第2章 ♯32 可愛いは最強
リラの喉が切り裂かれた!
〘パーフェクトヒール〙
切り裂かれた喉が一瞬で回復する。
「何!?」
「リラ走れ!!」
リラはこちらに走ってくる。
俺はリラにされている猿轡を取る。
「ミコト、助けに来てくれたのね!!」
「リラ、済まない。俺のせいで・・・」
「今迄まで何処に・・・?」
「森で狩りをしてたら夢中になって・・・」
「はぁ!?ほんとに!?
何処かに女の人を囲ってるんじゃ!!」
「してない!そんなこと、絶対にしない!!
証拠もある!!」
「・・・無事で良かった。」
リラは俺に抱きついてきた。
けしからん柔らかさに癒やされる・・・
「貴様ら!わしを無視するんじゃない!!
くそっ、人質をとりかえされたか!
だが、しかし、ワシにはスキルがある!
バカな貴様のお陰で王城を支配出来る力が手に入った!!」
「俺のお陰だと?
何のことだ!?」
「ぐふふふ、ワシにくれたではないか、ワシの可愛いカイザーキングベアちゃんをな!!」
サンダース公爵の後ろにカイザーキングベアが2体が召喚される!
〈グォォォォォォ!!!〉
「さあ、あいつらを殺せぇ!!」
俺とリラに迫ってくる熊達。
〘トールハンマーレイン!!〙
〈バリバリバリバリバリバリ!!〉
激しい雷土により、熊達は瞬殺され、素材に変わる!
「熊如きで粋がるなよ。
こんなモンスター瞬殺できるんだよ。」
「くく、これでは終わらんぞ。」
すると、先程倒した熊達が復活する!!
「アンデッドモンスターは素材ある限り何度も復活するぞ!」
「そしたら、何度でも倒してやるよ。」
「やれるもんならやってみるがいい!!」
それから、倒しては復活するの繰り返しだった。
「はぁ、はぁ、はぁ。」
「リラ、無理するな。
魔力切れるぞ!!」
「でも、私も、ミコトを助けないと・・・!」
「やっと魔力切れか!」
「どうせ、これが狙いだと思ったよ。」
「なんだと!?
はん、どうせ負け惜しみだろう?
貴様も魔力が切れて、カイザーキングベアちゃんの餌になればいい!!」
「は、やっぱりお前馬鹿だな。
俺はまだ魔力を100分の1も使ってないぞ?」
「何だと!?
嘘をつくんじゃない!!」
「何ならやってみるか?
まあ、俺はもう飽きたからな。
・・・そろそろお前を殺してやるよぉぉぉぉ!!
てめぇさっきっから調子に乗ってるようだが、お前がリラの喉を切り裂いたこと許しちゃいねぇからなぁぁぁぁぁぁ!!」
次の瞬間、ミコトは熊を刀で一刀両断する。
熊が素材に変わる。
すぐさま、ミコトは素材を消し炭にする。
「わ、ワシの、可愛いカイザーキングベア達がぁぁぁぁ!!!」
「茶番はここまでだ・・・。」
ミコトはサンダース公爵の両腕を斬り落とす。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
ワシの腕がぁぁぁぁぁ!!!」
「これでもうスキルは使えない、ざまあみろだな。
さてと・・・
拷問の始まりだァァァァ!!!!」
「ひぃぃぃぃ!!!」
〘影縫い〙
「うぐっ!!」
ミコトはサンダース公爵を拘束させる。
〘サウザンドエアロスラッシュ〙
何千もの風の刃がサンダース公爵を取り囲む!
「致命傷を避けてじわじわと皮膚を切り裂き、皮を削いでいけ・・・」
その号令とともにゆっくりと風の刃がサンダース公爵の皮膚を切り裂いたり、削いだりとサンダース公爵を傷め続ける。
「ぎゃぁぁぁぁ!!痛いぃぃ、止めてくれぇえぇえぇ!!死んでしまうぅぅぅぅ!!!」
「まだだぞぅ・・・リラを傷つけた罰を味わえ・・・。
大丈夫だ・・・所々で回復してやる・・・。お前はまだまだ死なせねえよ・・・。
死んだほうがマシっていう位、苦しめぇぇぇぇぇ!!!」
「ぎゃぁぁぁぁ!!死ぬぅぅぅぅ!止めてくれぇえ!やるしてくれぇぇぇ!!」
〘ハイヒール〙
サンダース公爵の傷が治る。
治った瞬間また傷つけられる・・・。
それを繰り返される。
それは死んだほうがマシだというくらいの拷問であった。
《リラ、そろそろ止めないと。
もう録画は充分できたわ。
因みに理性はとっくに失っているわ。》
「録画・・・?
はっ!そうだ!止めないと!!
余りの残酷さに我を忘れてた!!」
リラは後ろからミコトを抱きしめる。
「ミコト、もう終わりよ。
止めて。私の好きなミコトに戻って。
・・・御主人様、お願いにゃん♡」
「にゃあぁぁぁぁぁ!!
可愛いぃぃぃぃ♡♡♡♡
喜んでぇぇぇぇぇ♡♡♡♡♡♡♡♡」
速攻で理性を取り戻すミコト。
リラはミコトの戻し方をわかるようになった!
(まさか、これが効くとは・・・ミコト、ちょろすぎるよ・・・。)
「リラにゃん、今夜もにゃんにゃんしてぇぇ♡」
「はいはい。取り敢えず、この場を何とかしようね?」
「あ、忘れてた!」
俺は全てを解き、サンダース公爵をアイテムボックスから出した縄で縛る。
サンダース公爵は拷問のショックでガタガタ震えている。
俺達は城から出る。
皆が王城の前に居た。
「あれ?何してるんですか?」
「何してるじゃねえよ、終わったのか?」
「これのこと?」
「ひぃぃぃぃ!怖い、痛い、やめてぇぇぇ。」
サンダース公爵はおかしくなっている。
「・・・えっと、ミコトさん、今度は何やったのかな??」
シリウスが恐る恐る聞いてみる。
「うーん、拷問したみたいだけど、あんまり覚えてない。
気付いたら、可愛いうちのにゃんこが甘えていたからね!!」
《マスター、映像公開お願いします。
さっきのリラのお願いにゃんを録画しておきました。》
な、なんだってぇぇぇぇぇ!!!!
早速みるしかないじゃぁぁぁん!!
いつ見るの?
今でしょぉぉぉぉぉぉ!!
〘映像公開〙
皆の前に大画面が現れる。
画像では先程ミコトがサンダース公爵にした拷問の一部始終が映し出された。
傷められ続けるサンダース公爵の姿に全員が青ざめる。
誰も言葉を発する事が出来ない。
Ririぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!
またやりやがったなァァァァァ!!!
皆、ドン引きじゃねぇぇぇぇぇかぁぁぁぁ!!!
《そりゃあ、あんな拷問ドン引きですよ。》
じゃあ見せるなぁ!!!
こうして、公爵の策略は潰された。
今回も見て頂き有難うございます!
やっと公爵を潰すことが出来ました。
王都編はまだ続きます!!




