!
可愛いお嫁さんと言うのは認めよう。
「ミコト様!私の為に王城を守ってくれたのね!!
これはもう結婚するしかないわ!!」
エリザベスが抱きついてくる。
「ぎゃぁぁぁぁ!!違うって言ってんだろ!!」
と言いながらも、エリザベスのリラには劣るが、けしからんモノは堪能しておく。
「ミコト!今、姫様に抱きつかれて喜んでるでしょ!!」
リラがヤキモチ焼いて俺の腕をリラのけしからん爆乳で包み込む。
勝者、リラ!!!!
やはり、リラは最強だな!
「さて、私も仕事をしようかな?
サンダース公爵。貴方は何故王城を襲ったのですか?」
リチャードが正気に戻ったサンダース公爵に尋問する。
「ふん、王族を殺し、ワシが王になる為にきまっておるだろぉ!」
「ほう、王になってどうするんですか?」
「貴族第一主義な王都を復活させるのだ!!
王が平民に肩を持つのが気に入らぬからな!!」
「それはそれは、厄介な王ですね。
それでは平民の方々が苦しい思いをしてしまいますよ?」
「庶民なんぞ、苦しめばいいのだ!
貴族の為に死ねばいい!!
所詮は庶民なのだからな!!
庶民の今があるのは私達、貴族のお陰!!
それを誰も解っていない!!
国王、貴様もだ!!」
国王に吠えるサンダース公爵。
「お前さぁ、さっきも言ったよなぁ?
過去の栄光振りかざしてんじゃねえって。
俺から見たら、王族も貴族も平民と変わらないからね?
同じ人間なのに、何で偉そうにしてんの?
お前らなんて、平民が束になって襲ってきたら瞬殺されるからね?
我慢している平民の方が余程偉いからね?
調子に乗るのもいい加減にしろよ?
それともまた拷問にかけてやろぉぉぉぉかぁぁぁ!!
次は足も斬り落として、平民にボコボコにされ続ける拷問がいいなぁぁぁぁ!!!」
「ひぃぃぃぃ!!拷問怖い、拷問怖い・・・」
「ミコト、そんなこと言うと今夜にゃんにゃんしないぞ♡」
ミコトに耳打ちするリラ。
「はい、もうしません。
にゃんにゃんはします。」
ミコトの暴走を止めるのが上手くなったリラ。
ちょろいミコト。
「因みに王都にモンスターを襲わせたのも貴方ですか?」
「ああ、そうだ。
最近手に入ったワイルドビッグボアの強さを確かめる為になあ。
ついでにギルドも潰してやろうと思ってな!
その男が思ったより早く帰ってきたのが誤算だった。
前に村を襲わせたときはうまく行ったのに!!」
村を襲った?
「おい、襲った村と言うのは王都と悪魔の森の間にある小さな村じゃねえだろうなぁ!?」
「・・・その村だ。王都を襲う前の実験で襲わせたのだ!
あんな小さな村、無くなっても誰も困らんだろ!?」
〘エレクトリックショック〙
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
サンダース公爵を感電させるミコト。
「ミ、ミコトいきなりどうしたの!?」
「俺は王都に来る前、小さな村にちょっとの間、居たんだ。
今は皆元気に暮らしてる。
皆笑顔だ。
だけどな、俺が訪れた時は滅びそうな村だった。
村人はモンスターに襲われ、男の人は殆ど死にかけて居た。
偶々俺が立ち寄ったから助かったが、もし俺が遅かったら、あの人達は・・・死んでいた。」
「ま、まさか、その村が・・・」
「そうだ。
このクソが実験で襲った村だよ!!」
ずっと引っ切っていたものがやっとわかった。
周りに何もなく、モンスターも居ない村が何故襲われたのか。
・・・こいつだったんだ!
「ぎゃぁぁぁぁ!ぞんなぶら・・・どうでもいいだろ・・・やべでぐれえ・・・」
「そんな村だと!?村人だって貧しいながらも、ちゃんと生きてるんだぞ!!
何も罪の無い人を苦しめやがって!!
・・・お前にも同じめにあわせてやるよぉぉぉぉ!!!」
〘テイム!熊五郎&熊美!!〙
目の前にカイザーキングベアが2匹現れる!!
『ぎゃぁぁぁぁ!!カイザーキングベアだァァァァァ!!』
《あ、アニキ!!もう喚んでくれたんすね!!》
《そんなに美しい熊の熊美に会いたかったのね!!》
『ぎゃぁぁぁぁ!!しかも喋ったァァァァ!!!』
「いきなり喚んで悪かったな。
俺は今、機嫌が悪いんだ、そいつのせいでな。
だからそいつと遊んでやってくれないか?
・・・殺さない程度になぁ!!」
俺は感電を解く。
「ひぃぃぃぃ!!!やめてくれ!!助けてくれぇぇぇぇ!!」
「村人もそう言ってたんじゃないのか?
それでもお前はやめなかったんだろ?
これが村人の苦しみだ!
・・・存分に味わえよぉぉぉぉ!!!
いけ、熊五郎&熊美!
じゃれるだ!!」
ポ○モンさながらの命令だ!!
〈〈グォォォォォォ!!!!〉〉
「ぎゃぁぁぁぁ!!!たすけてぇぇぇぇ!!!」
熊五郎&熊美はサンダース公爵を弄ぶように甚振った。
「ミコト、あのカイザーキングベアは・・・?」
「あれは俺の森の友達だ。
昨日はあの2匹と一緒に狩りしてたんだ。
後でちゃんと紹介するよ!」
「う、うん、有難う・・・。」
「おい、ミコト、そろそろ・・・
あいつもう白目向いて粗相をしてるぞ、下半身に。」
「ちっ、熊五郎&熊美!
次はこの脳筋ゴリラだ!!」
「ちょぉぉぉ!!いやいやいや、俺何もしてないからね!
ホントにやめてくれぇぇぇぇ!!!」
走って逃げるシリウス。
「ありがとな!
また今度遊びに行くからな。」
《その時はまた料理おなしゃァァァァす!!》
「あ、この天使が俺の嫁のリラだ!」
「よ、宜しくお願いします・・・。」
《あら、ミコトさんの嫁はきららちゃんだと思ったのに。
ミコトさんモテるのね!》
「きららは狼だろ!
狼とは流石に結婚出来ないだろ!?」
《そうなの?でも、獣人になったら出来るじゃない?》
「は?」
《まあいいわ!リラさん、また会いましょうね?》
「あ、はい!私も遊びに行きますね。」
そうして熊達は森に戻っていった。
「ミコト殿はテイムも出来るのか。
正に最強だな。
カイザーキングベアが出てきた時は死を覚悟したぞ。」
ルミさんが俺に言う。
「まあ、基本何でも出来ますからね。
あの王城も一瞬で消し炭にできますよ?」
「絶対にやめてくれ。
頼むからやめてくれ。」
「ちっ!」
「舌打ち!?」
「国王、これからどうするんですか?」
「公爵も捕まった。
これを期に貴族制度を無くそうと思う。
ただ、そうなると、問題は貴族。
全員が反対し、暴動が起きるだろう。
そして、国民もだ。
貴族が平民に戻ったらここぞとばかりに貴族を攻撃するだろう。
急にそうするのはリスクしかない。
ミコトよ、何かいい策はないか?」
王の言っている事は確かだ。
いきなりやるのはリスクだらけ。
それは革命ではない。
前の世界ではどうだったっけ?
日本で言う王は天皇か?
すると、貴族は?
あ、これはどうかな?
「じゃあ、投票制にしましょう!」
「はて、投票制とは?」
「数カ月に一回、王族、貴族、兵士、大商人。
それぞれに平民が投票します。
その貴族が貴族に相応しいか。
平民に決めて貰います。
貴族は国の為に働いて無いと平民落ち、兵士も階級を下げる。
大商人は店を取り上げるとか。
勿論、王族もね。
国の為に何もしないで威張ってるクソ貴族は平民になって苦しめばいいんですよ。
どうですか?」
「それは良い策かもしれん。
だが、平民以外が納得するとは思えんな。」
国王が悩みながら俯く。
「勿論、平民以外に反対はあるでしょう。
だから、メリットも付けましょう。
沢山の票を何回も集めた者は
兵士、商人は、貴族になれるチャンス。
貴族は公爵になれるチャンスがあれば頑張るかも知れません。
あ、王族にはメリット無いですからね。
国民の為に働くのは当たり前なので。」
「確かにメリットがあれば、賛成するものも増えるかもしれん。
しかし、それでも反対するものがいたら・・・」
「後は皆さん大好きな王命を使えばいいじゃないですか。
私欲のための王命なら潰しますが、国の為の王命なら良いんじゃないんですか?」
「父上。これは良い策だと私も思います。
やってみませんか!!」
「・・・わかった。
やってみよう。
やって見て、悪いところは改善しよう。」
「じゃあ、民主主義目指して頑張ってください。」
「民主主義とは?」
「簡単に言うと国民第一主義ですよ。」
「なるほど。
気に入った。
我がダリル王国はこれから民主主義を目指す!
皆、協力してくれ!!」
『ウォォォォォォォォ!!!!』
「さて、リラ、帰ろ!
皆心配してる。」
「うん!」
「わ、私も一緒に行ってもいいわよ!?」
「エリザベスは今から民主主義について会議するから参加しようね?」
「いや!お兄様、離して!
私はミコト様と一緒にラブラブしたいの!
駄目、引っ張らないでぇぇぇ!!」
リチャードに引きずられ王城にかえるエリザベス。
頑張れ!
今後の王都は君にかかってる!!
こうして、俺達は屋敷に戻った。
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有難うございます!!
もうすぐ、王都編は終わりになります。
次はどこにしようか考え中です。
これからも、応援宜しくお願いします!!




